キューティ・ブロンドを観た

色々あって急遽キューティ・ブロンドを観に行きました。
シアタークリエ ミュージカル『キューティ・ブロンド』
よかった。めっちゃよかった。
ここ1週間ずっとサントラ聴いています。
最高。

主人公はブロンドの女の子エル。
プロポーズされるかと思ったデートで彼氏ワーナーに「上院議員を目指す自分の妻としてブロンド娘はふさわしくない」と振られ、ワーナーの望む女になろうと猛勉強しワーナーが通うハーバードロースクールに合格。
しかしワーナーには既にロースクールに新しい彼女がいて、エルは見返し奪い返すために一人前の弁護士を目指して奮闘していくという話。

何が良かったのかというと、エルがとにかくポジティブで周りまで幸せにしていく存在なこと。
ポジティブで周りまで幸せにしていく物語が大好きです。
ラプンツェルの「I’ve Got a Dream」のように、荒くれ者に夢を追わせるような存在。
弁護士になろうと他者を蹴落としても勝つような固い世界の中で、自分のカラーを消すことなくポジティブに突き進むエルが、弱肉強食すら変えてみんなを幸せに変えていく最高に心地良いストーリーでした。

プリンセスは「ロイヤル」に変わる。ソフィア最終話が見せた新境地|舞浜横丁とか、最近「プリンセスはこうあるべき」みたいな像について語っていますが、根底にあるのは最近のディズニーの「プリンセス」マーケティングのもやもやです。
プリンセスという名前に色々着せすぎだろう、プリンセスじゃないやつ混じってるだろうと。
Dream Big Princessではプリンセス呼称を自ら否定したモアナを担ぎ上げ、単なる夢見る女の子という意味に変えてしまうのは変だろうと。
お姫様として扱うなら責任のある「ロイヤル」であるべきだというのが今の結論ですが、そもそもプリンセスという括りをやたら拡大するマーケティングがおかしいのです。
今の「ディズニープリンセス」に着せている夢とかは王家とか全く関係なく、本来プリンセスではなくヒロインの意味で使うものでしょう。
そういう視点で見たときにエルは完璧なヒロインです。
自分のその時の夢を追いかけ続け、自分のカラーを守り、周りにも影響を与える明るさを持つ。
深いこと考えずに主人公を思いっきり応援して自分まで幸せをもらえるような、まさにキューティ・ブロンドのような物語を求めていたんだと気付きました。

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