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「Playdate with Winnie the Pooh」第1話を公開

ディズニージュニアの新シリーズ「Playdate with Winnie the Pooh」がスタートしました。
公式YouTubeで第1話が公開されています。

2分のミニシリーズで、プーたちが子供になった世界を舞台にしています。
第1話は三輪車の乗り方について。
プーはピグレットから三輪車の乗り方を習います。
ピグレットも三輪車で転んだトラウマを克服していきます。
乗り方は歌で説明。
TryとTricycleが掛かった歌です。

派生シリーズの「Me & Winnie the Pooh」も公開。
もっと短時間のシリーズかと思っていましたが、「Playdate with Winnie the Pooh」と同じ2分のようです。
初回は、Vlog形式で、プーが自己紹介をしています。
プーもピグレットもこれまでとまるで異なるツリーハウスに住んでいるようですが、舞台は100エーカーの森だそう。
友達紹介では、「ビー」という新キャラクターが登場。
ゴーファーのような姿なので地リスでしょうか。
なお、みんな子供になっているので、カンガは登場してもルーは登場しない模様です。

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでは、記念イベント「Disney Junior Playdate」に出演。
パレードでは、ミッキーとミニーの間にプーが立つ主役優遇です。
普段パークに出ているプーですが、服が新シリーズと同じパーカーになっています。

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プーが子供になる新シリーズ「Playdate with Winnie the Pooh」8/18放送開始 予告編を公開

ディズニージュニアの新シリーズ「Playdate with Winnie the Pooh」の予告編が公開されました。
プーたちが子供になって一緒に遊ぼうといった趣旨のミニシリーズです。

よりずんぐりむっくりした姿のプーは、白目があり、赤い服もパーカー風になっています。
また、声は子供っぽくなっており、声優がジム・カミングスから大きく変更されました。
ティガーがハーモニカを習ったり、ピグレットと凧揚げをしたり、イーヨーが絵の具で遊んだり、ラビットがアボカドを食べたり、カンガとかくれんぼをしたりする内容になります。
カンガも子供になるため、ルーが出てこない模様。
視聴者獲得よりも、この絵柄で子供向けグッズ展開をしたいという意図がダダ漏れです。

予告編の左下にはロゴが出ていますが、冒頭は「Me and Winnie the Pooh」、途中から「Playdate with Winnie the Pooh」になっています。
本編は「Playdate with Winnie the Pooh」で、それを1〜2分により短くし、ディズニージュニアのCM中に挿入できる形にしたものが「Me and Winnie the Pooh」のようです。

米国での初回放送は8月18日。
第1話は「Harmonica」。
3日連続放送で「Mystery Jar」「Cardboard Box」と続くようです。
ディズニープラスでも配信予定ですが、配信日は発表されていません。

初回放送から3日間、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートでは、「Disney Junior & Friends Playdate」というイベントが開催されます。
ディズニージュニアのキャラクターがパレードをするなどいくつかのコンテンツが展開されます。
開催日とイベント名からしても、「Playdate with Winnie the Pooh」を中心としたイベントなのは確かでしょう。
初日には「Playdate with Winnie the Pooh」プレミア上映も行われます。
パレードにはプーとティガーも出演します。ソフィアと同じパレードに出るの個人的にアツい。

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プーミュージカルが日本上陸「ディズニー くまのプーさん」2024春上演


新作ミュージカル「ディズニー くまのプーさん」の日本初演が決定。
2024年春にジャパンツアーが公演されます。

「Winnie the Pooh: The New Musical Adaptation」として、2021年10月にオフブロードウェイで公演が始まったもの。
その後全米ツアーやロンドン、オーストラリア公演が行われています。
日本で「はちみつの日」に発表されたため、本国側が夜でまだ反応していませんが、恐らく初の非英語圏での公演になります。


アメリカ公演より© 2023 Disney, All Rights Reserved

このミュージカルは、パペットを用いたミュージカルを得意とするロックフェラープロダクションが制作。
ディズニーシアトリカルグループが協力している、ディズニーのオフィシャルな公演です。
音楽はシャーマン兄弟のものを使用しているのも売りになっています。

全米ツアーでは、小さな劇場を1日単位で回っており、ファミリー向けの小規模なもの。
昔あった「ディズニーライブ」のような規模感でやるのではないかと思います。
そのうち日本に来そうだけれど言語の壁がなと思っていたら、意外と早く来ました。

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「くまのプーさん FAN BOOK」に寄稿しました


「くまのプーさん FAN BOOK」が、講談社から2023年8月3日(木)に発売されました。
ムック内のコラムに寄稿しています。

2022年10月号から、ディズニーファンのプーのコーナー「プーさんのこと、いろいろ」に、不定期でコラムを書いています。
プー棒投げ、吹替声優、バーニー・マティンソン追悼など、「いろいろ」にも程があるだろうというくらい書いています。
そして今回わディズニーファン編集部から、プー史上初のファンブックが発売されるということで、結構な量のコラムを寄稿しました。


「くまのプーさん FAN BOOK」は、可愛い表紙を開くと、プーたちのキャラクターをイラスト満載で紹介しています。2章では映画をベースに、また画像いっぱいで物語を紹介。最後の章には季節ごとの装いを楽しむプーたちのイラストコーナーもあります。プーの可愛いイラストをたっぷり楽しめる一冊です。
そんな可愛いイラストの間に、がっつりコラムが入っています。
僕は、3章「ウォルト・ディズニーとくまのプー」「東京ディズニーランドのプーさん」、4章「A.A.ミルンと息子の物語」「原作のお話から〜選り抜きエピソード」、5章「プーのトリビアA to Z」を寄稿しています。
他にも、日本で発売されたプーグッズの歴史をメーカーインタビューで巡るコラムや、音楽や英語についてディズニーファンでおなじみのライターが書かれたコラムなど、かなり興味深いページが続きます。

ディズニーファンでは、2001年4月増刊号で「くまのプーさんスペシャル」としてプーだけの増刊号を出しました。当時はプーさんのハニーハントのオープン直後で、パークを中心に旬の話題に重きをおいた一冊でした。
今回はムックとして、より保存版の意味合いが強まっています。
プーは原作に関する書籍は出ていますが、ディズニープーの歴史をまとめた資料はほとんどありません。それがディズニーファン責任編集の形で出版されることは意義あることだと思っています。
ディズニープーのコラムは、ウォルトとプーの出会いからプー僕まで、全劇場公開作品を取り上げながら60年の歴史をまとめています。前章の可愛い映画ストーリー紹介と合わせて読めるのも、ディズニーファン編集部だからできることです。
原作のコラムも完全書き下ろしでまとめました。原作の歴史を見る資料は何冊もありますが、ミルンが書いた物語がディズニープーに繋がるという歴史を踏まえた上で、原作とディズニーを繋ぐように書いています。
トリビアはAtoZ形式で、コラムに収まらないプーの話題を集めました。
これまでプーについて学んできたことの集大成のようなコラムにできたと思います。
可愛い見た目のムックですが、そこらへんの新書よりも「プーのすべてがわかる」と名乗れる内容です。
ぜひ読んでいただければとても嬉しいです。

「くまのプーさん FAN BOOK」
ページ数:96ページ
オールカラー・カバー付き
定価:2750円(税込)

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ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2023 を観た

「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2023」を観ました。

通称「春オンクラ」は、秋に行われるメインのディズニー・オン・クラシック全国ツアーに対して、ガラコン形式で行われています。
2020年からリニューアルし「Disney on CLASSIC Premium ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ “ザ・コンサート”」として開催されるはずでしたが、コロナで中止に。
そして2021年から「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの」とタイトルをオンクラに戻しつつ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(WDAS)との共同制作体制になりました。
秋のオンクラは、2020年になんとか開催するも、海外からのキャストが来日できないため、日本人シンガーと日本人指揮者を採用しての完全日本人公演になりました。その後も日本人公演が続きましたが、2022年秋から外国人シンガーが復帰。春はどうなるのかと思っていたところ、春は日本人体制が継続となりました。
コロナを経て、秋のメインツアーは来日キャストで、春はガラコンで日本人という、棲み分けがよりはっきりする形となりました。

そんなわけで春オンクラ2023。
映画をそのままオーケストラで演奏するシネマコンサートが定着してから、オープニングロゴから生演奏になるのが定番になりましたが、今回はDisney100ロゴ。
Disney100ロゴを生演奏で聴けるだけで、既に大満足です。

WDAS制作の映像を流すのもコンサートの売りになっていますが、オンクラはシネマオーケストラと異なり、映像に合わせて演奏するのではなく、静止画ベースで音楽に合わせてスライドショーのようにスクリーンが切り替わっていきます。
また、組曲もオリジナルで、今回は『ズートピア』や『ベイマックス』を演奏。『ベイマックス』はエンドソング「Story」もやりますが、それはもう普通のコンサートなのでは。

最近のWDAS定番作品の中に入ってきたのが『バンビ』でした。
秋のメインツアーでは、第2幕に1つの映画をピックアップして全サントラを演奏します。
ただ、全サントラ演奏というコンサート最大の引きにする以上、第2次黄金期以降のミュージカル作品が取り上げられます。
春オンクラはガラコン形式のため、『バンビ』のようなミュージカルでない古い作品も、数曲ピックアップして演奏してくれます。
そういえば『バンビ』の細かい部分まで覚えていないなと気付かされ、ディズニープラスで見直そうと思えるあたり、WDASコンサートの意義が出ています。
そして、『バンビ』制作背景の解説も入ることで、後にピックアップされる『ライオン・キング』へとつながるディズニーの歴史になっているのも見事です。

第1幕最後は『ファンタジア2000』から火の鳥。
クラシック音楽をそのまま演奏するので、ファンタジアがオンクラ向きなのは当然といえば当然です。
『バンビ』の一連の音楽と映像を見た後に「火の鳥」を見ると、ディズニーの自然アニメーションの歴史も感じさせます。
オープニングにDisney100ロゴがあったのもあいまり、ディズニーの100年にわたる歴史を音楽を通して感じられる、オンクラの醍醐味のような構成でした。

そして、メインの『ライオン・キング』です。
秋のように全曲というわけではありませんが、ミュージカル曲を中心に映画の展開をなぞるように演奏されていきます。
ここまできて、『バンビ』『火の鳥』『ライオン・キング』と、バンビと火の鳥は森が火災に遭い、ライオン・キングもサバンナが荒廃。そして自然が再興していく様が、重なっていきました。
この3作品が共通した姿を描いていることに、初めて気付かされました。
音楽を通してディズニーアニメーションに新たな視点を与えてくれるのがオンクラですが、今回はディズニー100年間の縦串でも新たな視点を与えてくれました。

そしてアンコール。
オンクラは「星に願いを」の合唱が恒例です。
2020年秋のオンクラでは、コンサートという文化をギリギリ繋ぎ止めたことの象徴として流れたのが印象的でした。
しかし、会場の合唱はもちろんできず。
それ以降、2021春、2021秋、2022春、2022秋と、「心の中で歌ってください」というコンサートが続いてきました。
それが今回、3年半ぶりに、会場の合唱も復活。
会場全体が一緒に「星に願いを」を歌う日が帰ってきました。
『バンビ』『火の鳥』『ライオン・キング』と描いてきた、自然との対峙による消失と復活の物語が、コンサート会場が紡ぐストーリーと重なり合う瞬間でした。
ディズニーが100年かけて紡いできた物語が普遍的なものであり、現代でも地に足のついたものであることが体感できる、ものすごい空間になりました。

生で体験するからこそ実感できる、エンターテイメントの力強さがはっきりわかる、これまでのオンクラの中でも格別の体験でした。
今や日本は、本場アメリカをも凌ぐほどのディズニーイベント大国になっています。
そんな中で、20年前から様々なプログラムを作り続けてきたオンクラだからこそ、イベントが途絶えた2020年でも糸を紡ぎ続けたオンクラだからこそ、2023年春という新たな節目に作れた構成だと思います。

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