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「 くまのプーさん 」 一覧

プー99周年はちみつの日 テーマは「ずっと、プー友と。」

8月3日は「はちみつの日」。
プーは原作記念日でも映画公開日でもなく、毎年夏休みのこのタイミングでキャンペーンが展開されます。


2022年からは「がんばり屋さんに、プーさんを。」をテーマにキャンペーンが展開されてきましたが、今年はテーマを変更。
「ずっと、プー友と。」になりました。
“常に励まし合い、かけがえのない友情を育むプーさんと仲間たちのように、世代を超えてより多くの方々に「プー友」の一員となってプーさんの魅力を感じ、好きになっていただきたい”とのこと。
SNS人気からグッズとしても多く発売され始めた、2011劇場版のプーたちの表情を用いた展開で、同デザインの「プーさん友の会」デジタル会員証を発行。
デジタル会員証を推し活に活用してみてほしいそうです。どこでどう活用できるのかはよくわかりません。

1926年10月14日に原作が発売されたプー。2026年で100周年を迎えます。
来年で100周年という非常に重要なタイミング。
3年後に100周年を迎えるミッキーは既に大きなキャンペーンが始まっていますが、周年が差し迫ったプーはこの調子で大丈夫なのか。

とはいえ物販最強キャラクターであることは変わらず。
この夏は3つの百貨店催事が展開されます。
「くまのプーさん 100エーカーの森フェスティバル」阪急うめだ本店 7/30〜8/11
「ディズニー『くまのプーさん』おひさまマーケット」そごう横浜店 8/1〜8/13
「くまのプーさん DISNEY WINNIE THE POOH FESTIVAL 2025」札幌三越 8/1〜12、銀座三越 8/27〜9/8
どれも毎年恒例の催事で、別シリーズの催事が3本並走するという異常な物販の強さを見せてくれています。

夏はディズニーストアでのプーグッズも発売予定。
ミュージカルくまのプーさんも、8月から関東公演が始まります。
100周年に向けてなんとしても盛り上がってほしいです。

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くまのプーさん おひさまマーケット2025がスタート


くまのプーさん おひさまマーケット2025が開幕しました。

プーの催事イベントで、毎年デザインが変わって全国巡回します。
例年、西武池袋からスタートしていましたが、今年はあべのハルカスで開幕です。
運よく大阪に行く機会があったので寄りました。
この後は全国を回っていきます。だいたい予告がギリギリ。
プーの催事は、毎年銀座三越でも別途行われるので、毎年2本の催事イベントが並走するという、相変わらず物販だけめっぽう強いキャラクターです。


おひさまマーケットは、毎年デザインが変わります。
第8弾の今年は、お花がテーマのデザイン。
最近では珍しめの3Dタッチのアートです。
花束を持ったプー、頭に花を乗せたイーヨーなどのデザイン。
さらに今年はランピーも登場します。
ランピーもデビュー20周年だしね。


グッズはイベント限定グッズが登場。
市販のグッズも販売しています。
「くまのプーさん FANBOOK」も扱っていました。


グッズ販売はもちろん、フォトスポットが豊富なのも特徴のイベント。
100エーカーの森の草原が広がっているようなフォトスポットです。
ランピーも珍しいですが、花がテーマということで『ルーの楽しい春の日』も。
イースターをテーマにした物語である『ルーの楽しい春の日』は、本編シーンのアートパネルも売っています。
この映画のグッズが出るなんて
やたら珍しいアートで溢れたイベントになっています。

来年はプー原作デビュー100周年。
何か盛大に行われることに期待しています。

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新作ミュージカル「ディズニー くまのプーさん」2025年は全国6都市公演


©DISNEY 撮影/鈴木健太

新作ミュージカル「ディズニー くまのプーさん」の2年目となる2025年ジャパンツアーの詳細が発表されました。
2025年5月の名古屋から、大阪、福岡、東京、埼玉、横浜と全国6都市を巡ります。

2024年は4月から7月にかけて、東京・愛知・千葉・大阪・埼玉・宮城・神奈川・福岡・広島・静岡の10都市で公演され、11月に新国立劇場で追加公演が行われました。
2年目は公演都市がだいぶ減りましたが、そもそも2年連続でやると思っていなかったので驚きです。

新たな施策も。
各都市で未就学児が入場できない「夜の森回」を設定。内容は同じですが、大人が静かに鑑賞するような回になるのでしょう。
また、大阪と横浜では、ディズニー★JCBカード貸切公演を実施。貸切公演ではスペシャルアフタートークとして、ものしり博士オウルと「くまのプーさん」の音楽解説&一緒に歌ってみよう!が行われます。

チケット価格は1年目と変わらず。S席5,500円、A席3,500円。
前方席で、終演後のキャスト撮影特典がついた、VIB席(Very Important Bear Seat)は9,500円です。

キャストは一部変更。
くまのプーさん:横山達夫、養田陸矢、岩田大輝
ピグレット/ルー:新田恵海、石橋佑果
ティガー:風間由次郎、伊藤広祥
イーヨー/オウル/ラビット:鈴木たけゆき、深堀景介、岩田大輝
カンガ:渡辺七海、澤田美紀
クリストファー・ロビン:櫻井碧人、村山董絃、笹本旭

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アッシュダウン・フォレスト紀行「プーの故郷を訪ねて」をディズニーファンに寄稿しました

ディズニーファン10月号が発売されました。
プーの不定期連載「プーさんのこと、いろいろ」にまた寄稿しています。
早いもので寄稿し始めてから丸2年になりました。

今回は「プーの故郷を訪ねて」。
イギリスのアッシュダウン・フォレストを、見開きで紹介しています。
描き起こしてもらった地図と、2017年に撮影した写真で、紀行っぽいページになりました。

原作者A.A.ミルンはロンドンで暮らしていましたが、アッシュダウン・フォレストに「コッチフォード・ファーム」という別荘を購入。週末や休暇などをアッシュダウン・フォレストで過ごすようになりました。
息子のクリストファー・ロビン・ミルンは、別荘の前の広大な森で、自分のテディベア、ウィニー・ザ・プーたちと一緒に遊んでいました。
その様子をA.A.ミルンが物語にしたのが、「クマのプーさん」です。
そんなわけでアッシュダウン・フォレストが100エーカーの森のモデルなわけですが、モデルという表現では遠すぎるかなと思うほど、アッシュダウン・フォレストと100エーカーの森は交わっています。
この辺り、『プーと大人になった僕』での表現が上手いのですが、アッシュダウン・フォレストの別次元にあるのが100エーカーの森というイメージです。

偶然ですが、プー連載の前のページには、「アナ雪の故郷ノルウェーを訪ねて」が掲載されています。
アナ雪は建物や衣装のデザインがノルウェーの伝統模様から取り入れられています。
ディズニーではそういった実際の世界を、独自の世界に落とし込んでいます。
一方でプーは、もっと地続きのクリストファーとプーの冒険が、そのまま100エーカーの森になっています。
その違いも聖地紀行の面白いところだなと思います。

風間俊介さんのファンタジースプリングスガイドブックも付録になっているので、そのついでにプーのページも読んでください。

そして「くまのプーさん FAN BOOK」も発売から1年が経ちました。
まだ買っていない方はぜひ。
http://disneyfan.kodansha.co.jp/mook/62115.html

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プー原作の著作権が切れてホラー映画が作られたが、キャラデザ元のディズニーは著作権が切れていない

原作「クマのプーさん」の著作権が、米国で2022年で切れ、パブリックドメインになりました。
2年後の「プー横丁にたった家」も同様に2024年でパブリックドメインになりました。
これを受けて、プーのホラー映画が制作され、低予算映画にしてはヒット。
しかしラジー賞を総なめにするクオリティでした。とはいえヒットしたので続編が制作。さらにユニバース化も計画されているそうです。

色々とニュースにもなっていましたが、原作の著作権は切れてもディズニーの著作権は切れていません。
参考:くまのプーさんは何がパブリックドメインになったのか
そしてプーのホラー映画はどう見ても原作ではなくディズニーのデザインをモチーフにしています。

そんな中、続編が日本公開されるタイミングで、監督へのインタビューをしました。
【プー2】前作がまさかの大ヒットで続編公開!監督に聞いた「マニアックなこだわり」 – ウレぴあ総研
監督からはっきりと、キャラクターデザインは著作権の切れていないディズニーがモチーフだと言われました。
つまりエスケイプ・フロム・トゥモローなどと同じように、ディズニーが無視をしているだけで、別に著作権を回避しているわけでもない(そして話題性だけでつまらない)映画だということでした。
一方で、脚本上はディズニーの著作権を侵害しないようにしているとも回答。原作の背景をベースにした設定も取り入れられています。

本人たちに聞けばここまで明言するのに、煽った宣伝に乗せられてパブリックドメイン化で合法的に映画化されたかのように報道するのはどうなのでしょうか。
そして、提案してきた編集も、この内容で通した宣伝も、普通に答えた監督もすごい。みんなありがとう。

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