*

プーやのひとりごと 86


毎年恒例の1年間振り返りです。
今年ほんとに公開記事が少なかったですね。すみません。

人気記事トップ5

『トイ・ストーリー4』が投げかける新たな「おもちゃ」の定義
「悪魔バスター★スター・バタフライ」シーズン4で終了が決定。放送は3月から
ちいさなプリンセス ソフィア最終回の1曲目「A Big Day」が名曲
プリンセスは「ロイヤル」に変わる。ソフィア最終話が見せた新境地
TDRイベントショーの暑さ対策

おもちゃ論

一番読まれたのは『トイ・ストーリー4』を観る前の話でした。
羽生結弦選手の話題に関連して「人形メディア学講義」の菊地浩平さんがライブドアニュースに寄稿。
その議題が当時出ていた『トイ・ストーリー4』予告編で考えていたことにリンクしていたので、おもちゃの定義論を書きました。
Twitterトレンドの関連リンクに載ったらしく、ディズニー以外の方々にも読まれる珍しい展開に。
プーとトイ・ストーリーには重大な共通点があり、子供がおもちゃで遊ぶことに対する考えは両作で描かれてきたテーマです。
フォーキーがゴミから誕生し、おもちゃなのかゴミなのか問うのはトイ・ストーリーシリーズが描いてきたおもちゃ論に対する新たな挑戦であり、非常に期待していました。
というわけで本編がさくっとフォーキーを片付けてしまったのは残念でした。
もっとおもちゃと人間の関わりが観たかった。

プリンセス論

2〜4位は全てプリンセスの話。
ソフィアがフィナーレ、スター・バタフライのフィナーレは2020年1月放送です。
2019年はプリンセスとは何者なのかという論点は進化し、プリンセスとヒーローに差はあるのか、Happily Ever Afterのその後の物語にまで達しました。
どれも2月のソフィア最終回に合わせた記事で、その後のディズニー映画の視点を反映していないので、改めてスターバタフライ最終回のあたりでまとめたいと思います。

TDR

ハーバーショー2019 暑さとキャパ問題」を先ほど書きましたが、暑さ対策とキャパシティについて考えさせられる一年でした。
ニューファンタジーランドのオープンを控え、様々な動きが出てきた2019年。
全く新しいTDRに生まれ変わる姿が楽しみです。

田組fm

2月からpodcast「田組fm」をはじめました。
dpost.jpのmtakeshiさんと鴇田さんと他の田がつく人たちと楽しくおしゃべりしています。
年末のミートアップイベントにご参加いただいた方もありがとうございました。
もう一つのpodcast「プーキャロット」はなんだかんだ10年目です。こちらもよろしく。

今年も一年舞浜横丁をご覧いただきありがとうございました。
良いお年を。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ad


2019年ディズニー映画ランキング

選外

マレフィセント2
ダンボ
アラジン

マレフィセント2:1でカラスの命を助けたからしもべになったのに、今度自分が命を救われたら相応の行動しろよ。
ダンボ:ティム・バートンのピンクエレファント期待していたのに残念。ダンボに乗るシーンはアンチディズニーランドが効いてどう展開させるのかと思っていましたが流されて残念。
アラジン:新たなメッセージを入れるためにアニメーション版のメッセージが疎かになっていて、アップデートというより上書きという感じで、なら別の映画にすればいいんじゃないかと思いました。

8位 トイ・ストーリー4

トイ・ストーリー3まではアンディと共に成長してきた感じでした。
今回はとにかくおもちゃの話で、トイ・ストーリーシリーズはあくまでウッディの話で今までの見方が間違っていたと突きつけられたような気がしました。
フォーキーの出生に関してもっとおもちゃとは何かが語られると勝手に思っていたので、フォーキーの話があっさり終わったのも残念でした。
結末に対しては肯定的です。

7位 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

気になるところはいっぱいあるけれどよくあの8から2時間で終わらせられた。頑張った。
レイとベンの最後のあれだけはどうしてもダメだと思いますが。
それよりスター・ツアーズが素晴らしかった。
あのシーンは映画ではエンドゲームでもやったしな…と思っていましたが、スタツアによってそれを超えるシーンになったと思います。

6位 キャプテン・マーベル

ここからぐんと評価が上がります。
MCU作品にディズニーの影響を強く感じるようになったのがこの作品です。

5位 ライオン・キング

超実写版。
アニメーション版を毀損せずうまいことアップデートを仕込んだなと思います。
技術実験的映画なので、これが10年後にどう作用しているかで評価が大きく変わるでしょう。

4位 アナと雪の女王2

期待を下げていたのもあって、思ったよりよかったです。
アナの視点で見るとソフィア的ストーリーで、それをディズニー長編アニメーションで描いた意義は大きいと思います。
モアナで黄金期が終わって続編だらけのアニメーションに疲弊していましたが、続編としてのストーリーを描こうとした数年間だったのではないかと思うようになりました。

3位 スパイダーマン:スパイダーバース

ディズニーじゃないけれど。
どうしてもこれをランキングに入れたくてこの記事になりました。
アニメーションが素晴らしく、コミックのアニメーション化を見事に果たしています。
これをディズニーが作れなかったのが悔しいくらい。
ストーリーも良く、完璧。
必見です。

2位 メリー・ポピンズ リターンズ

『プーと大人になった僕』と『メリー・ポピンズ リターンズ』が非常に近い作品である理由|舞浜横丁
ロンドンの空気感と夢と希望の明るさの対比、音楽、アニメーション、どれを取っても素晴らしかったです。
メリー・ポピンズらしさをしっかり残しつつ、それが現代に蘇る魅力はかけがえのないものです。
そして最後の曲で高揚感と共に涙が溢れ出てきました。
その前に何度も泣いているけれど。

1位 アベンジャーズ/エンドゲーム

作品単体というよりこれまでの作品ひっくるめてのエンドゲームなのでやっぱり1位になります。
過去の作品も含めて良作に昇華するのも見事。
あのセリフもスタークとキャップの仲直りで言うくらいに思っていたので、最高のタイミングでした。
こんな映画体験はもう2度とできないかもしれません。
MCUを同時代に追いかけられてよかった。
ラストの展開も、振り返ってソフィアと同じ方式だと気付きましたが、その後『トイ・ストーリー4』『アナと雪の女王2』でも続き、これが今年ディズニーが描いた大きなメッセージだと思いました。
次のMCUはブラックウィドウまで約1年待ちですが、正直エンドゲーム(とファーフロムホーム)で物語として満足してしまっていて、フェーズ4からまた話が続く実感がありません。

かなり映画満足度の高い1年でした。
来年は現時点ではこれぞという作品が見つかっていませんが、どうなるのでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ハーバーショー2019 暑さとキャパ問題


スプーキー“Boo!”パレードを観て「TDRイベントショーの暑さ対策」を書きました。
一応ランドとシー両方の対策を見ていきましたが、全体的にランドのまとめのようになったので、年末はシーのハーバーショーを振り返ろうと思います。

ピクサー・プレイタイム

いわゆる閑散期ショーで、メインはハーバー正面(ミキ広)のみで公演。
ザンビーニ前ではレミーのショーも行われています。
ピクサーは2020年で終了予定、2021年はダッフィーが拡大(カムジョイン・ユアフレンズ的な?)になります。
1〜3月期はゲストが少ないから小規模なショーが公演されていましたが、まさかの抽選制に。
抽選ならハーバー全域のショーで良いんじゃない?と思います。
ダッフィーのショーとなるともっと人気になるのは確実で、ハーバー全域使えばいいと思いつつ、特定キャラがメインのショーをどうやって全域でやるのか?という問題もあります。
クッキーアンとオルもくれば6人、ミキ広・リド・ザンビをそれぞれ2人ずつ+ミッキーたちで周ればなんとかなるかな。

ディズニー・イースター

近年稀に見る酷いショー「Tip-Topイースター」。
テレビでプロデューサーが煮詰まって大変だったと言っていたので、打開策が見出せないまま時間切れでショー押し切ったのかなと思っています。
ハーバーショーはミキ広・リド・ザンビを基点にキャラクターが動き回り、シーンに応じてダンサーが増え移動していくスタイルが近年の基本。
それを全部壊し、似たようなシーンを何度も何度も繰り返すショーで、前半で飽きました。
キャラクターを上陸させない、エリアを動かさないというショー構成がどうして生まれたのかはよくわからず、うさピヨごり押しのためだったのかな…

ディズニー・パイレーツ・サマー

暑さ対策のためキャラクターを出せず、パイレーツ以外のコンテンツが出てこないまま続いています。
いまいち面白くないのが難点ですが、ミッキーとかは出せないのだから仕方ない。
ファンタジースプリングスのコンテンツが全て人間キャラクターなので、2021年くらいからそれで良いんじゃない?
今年は5番(ガリオン船横)で別ストーリーのショーが進行するという新たな展開がありました。

ディズニー・ハロウィーン

「フェスティバル・オブ・ミスティーク」は3箇所で人間キャストを軸にしながら、キャラクターを順番に上陸させていく方式。
キャラクターをあまり動かさずショーを構成していました。
ミニーの船が一旦帰るという斬新さもありました。
ハロウィーンの問題は9月頭から10月末という気温変化の大きい時期に公演されることで、9月の2回目公演が高気温バージョン(熱バージョン)だらけでまともに公演できない状態した。
熱バージョンはフィナーレを丸ごとカットする方式で、ミッキーも上陸せず中途半端感が漂います。

ディズニー・クリスマス

もう永遠にイッツ・クリスマスタイムでも良いです。
冬なのでキャラもダンサーも動き回り走り回り、これぞハーバーショーという形。
リド-ザンビの海上移動はスチーマーラインを使用しますが、シーン構成の都合上1曲の間ハーバー上にキャラクターが留まることがあり、それならフォートレス側からキャラが見えるようなバージで移動した方が良いのではないかと思いました。
要所要所のシーンでミキ広・リド・ザンビに適切なキャラクターを配置し、Welcome to Christmasで完璧なミニストーリーを組み上げる構成は見事。
今年は抽選エリアがザンビにも拡大しました。

ここからは2019年のハーバーショーを踏まえて、今後どうなるのかを考えていきます。
現在のハーバーショーにおける制約は大きく2つ。
・暑さ対策
・鑑賞人数の増大

暑さ対策

夏場はキャラクターをショーに出せる気温ではなく、人間が水を撒くショーでも日によっては不可能。
初夏は七夕グリーティングでしのぐも、9月はハロウィーンのショーがほとんど公演できない状態です。
さらに2020年に降りかかる問題は、ファンタズミック!の終了。
ナイトショーは早くても2021年のシー20周年で再開となるでしょうから、2020年春夏秋は夜のショーがない状態になります。
そこで昼のショーがなくなると、1日を通してハーバーショーがなくなり、結構寂しくなるでしょう。
かと言って6〜9月のお昼は通常のハーバーショーが開催できる状況ではなく、レギュラーのデイハーバーショーを復活させるのは現実的ではありません。
結局イベントショーをなんとか公演できるものにするしかないでしょう。
熱バージョンが多発することを前提として、初めから激しいダンスや途中シーンをカットした高気温用の別バージョンを用意して、熱バージョンでも違和感なくショーが観られるよう作っておくべきだと思います。

ハロウィーンはキャラクターの負担を減らすためか移動が少なく構成されていましたが、抜本的に対策するなら、キャラクターを一旦隠すこともできます。
リド-ザンビはバージに乗り海上移動となりますが、完全に囲ったバージを用意すれば、キャラクターは休めます。
早着替えと同じ原理で、中盤でバージ内でキャラクターを入れ替えることで、実際の出演時間を分割することができます。

鑑賞人数

2019年はアニバーサリーグリーティングがなかったためクリスマスの公演回数が増え初回抽選なしに。
とはいえ鑑賞エリアの増大は変わらず課題です。
ミキ広とリドアイルはこれ以上キャパを増やせないでしょう。
ザンビーニ前はまだ鑑賞人数の余裕がありそう。
すり鉢状になっているため、ソアリンへ向かう階段も鑑賞エリアになっています。
一方、ザンビ坂はダンサーの通り道となっており、坂〜ザンビーニ入り口前〜スチーマーライン乗り場までが通路として確保されています。
つまりダンサー入場方法が変わればザンビ前一帯を鑑賞エリアとして封鎖して、ゲストは坂〜ザンビテラス〜ソアリンの迂回通路にできるはず。
ザンビ前に出演するダンサーは船で輸送して、スチーマーライン乗り場で待機させておけば良いのではないかと思います。

そして今年のショーで新しかったのが、パイレーツの5番使用と、ハロウィーンのミニーバージが一旦帰ること。
5番はポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバルやレジェンド・オブ・ミシカでショーエリアとして使用されていましたが、近年のイベントショーでは使用されていませんでした。
5番も元々鑑賞エリアとして整備されており、ここを活用できれば鑑賞人数は増えます。
近年使用できなかった大きな欠点は、ミキ広・リド・ザンビの移動に参加できないこと。
しかし、パイレーツでは逆にメインストーリーに乗らずにショーが展開しました。
ハロウィーンでは、話の展開上、ミニーやプルートたちを乗せたバージが一旦ハーバーからいなくなりました。
ここでミニーバージが5番に行けば、メインストーリーと別でミニー側のサブストーリーを5番で展開できます。
他にイッツ・クリスマスタイムでもダッフィー船を5番に泊めておいて何人かダンサー入れれば成立するわけで、キャパが限界に近い状態で伸び代として活用できると思います。

今年のハーバーショーは新たな構成を予感させることも多くありました。
2020年はファンタズミック!終了が大きな要素となるでしょう。
それに対して1日を通してのショー体勢をどう構築していくのか気になります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ad


ニューファンタジーランド詳細発表

2020年4月15日(水)オープンの東京ディズニーランド大規模開発事業、通称“ニューファンタジーランド”。
その詳細がついに発表されました。

美女と野獣“魔法のものがたり”

約8分という最長規模のライド。
気合の入り方がわかります。
ファストパス、ホテルアーリーに加えて、シングルライダーも対象になることが明らかになりました。
4+6の10人乗りライドと思われるため、余りが出やすいのでしょう。
シングルライダー待ち時間の表示も始まるのでしょうか?

ミッキーのマジカルミュージックワールド

ファンタジーランド・フォレストシアターで始まる新ショーの内容が明らかに。
ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィーを主人公に、「魔法のオルゴール」が開く扉を介してディズニー映画の世界を巡っていきます。
ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー、白雪姫、ピノキオ、ジミニークリケット、ウッディ、ジェシー、ルミエール、ベル、アリス、メリー・ポピンズ、バルー、キング・ルイ、ティモン、シンデレラ、ジャスミン、ラプンツェル、ピーターパン、フック船長、スミーほか
驚きの1日5〜9回公演です。
1500人×9回はすごい。

ベイマックスのハッピーライド

世界初ベイマックスがテーマのライド。
ヒロのお気に入りのアップテンポな音楽が特徴とのこと。
約1分30秒のライドで、ファストパスに対応。

ミニーのスタイルスタジオ

ミニーの衣装は4種類で四季に合わせて変更するとのこと。
春は、帽子やワンピースに花々を散りばめたコスチュームを着ています。
夏はコンセプトアートに出ていたスイカ柄かな?

4施設デザインのグッズも登場。
これが37周年グッズになるのかな?
New Dreams, More Fan!の題字とミッキーが絵本を開く様子が可愛いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カントリーベア・シアターはなぜ熊なのか、あと同じ名前3人いる問題 #カンベアドベント

この記事は「Country Bear Theater Blog Advent Calendar 2019」5日目の記事です。

今年は「ディズニー関連ブログ Advent Calendar 2019」に加えてカンベアドベントのお誘いも受けました。
カンベア愛の強い皆さんに混ざって語るのは恐縮なので、熊の話を2つしようと思います。

カントリーベア・シアターはなぜ熊なのか

ミッキーマウスを筆頭にディズニーは様々な動物を擬人化しています。
しかし熊のキャラクターはそんなに多くありません。
ジャングルブックやブラザーベアは自然界の熊ですし、プーとかダッフィーはぬいぐるみ。
ミッキーマウスクラブとかには熊いますが、擬人化された熊のほとんどがカントリーベアバンドのメンバーということになります。
白い手袋がミッキーたちの擬人化の証と言われることもありますが、熊は手袋をつけることなく、凶暴そうな爪を見せています。
熊は元々2足歩行ができるのでそのままでも擬人化しやすいのですが、彼らは自然界の熊っぽいわけでもなく、表情は分かりやすくなっています。
ヘンリーのおじいさんは1848〜1928年まで80年も生きていますが、熊の寿命は40歳程度が世界記録であり、80年も生きられません。
かなり人間に沿って設定が作られています。

ではカントリーベア・シアターはなぜそんな熊のアトラクションになったのでしょうか。
歴史を辿ってみても、熊はヨーロッパからアメリカ、日本まで幅広い地域に生息し、そこそこ人間と近い距離に住んでいました。
各地域で共通するのは、熊が生身の人間では到底勝てない「強い」存在であること。
『ブラザーベア』で描かれている通り、ネイティブアメリカンには精霊のような存在でした。
ヨーロッパではドイツのベルリンの紋章が熊です。ベルリン国際映画祭は「金熊賞」ですね。
強い存在である熊は、倒すことで自分の強さの象徴とできます。
熊狩りが流行った理由には自分の強さを示せるということがあります。
熊のカーペットも同じような理由ですね。

熊狩りといえば、第26代アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルト。
彼は熊狩り中に弱った熊をマンシップに反するとして撃たず、これが新聞記事となり「テディベア」という名前が生まれたという有名なエピソードがあります。
そんなテディベアを最初に作ったとされるのが、熊が紋章になったベルリンのあるドイツのメーカー「シュタイフ」です。
創業者マルガレーテ・シュタイフは、世界初のぬいぐるみとされる小さな象を作りました。
その後様々な動物のぬいぐるみが発売されますが、20年後の1902年、マルガレーテの甥リチャード・シュタイフが初めてテディベアを作ります(ルーズベルトの件が起きテディベアと名付けられたのは翌年)。
この世界初のテディベアとされるのが「55PB」。
PBとはドイツ語でPlush(フラシ天)Beweglich(可動)ということ。
当時のテディベアの中身はモヘアが主流で硬く自立でき、手足が動く仕組みでした。
ぬいぐるみが柔らかい素材になるのは後年のことで、イーヨーの尻尾が外れた時に釘で付けているのは釘を打ち込めるほど硬く当時の修理法として存在していたからです。
では「55」は何かというと、座高。
最初のテディベアは座高が55cmもあったのです。
でかい。
座高55cmで硬めで手足が動き2足で立たせられる。
最初のテディベアは強そうながら人間のものとして愛せる存在でした。
その後リヒャルトは28PBを考案し、この座高28cmの熊がテディベアブームを巻き起こします。

人間の熊への見方を辿ると、強く圧倒的な存在、倒すことで自分の強さを誇示できる存在、逆に倒さないことで自分の愛情深さを示せる存在となっていったことがわかります。
カンベアに戻ってきましょう。
カントリーベア・シアターは元々ウォルトが作ろうとしていたミネラル・キング・スキーリゾートのアトラクションとして企画されました。
スキー場ですから、ディズニーランドに比べて非常に自然と向き合って遊ぶリゾートになります。
強い自然の象徴である熊を、過度に擬人化しすぎず、楽しいショーを見せてくれる存在としてスキーリゾートに入れるのは、自然と対するリゾートに必要なことだったのかもしれません。
結局スキーリゾートは自然の権利が争われ頓挫し、カントリーベア・シアターはディズニーランドに導入されます。
マジックキングダムのフロンティアランドに導入されたカントリーベア・シアターは東京でも同じウエスタンランドに導入されました。
熊を介して強い自然の象徴と向き合うのは、スキーリゾートで企画された時と現在の西部開拓時代と共通することなのかもしれません。

同じ名前3人いる問題

次の話は、再び登場のセオドア・ルーズベルトから。
先述の通り、テディベアはセオドア・ルーズベルトにちなんで名付けられました。
なぜセオドア・ルーズベルトにちなんでテディベアなのかというと、セオドアの愛称がテディだからです。
カタカナでは一文字も合っていませんが。
Theodore→Teddy。スペル見ても無理がないか…
東京ディズニーシーのテディ・ルーズヴェルト・ラウンジもセオドア・ルーズベルトがテディと呼ばれていたことにちなんでいます。
通称「熊バー」なのもこの逸話があるから。
ではテディの愛称は何かというと、テッド。
Teddy→Ted。これはわかる。
ここでふと思います。
カンベアにテッドいるけれど、テディ・バラと名前同じじゃない?

テディ・バラのスペルはTeddi Berra。
Teddiの名前で調べると、1950年代に活躍したアメリカの歌手Teddi Kingが出てきます。
名前ここから取ったのかな?
彼女は本名がTheodora Kingで、Theodoraの愛称はTeddi、Teddie、Teddyがあります。

実はテディになれる名前がもう一つあります。
それが、エドワード。
エドワード。
Edward→Teddy。さっぱりわからない。
調べても、アメリカ人でも何故かはよくわからない、みたいな答えが出てきました。
とにかくエドワードの愛称はテディなのだそうです。
「クマのプーさん」(原作)の冒頭では「Here is Edward Bear」としてぬいぐるみのプーが紹介されます。
これはエドワード→テディを逆に捉えて、テディベアのことをエドワードベアと呼んでいるわけです。
そして、カントリーベア・シアターのリーダー、ヘンリーは「ヘンリー・エドワード3世」なんだそう。
つまりヘンリー・テディになれるわけですね。
カンベア3人目のテディが登場しました。
オスカーが持っているテディベアも入れちゃえば4体ですよ。
熊のショーとはいえテディだらけ。

ところで、ヘンリーはテディ・バラの恋人。
恋人同士が同じ名前なの?
結婚したらテディ・テディになる可能性もあるの?
アメリカの名前と愛称はよくわかりません。

以上、「Country Bear Theater Blog Advent Calendar 2019」5日目の記事でした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加