- 海外パーク - by poohya
ユニバーサル・エピック・ユニバースに行った

5/22にオープンした、ユニバーサル・オーランド・リゾートの新パーク「ユニバーサル・エピック・ユニバース」。
プレビューが始まった様子を見ていて、楽しそうだしネタバレ踏まずに生きるの難しそうだったので、うっかりチケットを買いました。購入したのは、1デーチケット×2+2デーエクスプレスパス。なんだかすごく割高な気がしますがオープン特価だから仕方ない。
というわけで行ってきました。
パークの周り方などの話です。
エリアやアトラクションの感想は、別で書きます。
ユニバーサル・エピック・ユニバース エリアとアトラクションの感想|舞浜横丁
エピック・ユニバースのついでにWDWへ
ユニバーサル・エピック・ユニバースは、従来のユニバーサル・オーランド・リゾートからはかなり離れた場所に、飛び地の形で作られています。昨年、ユニバーサル・スタジオ・フロリダとアイランド・オブ・アドベンチャーには行っていたので、今回はエピック・ユニバースだけにしました。残りの日程はウォルト・ディズニー・ワールドに行きました。新要素はヴィランズとリトル・マーメイドのショーしかありません。なぜこの変なタイミングで行ったのかと色々な人から聞かれましたが、エピック・ユニバースに行ったら近くにディズニーリゾートがあったからです。
飛行機とエピック・ユニバースのチケットが買えた日の兼ね合いで、オーランド着→WDW→Epic→WDW→帰国という変なスケジュールでした。
オーランド国際空港から、MearsのバスでWDW内のホテルへ。Uber使わないでホテルへ移動するとなると、WDWへ行ってしまった方がMearsが使えるので簡単です。複数人で行くならUberでいいと思います。
WDWで遊んで、Epic行く前夜にホテルを移動します。Epicの前泊から後泊までがWDW外のホテルに泊まりました。ホテルはオフィシャルホテルでもなく、Icon Park近くのホテルに泊まりました。ちょうどユニバーサル・スタジオ・フロリダとエピック・ユニバースの中間辺りになり、コンベンションセンターが近く、住宅街というよりホテルやレストランが並ぶエリアといった感じで、割と治安が良いエリア(個人の感想)です。
エピック・ユニバースのチケットが高かったので、WDW外の安いホテルの日数を増やして旅費をなんとか抑えています。
バスでエピック・ユニバースに行ってみる
エピック・ユニバースは10時オープンです。ハグリットがオープンした時も、ユニバーサルは朝を遅くしてメンテナンス時間を稼ぎがちです。というわけで、朝はゆったり行動できます。近いホテルに泊まる必要はそんなにありません。どうせ街中にいるので、バスに乗ってみました。

オーランドには路線バス「Lynx」が走っています。Lynx LINK 311番のバスが、エピック・ユニバースのバス停に停まるようになりました。便によってはヘリオス・グランド・ホテルにも停まります。この311番はDestination Parkwayというバス停(写真)に停車します。ここが乗り換え地になっており、ユニバーサル・スタジオ・フロリダ側からのバスと乗り換えることができます。料金は片道2ドル。アプリもあり、アプリ上ではクレジットカードで決済できる上に乗り換え時の処理も楽です。割と治安がいいエリア(個人の感想)なので、バスも治安よく乗れました(個人の感想)。とはいえ、ホテルからエピック・ユニバースまでUberで5ドルだったので、乗り継いで2ドルのバスに乗る必要はあまり感じませんでした。
そして311番のバスは、ディズニー・スプリングスからオーランド国際空港を結んでいます。スプリングス〜エピック・ユニバース〜空港という、すごいバスです。割と治安がいい(個人の感想)ので、スーツケースで乗っている観光客っぽい人もいました。エピック・ユニバース周辺ホテルに泊まるなら、空港からこのバスという手もあるのかもしれません。ディズニー・スプリングスにも行けますが、そこからスーツケース持って移動するのは面倒なので、WDW側で使う方法はいまいち思いつきません。
アーリーエントリー
そんなこんなでエピック・ユニバースに着きました。
エピック・ユニバースでは、オフィシャルホテルの宿泊者向けに、アーリーエントリーが行われています。通常10時開園のところ、9時から入園できます。
行った日は、8:00に荷物検査がオープンし、8:15にチケットゲートがオープン。その時点ではエントランスエリアのみ開放されており、8:50にパークがオープンしました。アーリーオープンの時間になると、クルーが先導し、クルーを抜かさないようなスピードでパークを進んでいき、各々が行きたい場所へ進んでいきます。
ここで大事なのが、アーリーエントリーで何が動くのかということです。現在、7/15〜2025年中は、スーパー・ニンテンドー・ワールド、ダーク・ユニバース、セレスティアル・パークの3エリアが対象とアナウンスされています。セレスティアル・パークはパーク中央のエリアで、アトラクションのエントランスでホテル宿泊者かの確認を行います。スーパー・ニンテンドー・ワールドとダーク・ユニバースは、エリアの入り口で確認を行います。
ちなみに行った日(6月)はスーパー・ニンテンドー・ワールドとセレスティアル・パークのみアーリー対象でした。
スーパー・ニンテンドー・ワールドとダーク・ユニバースがアーリー対象で入れませんが、他は全員同時です。ハリー・ポッターエリアは開放されており、アトラクションは開園時間まで動かず。ヒックとドラゴンエリアは開園時間までエリア自体が開きませんでした。ディズニーパークのように、対象者だけがパークに入れて、その中で稼働施設があるという形ではありません。基本全員パークに入れて、その中で稼働施設は対象者だけが入れるという形です。エントランスからパークを見た際に、スーパー・ニンテンドー・ワールドとダーク・ユニバースは左側、ハリー・ポッターとヒックとドラゴンは右側にあります。つまり、多くのアーリーを使用する人は左側、使用しない人は右側から入ろうとするわけです。
エクスプレスパスが使えないアトラクション
(ルール変わったから最後まで読んでね)
今回、エクスプレスパスを購入して行きました。エクスプレスパスは多くのアトラクションで利用できますが、一部非対応のアトラクションがあります。それが、ハリー・ポッターとドンキーコングです。この2アトラクションは、短くても2時間待ちという状態になります。そして、スーパー・ニンテンドー・ワールドは大阪で体験済み。わざわざ2時間並んでドンキーコングに乗る必要はありません。また、アトラクション以外の要素として、グリーティングやニンテンドーワールドのキーチャレンジがあります。これもニンテンドーワールドは飛ばせます。ニンテンドーをカットできるのは、極めて強いアドバンテージです。これで、スタンバイで挑むアトラクションは、ハリー・ポッターだけで済みます。
ユニバーサル・オーランド・リゾートの公式アプリには、待ち時間通知機能があります。例えば100分と設定しておけば、待ち時間が100分以下になったときにアプリ通知が飛んでくるという、なかなかの便利機能です。直近の待ち時間の推移を見ておきつつ、どれくらいなら並べるかを決めて、通知をセットしておきます。通知が来たら意を決して並びます。
ユニバーサルはシングルライダーも充実しているので、シングルライダーも大きな選択肢です。ダーク・ユニバースはシングルライダーでもいけそうだなと思いました。
ハリー・ポッターは、タワー・オブ・テラーのような座席配置なので、シングルライダーの進みはかなり遅そうです。素直に並ぶしかありません。
実際の朝行動
1日目は、パークに入って、セレスティアルパークやハリー・ポッターのエリア風景を散策。ショップを巡りつつ、開園時間前にヒックとドラゴンのエリア入り口に並び、開園時間になるとトゥースのグリーティングに行きました。トゥースとグリーティングして、ヒックとドラゴンの中でエクスプレスパスに対応していないドラゴン・レーサー・ラリーに乗車。
ダーク・ユニバースに行き、モンスターズ・アンチェインドにとりあえずスタンバイで乗り、フランケンシュタインとグリーティングしました。
この時点で、ハリー・ポッター以外のエクスプレスパス対象外要素はクリアです。ハリー・ポッターは午後に気合いで並びました。
2日目は、アーリーオープンと同時にハリー・ポッターエリアに行きました。エントランスから右側に進む人はほぼみんなハリー・ポッターです。アトラクションは動いていませんが、列形成はされており、Qラインに並ぶことができます。奥内Qラインで涼みながら1時間待機します。そして10時のオープン時間にアトラクションが動き出し、20分くらいで乗れました。
朝ハリポタこなせれば1日で回れそう

振り返ってみると、アーリーエントリーは基本的にスーパー・ニンテンドー・ワールドに行くためのものです。大阪で体験済みの場合、アーリーエントリーはあまり意味がありません。それより、ハリー・ポッターに並んでおく方が、待ち時間としては短く済みます。ハリー・ポッター乗車後にダーク・ユニバースに行っても、まだあまり待ち時間が伸びていないので、スタンバイで並べます。それをこなせば、残りはスターダスト・レーサーズと、ヒックとドラゴンのアトラクションだけです。頑張ればエクスプレスパスがなくても1日で回れそうです。
ただ、スターダスト・レーサーズは、2レーンあります。エクスプレスパスを利用しても、両方は行けません。今回は2日行ったので両方乗れましたが、そうでないと1回はスタンバイで並ばないといけません。また、スタンバイとエクスプレスパスの合流地点の後がかなり長いので、エクスプレスパスを使っても30分くらい待ちます。スマホも持ち込めないので喋り相手がいないと暇です。意外と強敵のアトラクションです。
アプリがちゃんと便利
最近のテーマパークはどこもそうですが、ユニバーサル・オーランドもスマホアプリがあります。東京ディズニーリゾートのアプリがないと何もできない感に対し、ユニバーサルはアプリがなくても大丈夫だがあると便利という形になっていると思います。
スーパー・ニンテンドー・ワールドのコイン集めやハリー・ポッターのインタラクティブ杖など、アプリで体験がカスタムできます。
そして前述の通り、待ち時間通知が便利。
印象的だったのは、パーク全体に顔認証を取り入れていることです。入園時に顔写真を登録するのは、再入園対応として海外では多く取り入れられていますが、ユニバーサル・エピック・ユニバースでは一度登録するとアトラクションごとのエクスプレスパス確認などでも顔認証を使えます。チケットを提示しなくてもエクスプレスパスを使えるわけです。顔認証は、ロッカーでも使用できます。コースターなどのアトラクションは手荷物をロッカーに預けなければいけませんが、このロッカーも顔認証。フロリダでは、WDWのトロン:ライトサイクル・ランがアトラクション内ロッカーを導入しており、これはマジックバンドでの認証を行なっています。また、ユニバーサル・スタジオ・オーランドやアイランズ・オブ・アドベンチャーでは、チケットや専用の紙QRコードでロッカー認証ができます。マジックバンドも割と良いのですが、顔認証だと絶対に無くさないことが大きく、結構便利です。各所での顔認証は、ユニバーサル・スタジオ・オーランドなどでも順次進めているみたいですが、パーク全体で対応しきっている快適さは大きくありました。その点でパーク全体で最新システムを導入している良さが出ていると感じました。ロッカーも大きくてありがたい。
レストランではモバイルオーダーが使えますが、これも独特のシステムです。行った際はどのレストランも並ばずに入れる状態で、入店して自由に席を選んで座って、座席からモバイルオーダーをする形でした。キノピオカフェは並んでいたみたいで、大阪で体験しておくメリットが大きすぎる。座席にはQRコードが貼ってあって、そこからアプリでモバイルオーダーをします。すると完成次第クルーが席まで運んできてくれます。居酒屋のモバイルオーダーの都度決済版みたいな感じです。気軽にビール一杯とか頼みやすく、色々なレストランを回れました。アルコールの年齢確認は、クルーが席に運んでくる際に行われます。通常通りレジで注文することもでき、その場合は席を取ってからレジで食べ物を買ってくるフードコート形式になります。
アプリがなくても体験が落ちるわけではないというのも大事です(舞浜の方向を見ながら)。
ハリー・ポッター、エクスプレスパス対応したって

オープンから3ヶ月、ついにハリー・ポッターとドンキーコングもエクスプレスパス対象になったようです。これで1日で快適に過ごせるでしょう。
そしていよいよホテルアーリーの意味がなくなってきました。家族であまりコースター乗らないとかでない限り、オフィシャルホテルよりエクスプレスパスを優先すべきだと思います。じゃあ朝イチに何をするかというと、ハリー・ポッターのエリアを散策、杖持っていたらアクティビティして、正式オープン時間にヒックとドラゴンのグリーティングがいいのかなと思います。
