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 - 海外パーク  - by poohya

香港ディズニーランド「ワールド・オブ・フローズン」に行った


香港ディズニーランドに行きました。去年。

『アナと雪の女王』シリーズをテーマにした「ワールド・オブ・フローズン」を見てきました。
わざわざオープンした週に行ったのに、今さら書きます。

景観がすごい

すごかったのは景観です。
エリアの位置がディズニーランド鉄道を潜った先にある、アナハイムのトゥーンタウンみたいな形式。
潜ると一気にアレンデールの街並みが広がるのは良い景色でした。
そして、アレンデール湾から臨むアレンデール城がとても良くできていました。
水面にお城が反射するよう計算されています。
夜景も圧巻でした。

アレンデール城下町と森の2エリアに分けられています。
アナ雪2の要素を取り込むことで、城下町だけにとどまらないエリアに拡張していました。
基本的にアナ雪2後の世界になっています。

フローズン・エバー・アフター

メインアトラクションは「フローズン・エバー・アフター」。
EPCOTノルウェー館と同じアトラクションです。
基本的に展開も全く同じ。
Qラインは増設されています。
EPCOT版はアナ雪1しかない頃のアトラクションで、基本的にアナ雪1のストーリーを辿っていくアトラクション。
ただ、マシュマロウのところにスノーギースがいるのと、ラストのアナとエルサの衣装が『エルサのサプライズ』要素になっています。
EPCOT版は元々のアトラクションを改修しているので、コースありきで展開が作られていますが、香港版は新設なのにコース展開まで踏襲。

進化している点はオーディオアニマトロニクスです。
人間のアニマトロニクスが最新型になりました。
最新型のアニマトロニクスは、スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジで導入されましたが、メインのホンドー・オナカは人間じゃないし、高い台に乗っているしで、あまりきちんと見えませんでした。
目の前で、人間で、歌うアニマトロニクスを見たらものすごいものでした。
口の動きに合わせて頬の皺まで動くのは見事。
オーディオアニマトロニクスが、口ばしが独立した鳥から生まれたことから考えると、口が肌と繋がっているのはすごい進化です。

ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ

オーケンのコースターは、山を利用したコースター。
なぜグリズリーガルチといい香港のコースターはタイトルが長いのか。
見た目の割にファミリー向けのコースターです。
EPCOT版エバー・アフターのQラインからオーケンのサウナを持ってきています。
コースターとして作られたコースターというのもガジェットのゴーコースターみたいな感じ。
乗り込むとオラフとスヴェンがでてきて、スヴェンの力で巻き上げがあります。巻き上げにまでストーリーを見せるのも面白い。
コースに出ると結構アレンデールの街並みが見えて、あっという間に終わります。

プレイハウス・イン・ザ・ウッズ

プレイハウス・イン・ザ・ウッズは、森にあるシアターアトラクション。
アナとエルサがライブキャラクターとして登場し、プロジェクションマッピングでエルサの魔法を見ます。
ほぼショーなので体験人数はかなり限られますが、完全にアナ雪2の世界観で、香港の独自性の強いものでした。

アレンデールの街に入り込める仕掛け

アナとエルサ、クリストフたちはふらっとエリアに現れフリーグリーティングを行なっています。
さらに大道芸やバンドのアトモスフィアもあるため、街の住人の1人としてアナとエルサたちがいる感覚が強かったです。
アナ雪モチーフのエリアというより、アレンデールの街という感覚になれる仕掛けになっていました。
グッズもその傾向が強く、アレンデール土産という印象。
建物モチーフのお土産や、ローズマリングのデザインでキャラクターを全面に出さないものがありました。
レストランもアレンデール名物を提供する設定になっています。香港ディズニーランドだから料理の味は不味いけれど。
このコンセプトは、スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジのコンセプトに近いです。
ただ、ギャラクシーズ・エッジはこのために1から作られた惑星なのに対し、アレンデールは映画そのままなので、専用のバックグラウンドストーリーはあるものの別にストーリーがなくても大体分かります。
スター・ウォーズと違い、アナ雪はキャラクターが退場しておらず、全作品を一つの街に入れられるのも強いなと思いました。
アナ雪2後の世界観でありながら、メインアトラクションがアナ雪1のストーリーをトロールの魔法で振り返るという形式になっていて、1も2も楽しめ短編要素があちこちに隠れているという満足度の高い構成になっています。
思い返せば香港アナ雪エリアの発表は2016年で当時は2020年オープン予定なので、2019年末公開のアナ雪2の要素を取り入れる余地は少ないはずでしたが、遅れに遅れたことでアナ雪2を取り入れられ結果オーライです。


面積としては小さめでギュッとまとまっていると思いますが、その中に城下町と森を作り、世界観を凝縮させることで、小さいがゆえに街を訪れた感覚に没入できるような印象でした。
特に夜景は計算され尽くしていてすごかったです。
昼に行っても夜に景色を見るだけでも再度行くのがおすすめです。

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シンデレラ城の新キャッスルプロジェクション9/20スタート

9/20から東京ディズニーランドの新たなキャッスルプロジェクションがスタートします。
東京ディズニーランド®で2024年9月20日(金)より新しい夜のキャッスルプロジェクションがスタート

空を翔ける姿を描くキャッスルプロジェクション

ワンス・アポン・ア・タイム、ディズニー・ギフト・オブ・クリスマス、Celebrate! Tokyo Disneylandに続く新作です。
「シンデレラ城を舞台に、さまざまなキャラクターたちが夢を追い求めて空を翔ける姿を描く」内容。
イラストには映画の飛ぶシーンが集まっています。
コンセプトがドリーミング・アップ!に近く、イラストでも共通しているキャラクターが多く、似た内容にならないかは気になります。
パレードで使いにくいヘラクレスやWALL-Eはプロジェクションらしい展開になりそう。ヘラクレスでGo the DistanceやったらもうHappily Ever Afterだけれど。

目玉はマーベルキャラの初登場で、イメージアートにはアイアンマンとキャプテン・マーベルがいます。
タイミング的にUSJのスパイダーマン・ザ・ライドが閉まった直後の発表というのも、大人の事情を勝手に感じる展開でした。
代わりにスター・ウォーズがいなくなりそう。

プロジェクションマッピングは映画詰め合わせが定番ですが、その中でも東京は比較的ストーリー仕立てにしている傾向があります。
今回もどういう進行になるのか楽しみです。

どうする夜のスケジュール

開催回数は1日1〜2回。
となると、エレクトリカルパレード、プロジェクション2回、花火というスケジュールが生まれることになります。
Celebrate! Tokyo Disneylandが始まった2018年の9月下旬だと、18:00プロジェクション、19:30エレパレ、20:30花火、21:15プロジェクションというスケジュールでした。
現在の21時閉園では、このスケジュールはこなせないでしょう。
秋から22時閉園が戻るのかもしれません。

コロナ以降ずっと9〜21時の開園時間が続いています。
ただ22時閉園に戻せないのはキャストの人手不足が最大の原因ではないかと思っています。
となると、エレクトリカルパレードか花火を休止しないと、プロジェクション2回が入れられません。
同じく人手不足を考えると、エレクトリカルパレードを休止させるのが単純な思考。
パレードもダンサーの人手不足感があり、ショーの再開が進んでいません。特にシーで。シーで。

ランドでもイベントパレードが1回しか公演できていません。
4月からの「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」は1日2回公演もあるようですが、GWだけの模様。
基本的にイベントパレード2回、ハーモニー・イン・カラー、エレクトリカルパレードの4回は難しいようです。
13:00ハーモニー・イン・カラー、15:40ファンダーランド、19:15エレクトリカルパレードという現在のスケジュールです。
最初のパレードから最後のパレードまでだいたい8時間かかるので、1シフトで回せる限界。もう1回を入れる余裕がありません。
ここでエレクトリカルパレードを休むと、夕方でパレードを終えられるので、午前中にもう1本パレードが入れられます。
午前を取るか夜を取るかという状態ですね。
例えばハロウィーンとクリスマスは、11:00イベント、13:00Dパレ、15:00イベント、18:00プロジェクション、19:00プロジェクション、20:30花火といったスケジュールを組めば、イベントパレードを充実させつつ、夜もプロジェクションで埋めることもできます。

マッピングは7月あたりからスタートだと思っていたので、9月スタートは意外と遅かったです。
夏は日の入りが遅いからなのか、イベントパレードに出演者がいないからなのか。
閉園時間や夜のエンターテイメントは、ゲストの夕食の有無にも繋がり、今重視されている客単価にも影響してくるので、秋からどういう編成が組まれるのか注目したいところです。

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TDR 2024年度スケジュールを発表

2024年度の年間イベントスケジュールが発表されました。
東京ディズニーランド®/東京ディズニーシー® 2024 年度(2024 年 4 月~2025 年 3 月)のスケジュール
東京ディズニーランドⓇのスペシャルイベントシリーズ「ディズニー・パルパルーザ」第2弾 “ドナルドダック”が主役の「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」を開催 4月9日(火)~6月30日(日)
東京ディズニーシーのスペシャルイベント 「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」を開催 4月9日(火)~6月30日(日)
東京ディズニーランド 開園当初から親しまれてきたアトラクション 現在の「スペース・マウンテン」最後の宇宙旅行をお楽しみいただけるスペシャルイベント「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」開催のお知らせ

2019年までは秋に翌年度のスケジュールが出て、暦年では翌々年のお正月まで発表されるという、世界でも類を見ない未来の予定がわかっていました。
イベントをやるのかわからないコロナ禍を経て、ようやく年度単位のスケジュールが出せるような状況に戻ってきたようです。
しかしかなりイレギュラーなスケジュールになっています。
イレギュラーというか、ニュースタンダードなのかもしれません。

ランドは、1月から始まった「ディズニー・パルパルーザ」の第2弾を春休み挟んでスタート。
主役がドナルドであることがようやく発表されました。
発表を溜めた割にストレート。楽しそう。
スペース・マウンテンのクローズを飾る「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ファイナル・イグニッション!」も始まります。
以前のスペシャルプログラム扱いの内容で、デコレーション、グッズ、フードの展開です。

シーはいよいよファンタジースプリングス臨戦体制。
「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」が、エリア開業前からスタートします。
ハーバーグリーティングには、ピーターパン、アナ雪、ラプンツェルのキャラクターも出てくるようです。エリアにはライブキャラクター出てこなさそうなのに。
ミッキーとミニーも新エリア用の衣装で登場します。これもエリアでは見られなさそう。ホテルで会えるのかな?
そして期待の「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」。
アメリカンウォーターフロントに各エリアポートのメニューが集結するようです。
季節も形式もEPCOTよりDCAのフード&ワイン・フェスティバルに近い感じがします。
ファンタジースプリングスをイメージしたメニューもあり、「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」とも連動します。

近年の大問題、夏イベント。
ランドは出演者がいない散水パレード「ベイマックスのミッション・クールダウン」を再演します。
スプラッシュマウンテンやトゥーンタウンのびしょ濡れバージョンも継続。
一方、シーは何も書かれていません。
2023年はダッフィーのハーバーグリーティングがありましたが、今年はなさそう。
アクアトピアのびしょ濡れバージョンはきっとやるでしょうから記載してもよかったのに。
期間は延長し9/18まで開催します。

キャッスルプロジェクション
9/20からキャッスルプロジェクションが始まります。
シルバーウィークからハロウィーンで集客力がある時期に始めるんですね。

ハロウィーンは10/1スタート。
近年のハロウィーンは残暑との戦いと化していましたが、開催時期を後ろ倒しする形に。
ランドは新規パレードになります。
11/7まで。

ハロウィーンが後ろ倒しされ、クリスマスは11/15スタート。
お正月は1/1から13日まで開催されます。

猛暑対策を本格的に取り組んだこともあり、全体的に後ろ倒し感のあるスケジュールになりました。
ファンタジースプリングスの6月オープンに合わせた展開もあり、イレギュラーさはありますが、今年のスケジュールが上手くはまれば、来年度以降もこのような形になりそうです。
ランドは1〜6月を2期に分けたパルパルーザ、夏の無人パレード、10月ハロウィーン、クリスマス、お正月で新しい歳時記パターンになりそう。
シーはハーバーショー問題をいまだに解決できておらず、どうするつもりなのでしょうか。

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 - 映画  - by poohya

モアナと伝説の海2、2024年11/27公開

『ウィッシュ』公開後、次の劇場作品が明かされていなかったウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが、今年冬の映画を発表しました。

『MOANA 2』

ディズニープラスでシリーズとして開発されていたはずの『モアナと伝説の海』続編が、アイガーいわく劇場クオリティの作品になったため、劇場公開が決定。
まあ劇場作品の手持ちがなくなってプラスから格上げした感がある。
モアナとマウイが再び遠洋の冒険に出かけるそうです。
イラストを見ると、モアナとマウイ、ヘイヘイ、プア、人間が3人ほど船に乗っています。
元々シリーズ予定だったので、監督のジョン・マスカー&ロン・クレメンツや音楽のリン=マニュエル・ミランダなど前作製作陣がいないのも、どうなるのか。

WDASとピクサーを合わせると
2024年
6月『インサイド・ヘッド2』
11月『モアナと伝説の海2』
2025年11月『ズートピア2』
2026年『トイ・ストーリー5』
2026年『アナと雪の女王3』
という公開ラインナップとなり、2000年代初期の続編ビデオラッシュを凌ぐ続編劇場ラッシュがやってきます。
ピクサーは、延期された『星つなぎのエリオ』も待っています。

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 - 映画  - by poohya

ディズニー101年目 2024年にアニバーサリーを迎える映画リストを公開

ハッピー「くまのプーさん スクリーンデビューの日」

映画公開から◯周年の作品リスト



WDJが2024年に周年を迎える作品リストを公開しました。

『アナと雪の女王』日本公開10周年をはじめ、『メリー・ポピンズ』60周年、『ベイマックス』10周年などが並んでいます。
この中の一部は、ディズニーストアや市販のライセンスグッズでアニバーサリー記念アイテムが発売されそうです。

バースデー扱いのキャラクターが増えた


また、キャラクターバースデーの一覧も。
以前はミッキー、ミニー、ドナルドがバースデーで、残りはスクリーンデビュー日と分けられていましたが、ミッキー&フレンズはみんなバースデー扱いになったようです。
誕生日扱いだと知らないうちにデイジーの誕生日は過ぎていきました。

Disney暦のお知らせ

毎年Twitterで更新してきたDisney暦ですが、Xになってやめました。
機能制限がかかり自動投稿システムが止まってしまい、現在のAPI用に作り直すことはできるのですが、もうやめました。
気が向いたら突然再開するかもしれません。

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