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「 ファイアボール 」 一覧

「ファイアボール」全作ディズニープラスで配信再開 まさかの英語・韓国語吹き替え

度肝を抜かれたわ

「ファイアボール」「ファイアボール チャーミング」「ファイアボール ユーモラス」「ゲボイデ=ボイデ」がディズニープラスで配信再開。
ディズニープラスが正式版にアップデートされるタイミングで配信停止されていましたが、無事に再開されました。

よもや全世界版ディズニープラスに合わせた仕様に…と思っていたところ、まさかの英語対応。
いつもの日本語版に加えて、英語吹き替え、韓国語吹き替え、英語字幕が付きました。
あの言葉遊びが全て英語に訳されています。
芋煮会はバーベキューになっていました。ちくわぶはちくわぶです。

頑張って訳しつつ、諦めるところは諦めているなという印象。
日本語ですら難解なので、英語だと難しい単語だらけです。
面白いところでは、チャーミングの「お屋敷クルーズ、あるいはイッツ・ア・スモールお屋敷」のところ、お屋敷がMansionと訳されたおかげで、Mansion Cruise Ship、It’s a Small Mansionと、ディズニーランドのアトラクション要素が強まっています。
韓国語は何もわかりません。

英語に韓国語まで入ったことで、いよいよファイアボールの世界展開が見えてくるとかこないとか。
日本アニメに力を入れているディズニープラスですが、そのラインナップ動画のサムネイルにファイアボールが入っていたという話もあり、新たなる希望を感じなくもありません。
まずは4作品が同じシリーズであることをわかりやすくしてほしい。ゲボイデ=ボイデがシリーズだと気付く人いないでしょ。

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ゲボイデ=ボイデ第10話「バンジージャンプ・メソッド(アリアドネの糸)」

辰砂暦39426年

ファイアボールシリーズが完結しました。

辰砂暦は第9話と同じ。
最終話だけ2分40秒と、他より10秒長いです。
最後にはNIPPONGRAM LABELのクレジットが登場。
非常にトロンっぽく、荒川監督のトロン好きから考えるに、荒川監督チームが今後WDJと連携してレーベルを運営していくということでしょうか?

エンドクレジットでは、アリアドネはaka Scarlet Headed Drossel。
ドロッセルの頭部パーツが違っただけでした。
そして、ゲボイデ=ボイデはKing of Ruins、瓦礫の王でした。
瓦礫の中、9話に想像でアリアドネとのやり取りを繰り広げていたゲボイデ=ボイデ。
毎話オープニングがゲボイデ=ボイデの目の中に入っていたのはそういうことでした。
つまり、ゲボイデ=ボイデの中に落ちていき、それがアリアドネの糸、バンジージャンプ・メソッドにより引き戻されたのが最終話です。

ゲボイデ=ボイデがいたのは人類との戦争により崩壊してしまった世界でしょう。
ゲボイデ=ボイデは、そこで想像に囚われることを選択してしました。
アリアドネの糸により、ゲボイデ=ボイデは救われました。

ゲボイデ=ボイデは「争うことのない、ただひたすらにユーモラスな世界」を想像していました。
しかし、アリアドネは想像とそれ以外とで何が違うのかと問いかけます。
『ゲボイデ=ボイデ』でも恐怖や思いを具現化していましたし、『ユーモラス』には「信じる心を物理的な強度に変換するマシン」が出てきました。
想像は決して虚構ではないのです。

オーディオ・オモシロニクスでも「空想するハイペリオンは何度でも夢を見る」と歌われていました。
無印最終話のタイトルは「夢の生まれる場所」でした。
ドロッセルの住む星に来た賢者たちは夢と同じ成分で作られていました。

イモニトロンナイトで荒川監督はこう言っています。
「ファイアボールをひとことで表現すれば、優しい王様や良い魔法使いがいなくなった未来のプリンセス・ストーリー。希望あふれる王国というのは、かつて確実にそこに存在していて、僕たちはそれを取り戻さなくてはならない。」
『ファイアボール』とは、真にディズニーらしい希望あふれる王国を取り戻そうとするプリンセス・ストーリーです。
そして、希望あふれる王国とは、想像の産物です。

古の開拓者たちは、恐怖に対して「オモシロニクス・プロトコル」を用意しました。
「オモシロニクス・プロトコル」は、オーディオ・オモシロニクスのトラック名。
アカヒトニスがタイムワープの方法、つまり世界にはいくつもの次元が存在し、心が複数の次元に同時に存在することを利用する方法を説明するエピソードです。

信じる心を持って想像すれば、世界はいくらでも作り出すことができます。
恐怖からお屋敷に囚われたゲボイデ=ボイデに対し、『チャーミング』の最後、ドロッセルは「次はきっとうまくいくわ」と、“つよくてニューゲーム”を選択しました。
例えゲデヒトニスのことを忘れてしまっても、ドロッセル自身が世界の歴史なのだから心配することなんてなかったのです。
歴史は繰り返すのではなく韻を踏むだけなのだから。
想像によって希望あふれる王国が生み出され、我々はいくつもの次元の中から希望あふれる王国を選択すれば良いのです。

『ファイアボール』は2期以降、前日譚となるため、ハッピーエンドにならないことが分かっている物語でした。
それに対して『ワンダーの方へ』は希望のある終わりを見せてくれました。
そして『ゲボイデ=ボイデ』は『ワンダーの方へ』に物語を受け渡し、希望を見せてくれました。
ファイアボールの新作がもう見られないとしても、そこに残ったのは悲しい感情ではなく、これでした。
ワクワクするわね。

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ゲボイデ=ボイデ第9話「ラグランジュの暗点」

辰砂暦39426年

監督になりきったお嬢様。
メイキング・オブ・ファイアボールを思い出します。
便利棒での自撮りに、オーディオ・オモシロニクスでの「ワンダーの方へ」あらすじBGM。
そこに小さなゲデヒトニスとゲボイデ=ボイデっぽいのたちが登場。
型番はBAUまで見えますが数字がわからず。7話に登場した緑のもいた。

宇宙海賊の連続アニメが最終話を迎えて残念がるアリアドネ。
第1話で通販したビデオを見ることにします。
再生すると、そこに映っているのは、これまでの「ゲボイデ=ボイデ」のシーン、というか予告編。
左下のタイムコードっぽいのは「BAU.28 39426」でゲボイデ=ボイデの型番と本エピソードの辰砂暦。
これはあなた(ゲボイデ=ボイデ)の物語だと語るアリアドネ。
そして、2人がお屋敷の歩いていくと、アリアドネの姿が消え…

あまりに衝撃の展開、本当に「最終章」に向けて大展開です。
整理しましょう。

自分の物語だと言い当てられたゲボイデ=ボイデが語る「タイムマシンの噂」とは、「この物語が終わる頃、私たちは始まる前よりぐっと未来へと到達します」。
お嬢様が引きこもり続けるならば、ステラノヴァと呼ばれる現象により世界は収縮を始めるそうです。
ステラノヴァはラテン語で「新しい星」。
世界が収縮を始めるとは、チャーミング最終話の最初のセリフ。

ステラノヴァから安定の連想ゲームでプテラノドンにまでたどり着くアリアドネ。
プテラノドンの語源は、歯はないけれど翼はある。
語源はファイアボールシリーズにとって重要です。
しかし、これはゲボイデ=ボイデのことなのだそう。
歯はないけれど翼はある。「翼」とはドイツ語で「フリューゲル」。
オーディオ・オモシロニクスでも「私たちには翼がある」と歌われています。

「宇宙海賊の次は床下収納」
宇宙海賊といえばキャプテン・レジナルド。
無印時代から関連グッズに毎度登場しており、メイキングやワンダーの方へでは、キャプテン・レジナルドこそファイアボールの原作であるような発言がなされています。
第1話でアリアドネが通販したアニメビデオのタイトルもキャプテン・レジナルドだったはず。
アリアドネはキャプテン・レジナルドのアニメが大好きで、似たシーン(展開とBGMがワンダーの方へで流れたキャプテン・レジナルドのと同じ)を撮影。
キャプテン・レジナルドは最終回を迎え、アニメビデオを再生すると、そこで流れるのは「ゲボイデ=ボイデ」でした。
そして床下収納といえば、チャーミングに登場する収納。
「ゲボイデ=ボイデ」では過去を見たときにヴィントシュトレ卿とプロスペロと共にありました。
ワンダーの方へでは、無印の未来でドロッセルが尋ねようとした人類がサー・イカボット・床下収納・カラテオドリでした。

アリアドネはついにお出かけしようとしますが、「あれ?」という声と共に姿が消えてしまいます。
最後にゲボイデ=ボイデがいる場所の暗さはどこかテンペストの塔のようです。

「ゲボイデ=ボイデ」は文字通りアリアドネではなくゲボイデ=ボイデの物語。
彼こそ歯はないけれど翼はある、つまりフリューゲルであると。
辰砂暦とメルクール暦を同列に扱うなら、「ゲボイデ=ボイデ」が終わるとき、その先には数千年未来の物語が待っています。
その未来で、世界は収縮を始めています。
「ゲボイデ=ボイデ」すなわち宇宙海賊キャプテン・レジナルドの物語は終わり、続きは床下収納を司るドロッセルの物語になっていく。
ということ?

いよいよあと1話。
最終話のタイトルは「バンジージャンプ・メソッド(アリアドネの糸)」。
アリアドネの糸は難問を解決する鍵。
テセウスを迷宮から救った糸であり、アリアドネが残したオモシロニクスこそ迷宮に迷い込んだときものがよく見えるもの。
ゲボイデ=ボイデはどう解決し、この物語はどこへ終わっていくのでしょうか。

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ゲボイデ=ボイデ第8話「ワルキューレ」

辰砂暦39410年

前のエピソードからきちんと話が繋がり、しかも年数にまで言及しました。
階段を登るのにかかったという16年はちょうどエピソード間の辰砂暦の長さ。
ヘカトンケイルと出会い文通を始めることになった第5話からはちょうど辰砂暦で48年です。

雑巾水浸し(光陰矢の如し)と言い間違いはドロッセルっぽいですし、ゲボイデ=ボイデの訂正もゲデヒトニスっぽい。
アリアドネが「便利ね」と言うのもドロッセルを思い出させます。
微妙に届かなくて便利棒が出てくるのは笑った。

16年の間に工事が終わって窓も修理されていましたが、窓はまた割れました。
お嬢様は斥力を利用した移動をマスターしていました。

ヘカトンケイルの主人のクレジットは無し。喋ってないしな。
女性で、足には13の数字?13なら設定年齢かな、無印ドロッセルの1歳下。
彼女はアリアドネの文通相手なので、ドロッセルで連想するとユミルテミル?
また、チャーミングでテンペストの塔の外に花火が上がりましたが、これを打ち上げたのがヘカトンケイル?
なんて無理くり繋げることもできますが、あんま関係なさそう。

オモシロニクスを持ったアリアドネの「ぱっぱっぱっぱっぱっ」が可愛かった。

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ゲボイデ=ボイデ第7話「ユグドラシルの長い午後」

辰砂暦39394年

色々と連想させる要素が多いエピソードでした。

気になるのは背後にずっと見えている黄色い機体。
明らかにゲデヒトニスを連想させます。
しかし冒頭では緑色の同じような機体もあり、やっぱり関係ない気もする。

時間とは相対的な存在であるというような顔つき、という「ワンダーの方へ」を連想させます。
ゲボイデ=ボイデが取り出す本は「ユーモラス」でドロッセルが読んでいた本(シビュラの書)と似た外装です。印は違う。
ラッキープレイスは分倍河原。
お花茶屋に続き東京の地名シリーズです。
イルカの形の醤油さし欲しい。

ついにアリアドネが買い物へ行くことを決意した模様。
果たして残り3話で外に出るのか…?

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