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新ショップ「ジャングルカーニバル」12月オープン。アドベンチャーランドショップ改修に

2015年12月にアドベンチャーランドの新ショップ「ジャングルカーニバル」がオープンすると発表されました。

2種類の有料ゲームが楽しめるお店ということで、シーのワゴンゲームのような形になる模様。
また、アドベンチャーランド・バザールもディズニーキャラクターを扱うショップにリニューアルされます。

両ショップは『ジャングルブック』をテーマにすえ、ファサード(外壁)には「ジャングルブック」のキャラクターたちが描かれるほか、その店内は美しいインドのジャングルや宮殿などをモチーフにデザインされます。

これに伴い、「パシフィック・エクスポート」、「サファリ・トレーディング・カンパニー」、「チキ・トロピックショップ」が6/21でクローズ。
アドベンチャーランド・バザールも同時にクローズしリニューアルに入ります。

アドベンチャーランドのショップ密集地帯が一気にリニューアル。
パシフィック・エクスポートは旧千葉物産館であり、テーマエリアがアジアからインドに絞られることになります。

ショップは3店舗閉鎖で1店舗新規ということで、面積はかなり広くなる見込み(元々ワゴンが外にあるなどゆとりのある作りの店舗です)。
閉鎖3店舗が全てゲームになるのか、バザールも面積を拡大するのかは不明です。
後者だとすれば、パーク入口のグランドエンポーリアム、奥のギャグファクトリーに加え、右のトレジャーコメット、左のアドベンチャーランド・バザールと、“何でも揃うショップ”がパークの四点に配置されることになります。

いよいよ大改造が始まるTDR。
ここまで連続して新要素が出ると、それだけで楽しくなります。

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『ファインディング・ニモ』シアターライドアトラクション2017年春オープン。ストームライダーは2016年5月終了

東京ディズニーシーのポートディスカバリーに映画『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー(原題)』(2016年公開予定)の世界を舞台としたアトラクションがオープンすると発表されました。

アトラクション内観(イメージ)
アトラクション内観(イメージ)
Artist concept only ©Disney/Pixar

このイラストから分かる通り、システムはストームライダー。
ストームライダーを2016年5月中旬にクローズさせ、2017年春にニモとしてオープンします。

シアターライド型アトラクションでは、これまでスター・ツアーズとストームライダーで宇宙や空を飛ぶものでした。
しかし今回は海底を潜るコンセプト。
新しい体験になりそうです。

映像は『ファインディング・ドリー』のスタッフが参加して製作するとのこと。
かなり気合が入っています。

ストーリーに登場する潜水艦(イメージ)
ストーリーに登場する潜水艦(イメージ)
Artist concept only ©Disney/Pixar

魚サイズに縮むことができる潜水艦に乗り込んだゲストは、ニモやドリーたちと同じ目線で、広い海の世界を冒険します。
途中で出会う海の仲間たちは体験のたびに異なり、ゲストは新しい発見をすることができます。

というストーリー。
ポートディスカバリー自体は残るため、研究所のようなストーリーになるようです。
『ファインディング・ドリー』(原題)は2016年7月日本公開予定。
昨年発表されたストーリーの一部をこちらの記事に書いています。
映画の内容に触れるので具体的には書きませんが、こちらを見ればなんとなくアトラクションの設定も読めるかと思います。
『アナ雪』『ニモ』続編も! 最新ディズニー映画ラインナップ&ストーリー詳細をジョン・ラセターが解説|D*MANIA

オープンは2017年春、総工費約50億円。
定員は1キャビン122名×2キャビンでストームライダーと同じ。
ファストパスの導入も既に決定しています。

気になるのはメインショーの時間が約5分間ということ。
ストームライダーが約14分ですから1/3程度になります。
ある意味回転の良いアトラクションになりますが、少し短すぎないか…

以降は妄想ですが、直営でない東京のパークが公開前の映画を新アトラクションとして扱うのは極めて稀。
前例がありません。
先日発表された「北欧」エリアの『アナと雪の女王』も世界で最も早いテーマランド展開ですが、「ありたい姿」の計画内としても今回のニモはちょっと唐突。
OLCの計画として導入したというより、アナ雪エリアを導入するにあたりバーター的な扱いで『ファインディング・ドリー』を押し付けられたという気がしてなりません。
金に目がくらんだOLCが豊かなバックグラウンドストーリーを持つアトラクションを潰してキャラクターものに・・・という単純なものではないのではないかと思います…

少なくともはっきりしたのは、「北欧」エリア建設時にポートディスカバリーは影響を受けないということ。
現ストームライダー、ハンガーステージが更新されるため、「北欧」エリアの用地は既存エリアにほとんど浸食しないことが明らかになってきました。

ショー時間の短さが引っかかりますが、TDRの歴史に類を見ないかなり前衛的なプロジェクトであることは確か。
けっこう楽しみです。

本心はファインディング・ニモ・ザ・ミュージカルが良かったです。

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OLC2014年度決算発表

2014年度の決算が出ました。
ファンタジーランド、北欧エリアに隠れがちですがまさかの入園者数最高記録を出した年度のまとめです。

キーワードは「30周年の反動」「ワンス、フローズンファンタジー」

入園者数は「30周年の反動」の予想を覆し、31,377千人で過去最高を記録。
「ワンス・アポン・ア・タイム、アナとエルサのフローズンファンタジー」が予想を大きく超える人気となったのが要因。
セグメント別でみても、4Q(フローズンファンタジー期間)が過去最高益を出しています。

一方、「30周年の反動」の影響を受けたのは売上単価。
物販・飲食が30周年の終了により減少しました。ここについては原材料費と為替レートの影響で利益が大幅減。
また、アニバーサリーは遠方ゲストが多い年。昨年度は「ワンス、フローズンファンタジー」による首都圏近郊ゲストの増加が目立った年でした。
結果として、宿泊ゲストが減少し、TDHやアンバサダーホテルを中心に稼働率と単価が減少。全体としてホテル事業が減益となりました。
宿泊ゲストが減少し首都圏近郊ゲストが増加したことで、ワンデー比率が増加。
チケット単価は4,660と増加しました。
「ワンス・アポン・ア・タイム」によって夜間パスポートの販売数が大きく伸びましたが、それを相殺するだけのワンデー圏内比率増があったと発表されています。

パークは入園者数とチケット単価が増えるものの物販・飲食の単価減に引っ張られ、全体で減益。
ホテルも稼働率減が大きく減益となりました。
とはいえこれは13年度比。「30周年の反動」を予想した値からは大きく増加しました。

15年度予想:チケット値上げとホテルリニューアル

今年度の予想は4/1に行われたパスポート値上げと、2,3月のTDH、6月以降のミラコスタ客室リニューアルがカギ。

「ワンス、フローズンファンタジー」2年目といことで入園者数は減少予想。
イベントの2年目による入園者減という表現ははじめて見ました。それほど衝撃的なイベントです。
予想は30,400千人。それでも3,000万人超えで、ありたい姿の“恒常的に3,000万人”は既に達成しているようです。

チケット単価は値上げにより4,980予想。5,000円が見えてきました。
物販・飲食も単価は上がりますが、為替レートによる利益率の減少は続きます。

ホテル事業は、新キャラクタールームを導入したTDHが客室稼働率を90%半ば→90%後半に増加させる見込み。
一方、リニューアル最中になるホテルミラコスタは客室稼働率が90%後半→90%前半に大きくダウン。
売上高はTDHとブライトン傘下により増える見込みですが、営業利益は改装費用がかさむことから減益です。

そしていよいよ本格化する設備投資。
13年度、14年度、15年度(予想)で
169→338→662(億円/2パーク合計)と大きく増加。
ここをみると、今年度からファンタジーランド再開発の設備投資がスタートする一方、シーはハンガーステージの記載。
北欧エリアの工事は来年度以降のようです。

今年度は入園者数とホテル稼働率という直接的な動員数が肝となる1年になりそう。
株式分割とパーク開発計画による株価の推移も気になる1年です。

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ファンタジーランドは「美女と野獣」「不思議の国のアリス」、新テーマポートは「北欧」でアナと雪の女王。

ファンタジーランド拡張計画、シー第8のテーマポートの概要が発表されました。
ファンタジーランドは『不思議の国のアリス』と『美女と野獣』
シーは「北欧」をテーマに『アナと雪の女王』を中心としたエリアになります。
どちらも詳細は今年中に発表するとのこと。
“世界でここだけの魅力あふれる新エリア”ということで、両エリアともにTDRオリジナルのアトラクションやレストランを導入するとのこと。

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ファンタジーランドは昨年10月に公開されたイラストに近い形。
イッツ・ア・スモールワールド跡地に作られる模様の『不思議の国のアリス』エリアは、クイーン・オブ・ハートのバンケットホールらしきイラストも見えます。
バンケットホールの角度からすると、このイラストは現在のキャッスルカルーセル辺りから見た様子でしょうか?
かなり広範囲に設置されるようにも見えます。

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『美女と野獣』エリアはグランドサーキット・レースウェイ跡地に作られる模様。
門と橋、野獣の城があり、ベルと野獣がグリーティングをしているイラストです。
現在のファンタジーランド(とトゥモローランド)の様子は全くありませんが、おそらくグランドサーキット・レースウェイのトゥーンタウン側になるはずです。

ファンタジーランド拡張は現在の2倍の面積になりますが、その範囲が現在の駐車場にも進出することが明らかになりました。
拡張により当該エリアのキャパシティは1.5倍を目指すとのこと。

また、昨年10月のイラストによると、イッツ・ア・スモールワールドがグランドサーキット・レースウェイ跡地北部分(現トゥモローランド・ホールの辺り)に移転
空飛ぶダンボがスタージェット跡地に移転
が見て取れます。
イッツ・ア・スモールワールドはベリーメリーホリデーが昨年で終了したことから、今年中にクローズすると予想されています。
グランドサーキット・レースウェイは、昨年夏休みのプログラムで行われていた子供向けのキャスト体験が今年は開催されません。スタージェットとあわせ、いつクローズされてもおかしくない状況ですが、クローズ発表はまだ。
(2014年10月31日のOLC電話説明会質疑応答で「現在の構想通りにファンタジーランドを拡張することになった場合には、グランドサーキット・レースウェイはクローズすることになる。」との回答あり)
今のところ出ているのは、長期リハブ情報。
ピーターパン空の旅が6/1~来年2/29
キャッスルカルーセルが10/1~来年7/31
とかなり長期のりハブが発表されています。

今回のOLC決算説明会質疑応答にて

Q2) 大規模開発によってトゥモローランドが縮小されるが、今後、トゥモローランドの開発に着手することはあるのか、教えてほしい。
A2) 今後のコア事業の成長に向けた時間軸として、まずファンタジーランドに着手をしたということである。その次のステップとして、トゥモローランドなど、他のテーマランドの刷新・拡張も充分 に考えられる。

Q10) テーマパークの魅力向上について、例えばワンス・アポン・ア・タイムのコンテンツ入れ替えやスターウォーズを使った新アトラクションなどの可能性について、教えてほしい。
A10) プロジェクションマッピングは、アトラクションと比べると内容を入れ替えやすいことから、今後も有効なコンテンツとして活用していきたい。例えば、同様の技術でワンス・アポン・ア・タイム の他にも小規模な形で展開することも考えうる。スターウォーズについては、ディズニー社が非常に力をかけている。日本のマーケットを見極めながらではあるが、弊社としても、トゥモロ ーランド活性化策の検討材料の一つであると考えている。

との回答があります。
トゥモローランドは単に縮小するだけでなく、「ありたい姿」のさらに未来に期待がかかります。
やはりスター・ウォーズはディズニー社が激推しなのか。

 

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「北欧」新テーマポートは北欧とはいえ実質アナと雪の女王のテーマポート。
TDSらしい完全新規のテーマポート。
アレンデールの入江を意識させるイラストには、アナと雪の女王に登場した名所がいくつも再現されています。
ロストリバーデルタ側(イラスト右側)のエリアがアナ雪ではない北欧要素が入る模様。
とはいえ北欧のディズニー映画をあまり知りませんが…

「東京ディズニーシーは未利用地を活用するため、工 事に伴うゲストへの影響は無い」(質疑応答より)と回答しているため、現在の施設が大きく潰れることはなさそうです。
となると、橋は新設。ストームライダーの奥、道が湾曲しているあたりにできるのではないでしょうか。
よく見るとアレンデールの城にかかる橋の後ろ、塀が斜めに降りてきているように見えます。これはリゾートラインの高さに合わせた塀なのでは?と考えると、
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こんな感じで予想します。
街の奥行があるので、アトラクションやレストランなどはこのエリアに作られるのではないでしょうか。

詳細発表は今年中に行われるとのこと。
昨年と同様10月末の決算発表にあわせて明らかになるのか、はたまた11月のD23 Expo Japanか(なさそうだけれど…)
“世界でここだけの魅力あふれる新エリア”、どちらのエリアも非常に楽しみです。

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「キング・トリトンのコンサート」アリエルいちばんのりキャンペーンに行った


photo by 「キング・トリトンのコンサート」を魅る。|コンフェティ

マーメイドラグーンシアターの新ショー「キング・トリトンのコンサート」のTwitterキャンペーンに当選したので、ひと足お先に観てきました。
実はTwitterキャンペーンの自力当選ははじめて。
細かいショーの内容はコンフェティをみていただくとして、ちょっと感想を(ネタバレ含みます)。

今回の大きなポイントとして、アリエルのフライング装置が変更されました。
これにより、劇場中を自由に移動できるようになり、ゲストのすぐ目の前までアリエルがやってきます。
以前のショーでは最前センターでのみ味わえたあの光景がほとんどの座席で楽しめます。
正面から観ると、ライトと重なり本当に海底にいるよう。
外れ席がなくなり、どこから観てもアリエルを間近に楽しめるようになりました。

そして曲。
これまでのショーから「哀れな魂」がカットされました。
アースラの怖いシーンがなくなり、全編明るくなったので子供には良いでしょう。
「哀れな魂」の代わりは「キス・ザ・ガール」くらいしか務まらないだろうと思っていたら、本当にキス・ザ・ガールが!!
しかも時系列的にエリックと出会う前のため、キス・ザ・ガールという歌詞は歌わないという細かさも。
最高です。
そして、なぜかリトル・マーメイド2,3のフィナーレ曲も。
今回のショーのメインテーマのような扱いでしたが、フィナーレがずっと続く楽しさは新しいものでした。

そしてパート・オブ・ユア・ワールド。
正直この一曲さえやってくれれば良いショーだと断言してしまうほど単純なリトル・マーメイド好きなのですが、今回も良かった。
あの再現度で出してくるとは・・・
途中で歌い終わってしまうのかと残念に思っていたら、続きもしっかり歌い、前述のフライング。
もう文句なしです。

フィナーレはまたアンダー・ザ・シー。
これまでの曲がアレンジで入っていくのは前ショーと変わらない良ポイント。
キス・ザ・ガールが入ってきて嬉しいです。
最後だけ前ショーのアレンジでパート・オブ・ユア・ワールド入れてくれれば…
あのアレンジは大好きでした。

リトル・マーメイドは元の作品があまりに良すぎるため、敬意と愛を持ってショーを作ってくれれば絶賛になります。
あのアリエルに会えてあれだけの曲が聴ければもう大満足です。
しばらくは混雑しそうですが何度も通いたいショーが帰ってきてくれました。

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