「 東京ディズニーランド 」 一覧
- 東京ディズニーランド - by poohya
Reach for the Stars感想
東京ディズニーランド「Reach for the Stars」を観ました。
とりあえず1回観た時点での感想です。
ここからネタバレあり
この運営体制でキャッスルプロジェクションが戻ってきたというだけで満点です。
特に、プレミアアクセスに課金するようなゲスト層に対して、ショーの選択肢を増やすことは大きなことだと思います。
そこに向けて良い雰囲気のショーとして完成されていました。
観ていて感じたのは、良い場所から観ることを想定したショーだなということでした。シンデレラ城近く(ただし近すぎず)正面から見るときによく見える作りです。
キャッスルプロジェクションも10年になり、今や東京ディズニーランドが最も狭い範囲で見せるプロジェクションになっていると感じました。
アナハイムは早くからスモールワールドやアメリカ河、そしてメインストリートUSAでも映像を流すことで、幅広いエリアで補完しています。パリは城が大きく、フロリダも拡張されたハブとメインストリートUSAを活用。香港と上海は、マッピング用のお城と、専用に掘られた鑑賞エリアから広がるハブがあります。
それに対して、パイロでない花火を打たない東京は、比較的狭い範囲に向けた演出で良いのです。
『ウィッシュ』のシーンでは、パイロの爆竹音がぴったり曲に合わせられていました。
さらに今回はシンデレラ城の両サイドの木にも投影があり、ミラベルのシーンなどよくできていて、没入感を演出していました。こういった没入感の演出は海外でもありますが、海外は「色」をテーマにして周りの演出を合わせることが多く、ある程度距離があっても成立するようにできています。もっと直接的なアプローチができるのは東京の城前構造ならではだと思いました。
特殊効果としては、ドローンを使いにくい東京で新たな効果としてスモークを出してきたのは面白い。
雲海の上のお城という表現は特に両サイドの池でうまくできていると思います。
近い人の見やすさは別として。
ホール・ニュー・ワールドでもかなり良い演出になっていました。
そしてやっぱり東京ならではの演出なのは炎。Celebrate! Tokyo Disneylandから導入された、設置タイプのフレームキャノンも含めて、良い演出になっています。炎を出すと、映像がかき消されてしまうという副作用があるものの、良い塩梅で映像を飛ばしてもいいシーンに当てはめていました。
レーザーもさすが小慣れていて、オープニングのティンクから完璧です。
今回新しいと思ったのは、むしろマッピングの演出でした。
東京でキャッスルプロジェクションが始まった当時、海外ではプロジェクションマッピングと言いつつもお城の入り口に幕を張って、そこにメインの投影物を出すという手法が多く、結局ただのスクリーン投影になっていることがありました。
それに対してワンス・アポン・ア・タイムは、シンデレラ城の右上にある平面が広めに取れるゾーンを活用して演出することで、綺麗な映像をキャッスルプロジェクションとして映すと同時に、高い位置にあるため遠くからでも見やすい効果を生んでいました。
これはかなり画期的な手法だと思っていて、フロリダではDisney Enchantmentで同様の方式をとり、香港のお城も増築部分はそれを意識した作りで平面が作られていると思います。
そんな東京のシンデレラ城が、今度はまた新しい手法でマッピングを表現していると感じました。
シンデレラ城は、時計がある前面と、高い塔がある後面に分かれています。そしてその間からパイロを打つことが可能になっています。この前面と後面をレイヤーとして分割して描いている部分が出てきました。
フローズン・フォーエバーでは近いことを行なっていて、前面で歌のシーンを描いて後面で回想を流すというすごいことをやっていたのですが、今回はきっちりと前面・後面でレイヤーを分けた映像になっているシーンがありました。その分、後面レイヤーで映るキャラクターが、前面の塔と被るので、横側からの見にくさには繋がっています。
とはいえ、お城を一体として投影するシーンもあり、ヘラクレスやウィッシュなど、レイヤーを分けるシーンと一体で描くシーンの使い分けが綺麗に行われていました。
物理的に前後に分けた表現ができるのは、マッピング用に大きいけれどのっぺりした城である香港や上海ではできない芸当で、元からあるシンデレラ城にわざわざプロジェクションマッピングつ打つという環境のなせる技です。
これは今後もっと化ける表現手法になると思います。
一方で、空を翔けるという表現はいまいちだったように思いました。
末広がりの三角形状であるシンデレラ城は空を飛ぶ表現が難しいですね。
みんな飛ぶといいつつ横に動くシーンが中心で、背景で動きを表現しているシーンが多かったです。カールじいさんの家も、家が大きくて風船が小さいという映像になってしまいます。
結局、ティンクとかスターとか小さいものが動き回らないとお城全体を使った飛行にならず。その点スターは非常に表現がうまくて、それだけで空飛ばないアーシャが入った価値がありました。
高さ51mのスクリーンを活かした没入感の飛行はなかったかなと思います。
ワンス・アポン・ア・タイムのピーターパンのシーンに勝てなかった。
シーン構成はぶつ切り感が否めず、特にヘラクレスがペガサスに合うシーンの切り替えの雑さには笑ってしまいました。
やはりストーリーが弱いので、空を翔けることと全体のテーマがちぐはぐなまま、とにかく映画を詰め込んでいるだけでした。
ホール・ニュー・ワールドが「素晴らしい世界」で終わり「を」がカットされているのはシーンの切り替えとしてはわかるけれどどうしても気持ち悪い。
そこからのプリンセスシーンは、もうストーリーからするとめちゃくちゃですが、こういうシーンが見たいのは確か。そしてプリンセスとプリンスのダンスシーンが、ウォーリーとイヴで締められるのは感動しました。東京ディズニーランドとして、プリンセスとヒロインの垣根を取り払ったと思います。
マーベルは、思ったより長くてたくさん出てきて、「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」もきちんと意識されているなと思いました。
そこからベイマックスに行くなら、もう少しマーベル繋がり感を出すくらい攻められなかったのかな。ビッグヒーロー6はいちいち謎の虹カラーが出てきて、直前のソーとダブりました。
ラストは割と普通のことを言っているので、これくらいなら言葉で説明しない方が好きです。
最後のウッディの「無限の彼方へ」も最初の「はるか空の彼方」と呼応していて、ディズニーの中でもかなり有名な名言を生かしていました。その分直前に説明しなくても良かったと思います。
さて、このショーにはプーが登場します。というわけで、ここからはプーの話をします。
空を飛ぶキャラクターをメインとしたマッピングという時点で、イマジニアがプーを入れてくるだろうなとは思っていました。
始まるまで登場キャラクターには一切書かれていませんでしたが、やっぱりプーが風船で浮いてきました。
フィナーレでは、クリストファー・ロビンたちも登場します。全員いっぺんに映すから場面として意味不明になっているけれど。
飛ぶ上でプーは使われがちだし、前述した上方向の動きで見ると、プー単体が風船で浮いていくので、城の上の塔まで使えて表現しやすいわけです。
それは、空を翔けるというショーの括りとしては良いです。ありがとう。
しかし、ショーのメッセージからは明らかにかけ離れています。
夢に向かって進んでいこうという、だいたいの映画はそのシーンあるだろうというテーマを扱うから、だいたいどの映画を使ってもまとまります。
だいたいのと書いたのは、一部には何の夢も追い求めない物語もあるわけで、その代表格が「くまのプーさん」です。
プーが入るだけでテーマがブレます。
これだけで、テーマに沿って映画をセレクトしたのではなく、深く考えずにシーンを詰め込んでいるだけだとわかります。
空を翔ける=夢を追い求めるは全てにおいて等式ではありません。
その両者をそれぞれやりたいように作るから、まとまりのないショーになっているのだと思いました。
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ディズニー・パルパルーザの新たなパレード形式はハロウィーンやクリスマスも変えるか
ディズニー・パルパルーザの第2弾「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」が始まりました。
第1弾の「ミニーのファンダーランド」のことを特に書いていなかったので、まとめて思ったことを書きます。
ファンダーランドはかなり変則的なパレードでしたが、ドナルドはもはや変則的ではなくスタンダードになるのかもしれない、といった内容です。
同じフロートながらまるで別のパレード
ミニーのイベントを3月中旬で終わらせ、混雑する春休みは何もやらず(一応40周年はあったけれど)、4月から同じフロートで次のイベントをやるのは頭良い。
同じフロートながら、3週間でフロート装飾を入れ替えて別のパレードにするのは面白かったです。
フロートの骨格以外はちゃんと別物に見えました。
「クワッキーセレブレーション★ドナルド・ザ・レジェンド!」は、「ミニー@ファンダーランド」に対して、構成はかなりシンプルになっています。というかミニーのが複雑すぎた。
構成はシンプルなのに名前が長いね。
ミニーは演出に全振りして、鑑賞場所によって大きく体験が異なることをいとわない内容でした。
あくまでも1〜3月の閑散期だから成立するパレードで、他期間でやるには改善点があるだろうなという感想でした。
ドナルドは4〜6月、これまでイースターをやっていた時期でGWを含むある程度の入園者を相手にした構成が求められます。
それに対応した形になっているなという感想です。
「ミニー@ファンダーランド」の斬新な構成
「ミニー@ファンダーランド」は、キャラクターがフロートを降り、乗り換え、フロートがフロートを追い越していくという、非常に複雑な構成でした。
フロートの小ささや出演キャラクターの少なさをカバーする演出です。
もっと言えば、この演出をするためならフロートを小さくしキャラクターを少なくする必要があるという、閑散期の消極的な編成を積極的な演出に転換できています。
当然ここまで演出を振り切ればデメリットもあり、鑑賞場所によって満足度にかなり差が出る内容でした。
特に城前はすごく、キャラクターが地面に降りて踊るため、滞在時間が非常に長くなっています。
見る場所によって、どのキャラクターが何回通るかが変わるのです。
鑑賞人数は減るけれど、少ない人数を高く満足させるという振り切り方です。
ほとんど、城前ショーをするための出入り部分をパレードしていると言えるような内容でした。
これは、入園者数を絞って単価を上げるという、コロナ以降のTDRの考え方に通ずる面があると思います。
一方、これまでイースターをやっていた時期に公演するドナルドは、多くの人を平均的に楽しませる構成になりました。
ファンダーランドを見て、これを4〜6月にやるなら改善しないとだろうなと思ったのは特に
・通過のみのエリアがある
・ダンサーのみのフロートが多く発生する
という点でした。
どちらも、キャラクターがフロートを乗り換えるために発生する問題です。
時間内に乗り換えるには移動距離を短くするためにフロートの停止間隔を狭くする必要があり、キャラクターがいなくなったフロートはダンサーが乗るしかなくなります。
ファンダーランドでは、キャラクター移動距離の問題は2nd(城前)でのみ解決されていて、キャラクターが地面で踊っている間にフロートが動く、フロート同士が追い抜いて順序を変えるという驚きの構成でした。
「ドナルド・ザ・レジェンド!」は多くの人が見やすい構成
ドナルドはこの問題をどう解決したかというと、単純に根本原因のフロート乗り換えをなくしました。
キャラクターがフロートに乗ったままなので、どのフロートにもキャラクターがいますし、ダンサーをキャラクター代わりに取られることもなく、パレードルートで踊っている人数も増えます。
2ndはフロート間隔がかなり開くので、そこを埋めるダンサー数が確保できるのは大きいです。
他のパレードモードの時は、フロートの規模の小ささに対してダンサーが多くてバランス悪いかなと思うくらいでした。
1stと3rdでは、パレードが2回停止します。
停止位置をずらして2回停止することで、フロートが6台(1stに至っては5台)しかないのに、通過のみというエリアを無くしているのです。
どこで見ても何かしら停止があることで、鑑賞エリアを大きく広げています。
問題は、停止時間がかなり短いこと。
2回合わせても全部で1分程度しかショーモードがありません。
結果、停止する割には展開に乏しく、4曲も新曲を作った割にはずっと同じような曲を聴いている印象になりました。
1st1回目停止のミッキーたちは止まっている中、ドナルドがパレードルートに登場するという演出は良かったです。
これくらいでいいのかも
ミニー@ファンダーランドで非常に重きを置かれていた城前は、比較するとドナルドはかなり見劣りしてしまいますが、そこにピートを投入しました。
多くの人が平均的に見られる構成にしておいて、ほとんどファンしか集まらない城前にはTDR初登場というバリューがあるピートとMCを持ってくるのは面白いです。
フィナーレに最終フロートのドナルドを城前に止める構成上仕方ないのですが、2ndで城前だけフロートが1回しか通らないのは残念。
2ndに入ってくるフロートたちを、城前にいるピートが見てリアクション取るのは新しかった。
そしてやっぱり停止時間が短いので、見応えに欠ける感があります。
1〜3月ならこの規模でもあり得るにしろ、4〜6月のイースター時期でこれかと。
パーク内のデコレーションに力が入っていて、40周年より豪華な気すらするので、デコレーションもメニューもあるしパレードもやってるよといったイベントなのかなと思いました。グッズは買えない。
年パスないし、一般向けのイベントとしてはこれでいいのかもしれません。
ハロウィーンやクリスマスにも導入?
ミニー@ファンダーランドが振り切った構成で、こんなものを他シーズンでもやれないことは明らかでした。
ドナルド・ザ・レジェンドは、どこからもそこそこ見られるという構成で、かなり一般化されています。
これはもはやディズニー・パルパルーザのイベントにとどまらず展開できる構成でしょう。
この規模のフロート6台でパレードルート全てをしっかりした鑑賞エリアにできるのですから、非常にコスパの良い構成です。
ハロウィーンやクリスマスも、この構成でできてしまうわけです。
公演時間を見るとあと5分くらいは伸ばす余地がありそうなので、各停止1分伸ばせば、そこそこのショーモードも作れるでしょう。
かつてクリスマスの「サンタのワンダーランド・パレード」は、細かい停止を何度も繰り返すということをやりましたが、似たようなことができます。
そして何より、パレードルートに城前を加えられ、ディズニー・プレミアアクセスを売れるという大きなメリットがあります。
ファンダーランドが始まった時にYahoo!ニュースに書きましたが、城前だけで1,200席以上を売れます。
今日から東京ディズニーランド新パレード 有料席で収益1回550万円の新たな試み(山口有次) – エキスパート – Yahoo!ニュース
ドナルド・ザ・レジェンドの内容なら、城前とパートナー裏だけでなく、モーリスのコテージ向かいのエリアも売れると思いました。
ハーバーグリーティングみたい
デコレーションやフードで盛り上げて、ショーはミッキーたちが来て何かやればいいというのは、シーがハーバーグリーティングで続けているやり方です。
シーが上陸ありのハーバーショーを戻すのではなく、ランドが簡単なパレードで同様のイベント形式に寄せていくのかもしれません。
ライトな客層をメインターゲットにした雰囲気で盛り上げるイベントにして、マニアは城前の課金とグッズを買ってもらうという形が、現在の運営方針との相性が良いと思います。
ドナルド・ザ・レジェンドのパレード構成は、ハロウィーンやクリスマスも含めたスペシャルイベント全体を変える可能性があるなと、観ていて思いました。
それが個人的に好きかどうかは別として。
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シンデレラ城の新キャッスルプロジェクション9/20スタート
9/20から東京ディズニーランドの新たなキャッスルプロジェクションがスタートします。
東京ディズニーランド®で2024年9月20日(金)より新しい夜のキャッスルプロジェクションがスタート
空を翔ける姿を描くキャッスルプロジェクション
ワンス・アポン・ア・タイム、ディズニー・ギフト・オブ・クリスマス、Celebrate! Tokyo Disneylandに続く新作です。
「シンデレラ城を舞台に、さまざまなキャラクターたちが夢を追い求めて空を翔ける姿を描く」内容。
イラストには映画の飛ぶシーンが集まっています。
コンセプトがドリーミング・アップ!に近く、イラストでも共通しているキャラクターが多く、似た内容にならないかは気になります。
パレードで使いにくいヘラクレスやWALL-Eはプロジェクションらしい展開になりそう。ヘラクレスでGo the DistanceやったらもうHappily Ever Afterだけれど。
目玉はマーベルキャラの初登場で、イメージアートにはアイアンマンとキャプテン・マーベルがいます。
タイミング的にUSJのスパイダーマン・ザ・ライドが閉まった直後の発表というのも、大人の事情を勝手に感じる展開でした。
代わりにスター・ウォーズがいなくなりそう。
プロジェクションマッピングは映画詰め合わせが定番ですが、その中でも東京は比較的ストーリー仕立てにしている傾向があります。
今回もどういう進行になるのか楽しみです。
どうする夜のスケジュール
開催回数は1日1〜2回。
となると、エレクトリカルパレード、プロジェクション2回、花火というスケジュールが生まれることになります。
Celebrate! Tokyo Disneylandが始まった2018年の9月下旬だと、18:00プロジェクション、19:30エレパレ、20:30花火、21:15プロジェクションというスケジュールでした。
現在の21時閉園では、このスケジュールはこなせないでしょう。
秋から22時閉園が戻るのかもしれません。
コロナ以降ずっと9〜21時の開園時間が続いています。
ただ22時閉園に戻せないのはキャストの人手不足が最大の原因ではないかと思っています。
となると、エレクトリカルパレードか花火を休止しないと、プロジェクション2回が入れられません。
同じく人手不足を考えると、エレクトリカルパレードを休止させるのが単純な思考。
パレードもダンサーの人手不足感があり、ショーの再開が進んでいません。特にシーで。シーで。
ランドでもイベントパレードが1回しか公演できていません。
4月からの「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」は1日2回公演もあるようですが、GWだけの模様。
基本的にイベントパレード2回、ハーモニー・イン・カラー、エレクトリカルパレードの4回は難しいようです。
13:00ハーモニー・イン・カラー、15:40ファンダーランド、19:15エレクトリカルパレードという現在のスケジュールです。
最初のパレードから最後のパレードまでだいたい8時間かかるので、1シフトで回せる限界。もう1回を入れる余裕がありません。
ここでエレクトリカルパレードを休むと、夕方でパレードを終えられるので、午前中にもう1本パレードが入れられます。
午前を取るか夜を取るかという状態ですね。
例えばハロウィーンとクリスマスは、11:00イベント、13:00Dパレ、15:00イベント、18:00プロジェクション、19:00プロジェクション、20:30花火といったスケジュールを組めば、イベントパレードを充実させつつ、夜もプロジェクションで埋めることもできます。
マッピングは7月あたりからスタートだと思っていたので、9月スタートは意外と遅かったです。
夏は日の入りが遅いからなのか、イベントパレードに出演者がいないからなのか。
閉園時間や夜のエンターテイメントは、ゲストの夕食の有無にも繋がり、今重視されている客単価にも影響してくるので、秋からどういう編成が組まれるのか注目したいところです。
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7/1再開した東京ディズニーランドの記録と感想
東京ディズニーランド、シーが7月1日に2月29日以来約4ヶ月ぶりに再開しました。
発売から4時間かけて初日朝からのランドのチケットを買えたので、開園前から行きました。
記録としてざっくりやったことと感想を残しておきます。
開園直前に加賀見会長からの挨拶放送があり、見事に静まりかえり、放送なのにみんな中央の方を見て聞いていたのが印象的でした。
ゲストみんな「オリエンタルランドの加賀見でございます」で通じる人たちだからね…
余談ですが、開園放送では「魔法あふれるディズニーテーマパークの世界」と言っており、6日のおはよう日本のインタビューでは「夢の国」と言っていて、相手によって表現をきちんと分けてるなと思いました。
天気予報が外れ、雨が降っていなかったので、とりあえず改装終わったシンデレラ城を見に行ったら、城前にシールが貼られていてご案内されていました。
事前に城前でのミッキーたちの挨拶があることがプレス向けに公開されていたので、それやるんだろうなという感じで、キャストの誘導にそって待ちます。
30分ほど待って無事にミッキーたちを見られました。
城前のご挨拶は午後まで待つ人もいて、よく分かっていないゲストも何かあるのかなと待ち始め、でもキャストはいつ何があるか言わないという状態で、かなりの人数が溜まってしまっていました。
目当てでない人までなんとなく溜まって何かを待っていたので、いっそ時間を言った方が溜まらなかった気もします。
パークは体験したことのないガラガラっぷり。
報道ではチケット購入者は約15,000人とのことで、うちランドが6割くらい(適当な想像)?
朝からのチケットはそのうち1/3なので、3,000人くらいがパークに入れる人数でした(超適当な計算)。
城前でずっと待っている人以外はショーもないので、みんなアトラクションに乗りまります。
ちなみに初日はレストランのPSが当日予約しかないため、多くの人がPSにアクセスできずけっこう食料難民状態でした。
大きいお店なら待たずに食べられるけれど、せっかく空いてるパークならお店選びたい欲が出てくるし。
普段なかなか乗らないピーターパンもすぐ乗車で、ロンドンのシーンに他のゲストが誰もいないような空間。
ダンボもすぐ乗れましたが、乗っているのが全員大人というなかなかシュールな光景でした。ダンボ自身も総重量こんな重かった日は初めてだと思う…
入園列もアトラクションもレストランも全て地面に定期的に黄色い線が引かれていて、線には同グループでも2人までしか並べないルールが徹底されていました。
3人グループはちょっと寂しい事態が発生します。
1本道のQラインはいいのですが、ピノキオのように狭い通路が往復している場合は、片道が丸ごと黄色い線がなくなり一気に通り抜ける形式になっていました。
ホーンテッドマンションは伸びる部屋が省略され、部屋の外壁に添うように黄色い線が引いてありました。ライド直前の往復Qもカット。
スペースマウンテンは館内が暗いため黄色い線が蛍光になっているなど、細かな配慮も。
カントリーベアシアターなどの長椅子シアタータイプは、1人ごとにテープで区切られていて、グループ間は席を開けるようアナウンス。
ジャングルクルーズも同様の形式で、中央は人を座らせず、スキッパーはマスクをして通常通り喋っていました。
パーク内は定期的に安全に気を付ける園内放送が流れます。
最近は高気温アナウンスなど事務的園内放送にも慣れてきましたが、ショーやパレードのアナウンスがない中でこのアナウンスだけ流れるのはいつもと違う感覚になりました。
夜にはショップの混雑を避けるためアプリショッピングを利用するよう園内放送もありましたが、7月1日は8月のチケット発売が行われていたためアプリが繋がりにくく、結局コンフェクショナリーの入店待機列がワールドバザールの外まで伸びていました。
There is no magic without you
今まで見たことのないガラガラなパークで、乗りたいものはすぐ乗れるのですが、あまりに人が少ないパークは寂しくもありました。
知り合いはかなりの人数が当日にいたので、ゲスト数に対する知り合いの比率は過去最高だったと思うのですが、ほとんど出会えませんでした。
普通なら朝の城前で何人も見つけていたでしょうし、カンベアが同じ回なんて見つけられない方が難しいと思うのですが、それでも人に出会えないのがソーシャルディスタンスの新しい日常なんだろうなと思いました。
気持ちとしてはあと倍はゲストがいてくれないと寂しさが勝ってしまいそうです。
そこで思い出したのは、パリの再開CM。
最後のセリフ「There is no magic without you」です。
先にCMを見たときにもいいなと思っていたのですが、実際に人の少ないパークを見ると、より一層この言葉の重みを感じるようになりました。
初日はある意味実証実験的であり、これから徐々に入園者数を増やしていくのでしょうが、たくさんのゲストがいて魔法が生まれるような場所が早く戻ってくることを祈っています。
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ニューファンタジーランド詳細発表
2020年4月15日(水)オープンの東京ディズニーランド大規模開発事業、通称“ニューファンタジーランド”。
その詳細がついに発表されました。
美女と野獣“魔法のものがたり”
約8分という最長規模のライド。
気合の入り方がわかります。
ファストパス、ホテルアーリーに加えて、シングルライダーも対象になることが明らかになりました。
4+6の10人乗りライドと思われるため、余りが出やすいのでしょう。
シングルライダー待ち時間の表示も始まるのでしょうか?
ミッキーのマジカルミュージックワールド
ファンタジーランド・フォレストシアターで始まる新ショーの内容が明らかに。
ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィーを主人公に、「魔法のオルゴール」が開く扉を介してディズニー映画の世界を巡っていきます。
ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー、白雪姫、ピノキオ、ジミニークリケット、ウッディ、ジェシー、ルミエール、ベル、アリス、メリー・ポピンズ、バルー、キング・ルイ、ティモン、シンデレラ、ジャスミン、ラプンツェル、ピーターパン、フック船長、スミーほか
驚きの1日5〜9回公演です。
1500人×9回はすごい。
ベイマックスのハッピーライド
世界初ベイマックスがテーマのライド。
ヒロのお気に入りのアップテンポな音楽が特徴とのこと。
約1分30秒のライドで、ファストパスに対応。
ミニーのスタイルスタジオ
ミニーの衣装は4種類で四季に合わせて変更するとのこと。
春は、帽子やワンピースに花々を散りばめたコスチュームを着ています。
夏はコンセプトアートに出ていたスイカ柄かな?
4施設デザインのグッズも登場。
これが37周年グッズになるのかな?
New Dreams, More Fan!の題字とミッキーが絵本を開く様子が可愛いです。