「 くまのプーさん 」 一覧
『プーと大人になった僕』日本版予告編公開
#クリストファーロビン の忘れものに気づいたプーと仲間たちは、初めて100エーカーの森を飛び出しロンドンへ―!
『#プーと大人になった僕』日本版予告解禁✨
「それは風船より大切?」🎈
仕事に追われるクリストファー・ロビンに、プーが届けた本当に大切なモノとはー? pic.twitter.com/fim5Q06QGz— ディズニー公式 (@disneyjp) 2018年7月23日
『プーと大人になった僕』(原題:Christopher Robin)の日本版本予告編が公開されました。
本国版の予告編に比べてストーリーがわかりやすくなっています。
プーがクリストファー・ロビンの前に現れ、友達が見つからないと助けを求める
2人が100エーカーの森に向かいみんなを見つける
仕事があるからとクリストファーがロンドンに戻る
仕事の書類を100エーカーの森に忘れて行ったことにプーたちが気付く
書類を届けるため100エーカーの森からでる
クリストファーの娘マドリンと出会い一緒にロンドンへ向かう
というストーリーが明らかになりました。
イギリスではキャスト陣のコメント映像も公開されています。
ちゃっかりシャーマンも登場。
アニメーションと原作の両方を意識しつつ、新たな世界観を作り出す、極めてハイレベルなチャレンジに期待が高まります。
空想と現実がゆるやかにオーバーラップするプーの世界観に、過去と現実が加わりオーバーラップしていく、マーク・フォスター監督の手腕が楽しみです。
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「100エーカーの森の地図」原画、挿絵史上最高額の6,300万円で落札
100エーカーの森の地図を含む「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」の原画5枚がロンドンにて競売にかけられ、100エーカーの森の地図が43万ポンドで落札、挿絵としては過去最高額となりました。
「クマのプーさん」の挿絵 6300万円余で落札 | NHKニュース
100エーカーの森の地図(430,000ポンド)
プー棒投げ橋から川を見るプー、ピグレット、ラビット、ルー(112,500ポンド)
川に浮かぶイーヨー(112,500ポンド)
プー棒投げ橋に立つプー、ピグレット、クリストファー・ロビン(175,000ポンド)
魔法の森に行くプーとクリストファー・ロビン(200,000ポンド)
これらはE.H.シェパードが書いたものの50年以上見つかっていなかった原画の一部。
先日までロンドンV&Aで行われた「クマのプーさん展」で公開された原画も含まれています。
この企画展は2019年2月に東京でも開催されます。
地図は10万〜15万ポンドの予想の3倍ほどの43万ポンド(約6,372万円/1ポンド=約148円)となりました。
他はだいたい予想内の額。
魔法の森は予想の2倍以上になりました。
100エーカーの森の地図を含む原画5枚がオークションにかけられる|舞浜横丁
また、「クマのプーさん」などプーもの4冊の第一刷セットは4,750ポンドで落札されました。
「クマのプーさん展」Bunkamura ザ・ミュージアムで2019年2月〜4月開催決定
Bunkamura30周年記念 クマのプーさん展 | ザ・ミュージアム | Bunkamura
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで2019年2月9日(土)〜4月14日(日)、「クマのプーさん展」の開催が決定しました。
これは、ロンドンのV&A(ヴィクトリア&アルバート)美術館で2017年12月9日〜2018年4月8日まで開催された企画展「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」が日本に来るもの。
50年以上ぶりに発見されたE.H.シェパードによる原画など、貴重な資料が並びます。
子どもから大人までしっかり楽しめる作りになっており、主催者が伝えようとするプーの本質がバランスよく表現されている企画展でした。
プー企画展「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」が伝えるプーの本質|舞浜横丁
イギリス版では図録も発売されました。
amazonでも発売中なので、邦訳版にも期待したいです。
Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic
開催期間
2019/2/9(土)-4/14(日) <予定>
*休館日未定
開館時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場
Bunkamura ザ・ミュージアム
主催
Bunkamura、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、フジテレビジョン
協賛・協力等
[協力]
ウォルト・ディズニー・ジャパン
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100エーカーの森の地図を含む原画5枚がオークションにかけられる
プーさんの森の地図、競売へ 1926年の原画、ロンドンで – 共同通信
100エーカーの森の地図を含む「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」の原画5枚がロンドンにて競売にかけられることが発表されました。
競売大手サザビーズは、地図だけで10万~15万ポンド(約1400万~2200万円)、全体で31万~44万ポンド(約4500万〜6400万円)の値が付くと予測しています。
Sotheby’s
競売にかけられるのは、100エーカーの森の地図(10万〜15万ポンド)
プー棒投げ橋から川を見るプー、ピグレット、ラビット、ルー(8万〜12万ポンド)
川に浮かぶイーヨー(8万〜12万ポンド)
プー棒投げ橋に立つプー、ピグレット、クリストファー・ロビン(6万〜8万ポンド)
魔法の森に行くプーとクリストファー・ロビン(7万〜9万ポンド)
どれも1000万円以上の値が予想されています。
これらはE.H.シェパードが書いたものの50年以上見つかっていなかった原画の一部です。
オークションは7月10日に開催されます。
- くまのプーさん プーと大人になった僕 - by poohya
『プーと大人になった僕』という邦題が素晴らしい
映画『プーと大人になった僕』が9/14に公開されます。
原題は「Christopher Robin」なのですが、邦題は大幅に変えてきました。いつも通り不思議な邦題だなーと思っていたのですが、やっと意味に気付きました。
非常に良くできた邦題です。
『プーと大人になった僕』は、クリストファー・ロビンがプーとお別れしてから何十年かたった後の物語。
大人になり、ロンドンで暮らすクリストファー・ロビン。
結婚し娘も生まれた彼は、仕事で悩みを抱えています。
そこにやってきたプーたちがクリストファー・ロビンを助けるために奮闘するというストーリーです。
実写化の意味
プーの物語構造は意外と複雑で、「クマのプーさん」は、A.A.ミルンが息子クリストファー・ロビンにお話を聞かせる形式で語られ、そのお話の中に100エーカーの森が登場します。
冒頭ではプーはあくまでぬいぐるみとしてクリストファー・ロビンが持って登場しています。
ディズニー映画でも、オープニングはクリストファー・ロビンの子供部屋で、実写セットで撮影されています。
子供部屋に置いてある本に飛び込むとアニメーションの100エーカーの森が広がります。
ざっくり言うと、100エーカーの森は物語(アニメーション)の世界、それ以外は現実(実写)の世界となります(実際には100エーカーの森にも現実世界が重なっていてもっとややこしいのですが)。
『プーと大人になった僕』の舞台は、クリストファー・ロビンが大人になった時代のロンドン。
ロンドンが舞台ですから、実写で描かれるのはプーにとって当然のことなのです。
原作は4作ある
ディズニープー長編のほとんどは原作「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」のストーリーを元にしたものです。
しかし、実は原作はこれだけではありません。
一般的に「プーもの」と呼ばれるのは、この2作に詩集2作を加えた、計4作品です。
この詩集の舞台は100エーカーの森ではなく、クリストファー・ロビンの部屋であったり、バッキンガム宮殿であったり、ロンドンを中心としたあちこちで展開されています。
舞台が違い、メインはクリストファー・ロビンでプーが少し登場する程度なので、ディズニー化はされていません。
舞台・時間軸・リスペクトを見事に取り入れた邦題
ここまでが前提で、やっと本題です。
原作の詩集2作品のタイトルは以下の通り。
「クリストファー・ロビンのうた」(When We Were Very Young)
「クマのプーさんとぼく」(Now We Are Six)
「クマのプーさんとぼく」は『プーと大人になった僕』と似ていますね。
さらに詩集の原題を見てみます(この2作品は直訳した邦題が使われることも多い)。
「ぼくたちがとてもちいさかったころ」「ぼくたちは六歳」と、“ぼくたち”+年齢という形になっています。
『プーと大人になった僕』は、詩集2作品の邦題と原題を組み合わせた形になっていることがわかります。
この詩集は舞台が100エーカーの森ではなく、クリストファー・ロビンが住むロンドンです。
そして出版の時間経過に合わせて、プーとクリストファー・ロビン(ぼくたち)の年齢が上がっていっています。
今回の映画の舞台は、クリストファー・ロビンが住むロンドン。
時間軸としてはプーとクリストファー・ロビンが別れた何十年か後、クリストファー・ロビンが大人になった時代です。
これを詩集のタイトルに合わせると『プーと大人になった僕』になります。
より正確には「大人になったプーと僕」が準拠している形ですが、この映画でプーは大人になっているのでしょうか?
年齢的にはプーはクリストファー・ロビンの1歳下ですが、この映画を通してプーが大人なのか子供なのかというのも大きなポイントになると考えると、『プーと大人になった僕』は非常に上手い邦題だと言えます。
ロンドンでのプーとクリストファー・ロビンの交流、大人になったという時間経過という今作の重要なポイント2つを、原作のタイトルに沿った形で表現した、見事な邦題です。