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「 くまのプーさん 」 一覧

プー実写版「Disney’s Christopher Robin」タイトル、あらすじ公開

Everything We Know About the Upcoming Walt Disney Studios Films | Oh My Disney

2018年8月3日全米公開予定の「クリストファー・ロビン」の実写映画の続報が出ました。
ロゴができ、タイトルは「DISNEY’S CHRISTOPHER ROBIN」となった模様。

あらすじも公開され、概ね事前情報と同じような内容になっています。
成長し大人になったクリストファー・ロビンが社会で自分を見失う中、今度は100エーカーの森のプーたちがクリストファー・ロビンの手助けとなる、というあらすじ。
大人になったクリストファー・ロビンが100エーカーの森に戻るのではなく、プーたち(CG)がこちらの世界に来るようなのが気になるポイントです。

プーたちが現実世界にやってくる物語なら、実写で描く理由もまあ説明がつきます。
アニメーションのプーは実写の子供の部屋の映像から本をめくってその中のアニメーションに入っていく構成なので、プーたちが本から出てくるなら実写で描く筋が通ります。
どうも『パディントン』のような当たりを狙って企画したようですね。

監督はマーク・フォースター(『ネバーランド』)
脚本はトム・マッカーシー(『スポットライト 世紀のスクープ』監督/『カールじいさんの空飛ぶ家』原案)、アレックス・ロス・ペリー、アリソン・シュレーダー
クリストファー・ロビン役はユアン・マクレガー(『スター・ウォーズ』新三部作オビ=ワン・ケノービ/実写版『美女と野獣』ルミエール)
妻のEvelyn役はヘイリー・アトウェル(MCUペギー・カーター/実写版『シンデレラ』エラの母)
娘のMadeline役はBronte Carmichael
上司Keith Winslow役はマーク・ゲイティス(『SHERLOCK』マイクロフト・ホームズ)
声優は、プーがおなじみジム・カミングスですが、残りはアニメーション版から変更。
ティガーがクリス・オダウド
イーヨーがブラッド・ギャレット(CD絵本でイーヨー声優経験あり)
オウルがトビー・ジョーンズ
ピグレットがニック・ムハンマド
ラビットがピーター・カパルディ
カンガがソフィー・オコネドー
と報じられています。
Disney Releases Official Synopsis for ‘Christopher Robin’ Live Action Movie – comicbook.com

公開延期の噂も聞いていましたが、どうやら本当に半年後の8/3に公開するよう。
一体どうなるのか…日本公開はあるのか…
FOX買収でディズニー傘下になってしまった「Goodbye Christopher Robin」の方の扱いも気になるところです。

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プー原作を小学生向けに新翻訳「100年後も読まれる名作(6) くまのプーさん」


100年後も読まれる名作(6) くまのプーさん

KADOKAWAの小学生以上向けの「100年後も読まれる名作」シリーズに「クマのプーさん」が登場。
“100年後も読まれるような名作を、本が苦手な子でも楽しめるように”というコンセプトで編集・制作したシリーズです。

「プーさんって、小説だと、こんなに泣ける話なの!?」というキャッチコピーがつき、小学生に人気らしいデザインの挿絵になっています。
昨年に著作権が切れて様々な翻訳が出版されていますが、小学生向けに親しみやすい新たな形が登場し、著作権フリーの良さが出てきたように思います。

もくじ
はじまりのお話
1 クマのプーさんとミツバチのお話
2 プーさんが穴につまったお話
3 イーヨーのしっぽをプーさんがみつけたお話
4 子ブタちゃんがゾオンに会ったお話
5 イーヨーがたんじょうびにプレゼントをもらうお話
6 北極へ“たんきん”するお話
7 子ブタちゃんが水にかこまれるお話
8 プーさんのためのパーティーのお話と、さよなら
作者と物語について 柏葉幸子
読書感想文の書きかた 坪田信貴
いま、100年後も読まれる名作を読むこと 坪田信貴

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「クマのプーさん」最初の物語はクリスマスイブにデビューした

「クマのプーさん」が発売されたのは1926年10月14日。
しかし、最初の物語が公開されたのは前年のクリスマスイブでした。

「イブニング・ニュース」誌に子供向けの物語を書くよう依頼されたA.A.ミルンは、息子クリストファーに聞かせていたテディベアの物語を書くことにします。
この物語は「クマのプーさん」第1章の原型となる、はちみつを採りに行く話でした。

プーの物語は1925年12月24日のイブニング・ニュース夕刊に掲載されました。
さらに翌日のクリスマス当日には、ラジオでの朗読も放送されました。

1925年は「ぼくたちがとてもちいさかったころ」(When We Were Very Young)出版後であり、ミルンはすでに児童向け作家として有名でした。
その証拠に、一面見出しに「A CHILDREN’S STORY BY A.A. MILNE.」と大きく載せられています。
「クリストファー・ロビンと彼のテディベアについてA.A.ミルンが書いた『クマのプーさん』をイブニング・ニュース夕刊7ページに掲載。
全てのラジオ局で明日夜7:45から放送されるクリスマス番組の中でドナルド・コルスロップが放送します。」
と掲載されています。

挿絵はE.H.シェパードが多忙だったため、J.H.ダウドが担当しています。

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プー企画展「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」が伝えるプーの本質

ロンドンのV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)にて、2017年12/9〜2018年4/8まで、企画展「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」が開催されています。
プーの故郷ロンドン、クリストファー・ミルンが住んだ家の近くで開催されている企画展は、プーの本質を伝えてきました。

子供から大人まで楽しめる企画展


「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」は文字通りプーの原作(ディズニーでいう「クラシックプー」)の世界を巡る企画展です。
プーの家やプー棒投げなど、子供も楽しめる仕掛けが随所に施してあります。
さらに解説文も低い位置には子供向けの説明があり、「想像してみる」ことを重視する説明が多いのも特徴です。
大人向けの解説文は濃厚で、展示法と解説を合わせて見ていくと、企画者の思うプーの本質がしっかり伝わってくる内容になっています。

シェパードの原画の美しさを堪能

展示内容には、レアな「クマのプーさん」発売当初のグッズや世界展開の様子がわかる資料などもありますが大半はE.H.シェパードによる挿絵の原画が占めています。
というのも、E.H.シェパードの孫の旦那がシェパードを研究し、伝記映画「Goodbye Christopher Robin」への資料という意味も重なり画集が出版され…という近年の流れがあり、シェパードによる原画を豊富に揃えられる環境が整ったからです。
本物の絵の美しさに圧倒されっぱなしです。

プーの本質は「3つのバランス」

「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」から伝わってきたプーの本質とは「3つのバランス」でした。
・現実と空想
・実物と自然
・文字と絵
3つのリアルとファンタジーを繋ぐバランスがプーの世界観を作り上げています。
企画展では原作の世界が主な展示内容ですが、この本質はディズニーアニメーション版でも受け継がれている要素です。

現実と空想


原画コーナーの最初は2枚の絵から始まります。
クリストファー・ロビンが階段を降りてくる絵と、階段を登っていく絵。
「クマのプーさん」の最初と最後の挿絵です。
クリストファー・ロビンが自分の部屋から出てきて、父親からプーのお話を聞き、また部屋へ戻っていく。
この対になった挿絵は、クリストファー・ロビンが住む現実の世界と、プーのお話が展開される空想の世界を繋ぐものです。
ディズニーでは、オープニングに実写でクリストファー・ロビンの部屋を映すことで現実と空想の世界を繋ぐ役割を果たしています。

実物と自然



一見同じようなプー棒投げのシーンの挿絵。
1枚目は下書きで、2枚目が実際の本に使われるものです。
プーたちの姿はほとんど変わりませんが、後ろの木や川の描写が減っていることが分かります。

プー原作の魅力の一つに、美しい自然描写が挙げられます。
100エーカーの森の自然の美しさは、挿絵からも伝わってきます。
シェパードは100エーカーの森のモデルであるアッシュダウンフォレストを実際に歩き、スケッチしました。

その美しいスケッチを見られるだけでイギリスまで飛んで企画展に行った甲斐があったと思いますが、プー棒投げの挿絵で見たように、実際の完成版ではその自然描写が省略されています。
主人公であるプーたちを際立たせるために、背景をどこまで省略していくのかというバランスが、プーの挿絵に大きな魅力を持たせているのです。
これはディズニーアニメーション版でも同様で、背景を美しく描きながらもセル画の効果でプーたちにスポットライトが当たっているかのようにキャラクターだけが動き出すようになっています。

文字と絵


プーは文章と挿絵が合わさって最大の魅力を発揮します。
作者のA.A.ミルンは単にシーンをシェパードに発注しただけではなく、密に連絡を取って内容を決めていきました。
その最たるものが、挿絵の配置です。

ミルンは文字のレイアウトと挿絵の配置にまでこだわり、プーを書きました。
文字と挿絵が独立しているのではなく、一体となることでプーの世界観に入り込めるようになっています。
絵だけでもなく文字だけでもない。
これはストーリーの補足としての挿絵ではなく、世界観を構成する重要なパーツであることを示しています。
ディズニーアニメーションではプーの絵本を読んでいるというメタ構造にこだわり、強風で文字が飛んでくる、ティガーが高い木から文字を伝って降りるなどの演出を取っています。


他にも、彩色版や印刷方法、未採用の原画など貴重すぎる資料が次々と並んでいます。
あの美しい大好きな絵の本物に出会える感動は格別でした。

発売は先になりますが、なんとこの企画展の図録が日本からamazonで買えます。
すごい時代だ…

Winnie-the-pooh: Exploring a Classic: the World of A. A. Milne and E. H. Shepard

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「くまのプーさん おひさまマーケット」西武池袋本店で12/6〜21開催


西武池袋本店別館2階で12月6日(水)〜21日(木)、「くまのプーさん おひさまマーケット」が開催されています。


『くまのプーさん/完全保存版』40周年ということで、同作をモチーフにしたフォトスポットと物販コーナーという形式の催事です。
今後1月の大阪をはじめ全国巡回が行われます。

フォトスポットとグッズのレポートはウレぴあ総研に書いています。
【くまのプーさん】可愛いフォトスポットの数々でプーたちと遊ぼう! 新催事「おひさまマーケット」がスタート
「くまのプーさん おひさまマーケット」にプーグッズ800アイテム集結! 大人気&マニアおすすめグッズ一挙紹介


クリストファー・ロビンになって100エーカーの森を進むのがコンセプトとのことで、フォトスポットもクリストファー・ロビンになりきれるようになっています。
ラビットの家からプーを引っ張るシーンに参加できるとか至福。
このプーの裏側にはきちんとプーのお尻とラビットの家のフォトスポットがあります。
細かいところまで考えられた設計です。


はちの巣のフォトスポットには「隠れプー」もありました。
他にも、プーがお尻のほころびを直すイラストが鏡に描かれているなど、かなりのこだわりを持って作られていることが随所から感じられるフォトスポットが続きます。

物販会場では、イベント限定アイテムを含むプーグッズを800アイテム以上取り扱い。
80ページ全て絵柄が異なるノートなど、意欲的なグッズが並んでいます。
また、「ぬりえトートバッグショップ」として、プーたちの輪郭が描かれたトートバッグに塗り絵のように色を塗って自分だけのバッグを作るワークショップ形式のコーナーも登場しています。
800アイテムがジャンルごとに整理されているので、市販プーグッズを購入するにも選びやすい会場になっています。

■会期:2017年12月6日(水)〜21日(木)
■会場:西武池袋本店別館2階=西武ギャラリー
■開場時間:午前10時〜午後9時
※12月10日(日)・17日(日)は、午後8時にて閉場。
※最終日12月21日(木)は、当会場のみ午後6時にて閉場。
■入場料:無料
■主催:「くまのプーさん」おひさまマーケット実行委員会
■監修:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■協力:マリモクラフト
■企画:ブランネージュ

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