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「 舞浜外イベント 」 一覧

ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2023 を観た

「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2023」を観ました。

通称「春オンクラ」は、秋に行われるメインのディズニー・オン・クラシック全国ツアーに対して、ガラコン形式で行われています。
2020年からリニューアルし「Disney on CLASSIC Premium ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ “ザ・コンサート”」として開催されるはずでしたが、コロナで中止に。
そして2021年から「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの」とタイトルをオンクラに戻しつつ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(WDAS)との共同制作体制になりました。
秋のオンクラは、2020年になんとか開催するも、海外からのキャストが来日できないため、日本人シンガーと日本人指揮者を採用しての完全日本人公演になりました。その後も日本人公演が続きましたが、2022年秋から外国人シンガーが復帰。春はどうなるのかと思っていたところ、春は日本人体制が継続となりました。
コロナを経て、秋のメインツアーは来日キャストで、春はガラコンで日本人という、棲み分けがよりはっきりする形となりました。

そんなわけで春オンクラ2023。
映画をそのままオーケストラで演奏するシネマコンサートが定着してから、オープニングロゴから生演奏になるのが定番になりましたが、今回はDisney100ロゴ。
Disney100ロゴを生演奏で聴けるだけで、既に大満足です。

WDAS制作の映像を流すのもコンサートの売りになっていますが、オンクラはシネマオーケストラと異なり、映像に合わせて演奏するのではなく、静止画ベースで音楽に合わせてスライドショーのようにスクリーンが切り替わっていきます。
また、組曲もオリジナルで、今回は『ズートピア』や『ベイマックス』を演奏。『ベイマックス』はエンドソング「Story」もやりますが、それはもう普通のコンサートなのでは。

最近のWDAS定番作品の中に入ってきたのが『バンビ』でした。
秋のメインツアーでは、第2幕に1つの映画をピックアップして全サントラを演奏します。
ただ、全サントラ演奏というコンサート最大の引きにする以上、第2次黄金期以降のミュージカル作品が取り上げられます。
春オンクラはガラコン形式のため、『バンビ』のようなミュージカルでない古い作品も、数曲ピックアップして演奏してくれます。
そういえば『バンビ』の細かい部分まで覚えていないなと気付かされ、ディズニープラスで見直そうと思えるあたり、WDASコンサートの意義が出ています。
そして、『バンビ』制作背景の解説も入ることで、後にピックアップされる『ライオン・キング』へとつながるディズニーの歴史になっているのも見事です。

第1幕最後は『ファンタジア2000』から火の鳥。
クラシック音楽をそのまま演奏するので、ファンタジアがオンクラ向きなのは当然といえば当然です。
『バンビ』の一連の音楽と映像を見た後に「火の鳥」を見ると、ディズニーの自然アニメーションの歴史も感じさせます。
オープニングにDisney100ロゴがあったのもあいまり、ディズニーの100年にわたる歴史を音楽を通して感じられる、オンクラの醍醐味のような構成でした。

そして、メインの『ライオン・キング』です。
秋のように全曲というわけではありませんが、ミュージカル曲を中心に映画の展開をなぞるように演奏されていきます。
ここまできて、『バンビ』『火の鳥』『ライオン・キング』と、バンビと火の鳥は森が火災に遭い、ライオン・キングもサバンナが荒廃。そして自然が再興していく様が、重なっていきました。
この3作品が共通した姿を描いていることに、初めて気付かされました。
音楽を通してディズニーアニメーションに新たな視点を与えてくれるのがオンクラですが、今回はディズニー100年間の縦串でも新たな視点を与えてくれました。

そしてアンコール。
オンクラは「星に願いを」の合唱が恒例です。
2020年秋のオンクラでは、コンサートという文化をギリギリ繋ぎ止めたことの象徴として流れたのが印象的でした。
しかし、会場の合唱はもちろんできず。
それ以降、2021春、2021秋、2022春、2022秋と、「心の中で歌ってください」というコンサートが続いてきました。
それが今回、3年半ぶりに、会場の合唱も復活。
会場全体が一緒に「星に願いを」を歌う日が帰ってきました。
『バンビ』『火の鳥』『ライオン・キング』と描いてきた、自然との対峙による消失と復活の物語が、コンサート会場が紡ぐストーリーと重なり合う瞬間でした。
ディズニーが100年かけて紡いできた物語が普遍的なものであり、現代でも地に足のついたものであることが体感できる、ものすごい空間になりました。

生で体験するからこそ実感できる、エンターテイメントの力強さがはっきりわかる、これまでのオンクラの中でも格別の体験でした。
今や日本は、本場アメリカをも凌ぐほどのディズニーイベント大国になっています。
そんな中で、20年前から様々なプログラムを作り続けてきたオンクラだからこそ、イベントが途絶えた2020年でも糸を紡ぎ続けたオンクラだからこそ、2023年春という新たな節目に作れた構成だと思います。

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アイガー後継はボブ・チャペックにCEO即日就任

Bob Chapek Named Chief Executive Officer of The Walt Disney Company – The Walt Disney Company
アイガーCEOが即日退任、ボブ・チャペックがCEOに就任すると発表されました。
アイガーは2021年末まで会長職には残り、引継ぎを行います。

これまで「チェイペック」と呼んできましたが、国内報道各社が「チャペック」と呼んでいるので、今後はチャペックにします。
米ディズニー、アイガーCEOが退任 15年ぶり交代 (写真=ロイター) :日本経済新聞
ディズニーのボブ・アイガーCEOが辞任、後任はテーマパーク責任者 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

近年はパーク部門のトップとしてスター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジなどを作ったチャペックですが、元は映画・DVD部門。
「一貫して消費者向けビジネスをになってきた」と言うチャペックが今後のディズニーの舵取りを担うことになります。
アイガーは退任のタイミングについて、FOX買収やDisney+立ち上げが済み、「ダイレクト・トゥ・コンシューマー事業の立ち上げを成功させ、21世紀フォックスの統合も順調に進行中の今が、新CEOの就任に最もふさわしいタイミングだと判断した」と説明。
約2年をかけて、新たなデジタル事業・多スタジオ展開にチャペックの消費者感覚を乗せるための引継ぎを行うものとされています。

アイガーが何度も任期を延長し後継者選びに苦戦していましたが、意外とあっさり突然決まりました。
足元はテーマパーク部門がコロナウイルスで危ないのと、映画も直近はこれぞという作品に乏しく…
十分な引継ぎ期間もありチャペックは基本的にはアイガーを継承する流れになりそうですが、今後どう動かしていくのか、ディズニー史において重要な数年になりそうです。

そんなタイミングでアイガーの自伝「The Ride of a Lifetime」邦訳が4/7に発売されます。
ディズニーCEOが実践する10の原則

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D23 Expo Japan 2018、2/10〜12に開催

D23 Expo Japan 2018の開催が発表されました。
次回はなんと2018年2月。

2018年2月10日(土)から12日(月)まで。
会場はこれまでと同じく、舞浜アンフィシアター/ディズニーアンバサダーホテル/東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ/東京ディズニーランドホテル/イクスピアリ。

D23 Expo Japanは過去2013年、2015年に開催されてきました。
本家に合わせて隔年できましたが、今回は少し遅らせて2018年2月。
2018ということで、初回からちょうど5年。
初回で言っていた「ウォルト・ディズニー・カンパニー90周年」などのアニバーサリーが今回も全て入ってきます。
というわけで、キャッチコピーは今回も

みんな、
きもち、
きらきら。

その魔法は1923年にうまれ、
笑顔で未来はつくられる

全てを決めるチケット販売は夏に発表されます。

D23 Expo Japanって何

過去2回分のレポートはこちら
d23ej|舞浜横丁

以下、2015年の場合
1から分かるD23 Expo Japan 2015|舞浜横丁
D23 Expo Japanは日本で行われる日本人のためのディズニー巨大イベントです。
長いのでよく「d23ej」と略されてTwitterでも#d23ejが用いられます。記事でも今後はd23ejと表記します。

参加するには事前にチケットの購入が必要。
そのチケットは抽選で販売されます。このチケットの倍率が全てを決する…

プログラムには大きく分けて以下の種類があります。
ショー&プレゼンテーション
シネマプログラム
グッズ&ショップ
展示
オークション
特に、ショー&プレゼンテーションがチケットを考える最大のポイントになります。

チケットはグレード分けされており、最高級チケットは全てのショー&プレゼンテーションを鑑賞、他は事前に公演を選択した上で抽選を行います。
基本はショーの公演数をもとに考えていきます。
全公演のEチケット、1つ欠けるが先着販売バケパのDチケット、そこそこの値段でそこそこ観れるCチケット、1公演狙いのBチケット、公演以外を楽しむAチケットです。
2015年は別日でキングダムハーツのイベントも開催されました。

というわけで、とりあえず夏の公演内容&チケット発表までスケジュールを開けて待ちましょう。あと宿を抑えよう。

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劇団四季『ノートルダムの鐘』を観た

ノートルダムの鐘を観てきました。

色々な方が言っている通り、舞台装置や演出はさすが。
これだけで観る価値はあったなと思います。
ストーリーは「元々『ノートルダムの鐘』はあまり好きではなく、舞台版で大きく変わったけれどそれはそれで微妙…」といったところです。

以降はネタバレ含む感想を。
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1から分かるD23 Expo Japan 2015

D23 Expo Japan 2015|イベント・ライブ|ディズニー|Disney.jp
いよいよD23 Expo Japan 2015のEチケット先行抽選販売が開始されました!
ってなんだよという方へ

D23 Expo Japanとは

D23 Expo Japanは日本で行われる日本人のためのディズニー巨大イベントです。
長いのでよく「d23ej」と略されてTwitterでも#d23ejが用いられます。記事でも今後はd23ejと表記します。

2年前の2013年にはじめて日本で開催され、今年で2回目。
今年は11/6(金),7(土),8(日)の3日間開催されます。

参加するには事前にチケットの購入が必要。
そのチケットは抽選で販売されます。
各自が今のうちから何を見たいのかを決め、チケットに応募しなければ11月のイベントは楽しめません。
半年先のイベントであろうと、今知っておかなければならないのです。

今から何をすればいいのか

1.プログラムを知る
2.プログラムに対応したチケットを考える
3.値段を見ながら取捨選択する
4.チケット応募に備える
5.応募して祈る
6.キングダム・ハーツも申し込む

プログラムを知る

プログラムには大きく分けて以下の種類があります。
ショー&プレゼンテーション
シネマプログラム
グッズ&ショップ
展示
オークション
特に、ショー&プレゼンテーションがチケットを考える最大のポイントになります。

ショー、シネマプログラムはこちらの記事
D23 Expo Japan 2015スケジュール発表|舞浜横丁
を参考に。
d23ejsche

展示

展示はプリンセスマーベルトイ・ストーリーTDRがあり、それぞれディズニーホテルの宴会場で行われます。
全日8:30~21:30。
朝早く夜遅いのでショーやシネマが無い時間にも楽しめます。
2年前はアンフィシアターとミラコスタを結ぶ専用バスが運行されていました。
今回はディズニーランドホテルも加わりますが移動手段は不明。
基本的にはチケット購入者誰もが行けるので、チケット価格を考える際に加味する程度でしょう。
それぞれ待ち時間が発生しますが、D・Eチケットは優先入場レーンアーリーエントリー(8:00から入場可能)が用意されています。

グッズ&ショップ、オークション

前回いちばん大変だったのはこれ。
アンバサダーホテル内の「D23 Expo Japan マジカルストア」でイベント限定アイテムが発売されます。
これがもう大人気で大変でした。
また、ミラコスタは展示関連の「D23 Expo Japan ミュージアムショップ」
アンフィシアターには「D23 Expo Japan サマンサタバサグループ Special Shop」が開かれます。
どれも8:30~21:30。

ショップに入るのにもチケットが必要です。
D・Eチケットにはアーリーエントリー権(8:00から入場可能)があります。

「D23 Expo Japan サテライトショップ/ディズニーストア」はイクスピアリのディズニーストア特別営業。
d23ejのチケットがない人でも入れます

さらに特別グッズの抽選販売、受注生産販売も予定されています。
抽選販売はマジカルストア取扱商品を事前抽選にする模様。チケット購入者が対象。
受注生産は特別アイテムで、D・Eチケットが対象です。

オークションはヤフオク!を使用。
チケット購入者に限り参加できます。また、オークションアイテムは会場に展示されており、チケット提示で見れます。

チケットの選び方

プログラムが分かったところで、全てに参加できるとは限らないのがd23ej。
見たいものを取捨選択しながらチケットを選びます。

基本はショーの公演数をもとに考えていきます
全公演のEチケット、1つ欠けるが先着販売バケパのDチケット、そこそこの値段でそこそこ観れるCチケット、1公演狙いのBチケット、公演以外を楽しむAチケットです。
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Eチケット<3デー・クリスタルパス>
全部入り。
ショー7公演(全て)、展示とショップ優先入場、アーリーエントリー
アンバサダーホテル内のVIPラウンジ利用と、そこで行われる特別プログラム
がついて約10万円。

Dチケット<3デー・リゾートパス>
バケーションパッケージで販売されます。
ショー6公演(1演目見れない)、展示とショップ優先入場、アーリーエントリーがあります。
ホテルが付くバケパのため、値段はEチケットより高くなります。
Dチケットだけは先着販売のため、確実に行くためにはこの道しかありません。

Cチケット<3デー&3ステージパス>
19,000円で3公演。
展示などは3日間楽しめます。
一番オーソドックスなチケットといえそうです。
チケットは観たい3公演を選択した上で抽選申し込みという形になります。
当然、選択した公演によって倍率が変わります。
が、TDRなど2回公演があるものは当然倍の人数はいれますし、この時はD・Eチケット席にも空席が生じるため、(計算上)D・Eチケットの半分の席もC・Bチケットに充てられます。

Bチケット<1デー&1ステージパス>
8,000円で1公演。
TDRだけ観たいとか劇団四季だけ観たいという方のためのチケット。
展示などは公演当日の1日のみ入れます。
4つの展示とシネマプログラム2,3個込みで考えるとそんなに高くない気がします。

Aチケット<1デーパス>
展示、シネマプログラム、ショップ入場権が1日分で3,500円。
これも抽選販売です。

祈る

何度も言いますがチケットは抽選制です。
前回もなかなか当たりませんでしたから、今回は相当な倍率になるでしょう。

購入はd23ej公式サイトから行います(事前抽選は別)。
My Disneyなどに使われるディズニーアカウント1つにつき各チケット1回ずつ応募できます。

外れると次の抽選にも参加できます。
Eから順に販売されるので、E申込→E外れ→C申込→C外れ→B申込…と続いていきます。
Dチケット(バケパ)は先着です。

しかし、ディズニーの何らかの会員には事前抽選という権利が与えられます。
事前抽選と一般抽選で2回チャンスがあるわけです。
Bチケットの抽選では会員権で当選倍率が2倍になります。
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Dモバイル系はディズニー・モバイル・オン・ドコモ、オン・ソフトバンク、auディズニーパス、ディズニースタイル(ソフトバンク)。

キングダム ハーツ ファンイベント

前回は1公演として行われていたキングダムハーツが独立。
11月3日(火・祝)に別日程で開催されます。
場所はシネマイクスピアリ シアター4。
150人程度しかいれないと思うので実は最大の激戦となる予感。
詳細は8月中旬以降に発表、抽選販売は9月上旬です。

とにかく色々な面で難易度の高いイベントですが、その分満足度が高かったのも事実。
チケットが当たることを祈りながら、とりあえずチケット応募期間は忘れないようにしておきましょう。

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