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 - 映画  - by poohya

ディズニーInvestor Dayで劇場・Disney+の新作スケジュールを一気に発表

Investor Dayが開催され、4時間に渡ってDisney+や劇場公開作品の情報が発表し続けられました。
多すぎてたぶん何か取りこぼしています。
タイトルで原題を併記しているものは邦題未定です。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ

ラーヤと龍の王国

米国3/5、日本は3/12公開予定
劇場公開し、同時にDisney+でのプレミアアクセス(有料配信)を実施。


ドラゴンが思ってたより細身。

Encanto

ラーヤに続くWDAS長編新作です。
2021年11月24日公開予定
舞台はコロンビア、Encantoという家に住む家族Madrigal。
Encantoに住む家族はそれぞれ魔法の力が与えられますが、Mirabelだけは力がありません。
しかしEncantoの魔法に危機が迫ったとき、Mirabelこそ家族の最後の希望だと気づく…という話。
監督はバイロン・ハワード、音楽はリン=マニュエル・ミランダが担当します。

ここからはDisney+

Iwájú


Disney+で2022年スタートのシリーズ。
WDASと、アフリカのコミック会社Kugaliとのコラボ作品。
「Iwájú」とはヨルバ語で未来という意味で、SFチック。

ベイマックス、ズートピア、ティアナ、モアナ

WDASが自身の映画キャラクターでシリーズを制作します。
4作品がDisney+のシリーズになって登場。
Baymax 2022年初頭
Zootopia+ 2022年春
Tiana 2023年
Moana, The Series 2023年

ベイマックスはTVチームの「ベイマックス・ザ・シリーズ」とは別。
ズートピア+は短編シリーズで、ガゼルやフラッシュなどズートピアに住むキャラクターが描かれます。
ティアナは『プリンセスと魔法のキス』の後を描くミュージカル・コメディ・シリーズ。
ナヴィーンと結婚し、マルドニア王国のプリンセスになったティアナの、ニューオーリンズとマルドニアの両方を舞台にした冒険を描きます。
モアナもミュージカルシリーズになります。

ディズニー

Disney+

Safety(2020/12/11)
Greek Freak(2021年)Flora & Ulysses(2021/2/19)
Diary of a Wimpy Kid(2021年)
Night at the Museum(2021年)
The Ice Age Adventures of Buck Wild(2022年初頭)
Chip N’ Dale: Rescue Rangers(実写アニメ合成)(2022年春)
Cheaper by the Dozen(2022年)
Three Men and a Baby(2022年)
Hocus Pocus 2
Pinocchio(実写)
Peter Pan & Wendy
Disenchanted
Sister Act 3
The Chris Paul project
The Keanon Lowe project

「チップとデールの大作戦 レスキューレンジャーズ」が実写+アニメで登場。
ダックテイルズ終了の報道後に嬉しいニュース。
他にピノキオ実写とピーター・パン&ウェンディがDisney+に。
ピノキオはロバート・ゼメキス監督でトム・ハンクス出演。ゼペット役らしい。
ピーター・パン&ウェンディはフック船長役がジュード・ロウ。
Disenchantedは『魔法にかけられて』(Enchanted)の続編。未だ時期未定。
ホーカスポーカス2、シスターアクト3も決定。

劇場

ジャングル・クルーズ(2021年7月)
Cruella(2021年)
ライオン・キング 実写版の続編
The Little Mermaid(実写)

ジャングル・クルーズは1年延期して2021年に劇場公開予定。
実写化ではクルエラが劇場存続。
そして、実写版ライオン・キングの続編は、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督。
実写版リトル・マーメイドはロブ・マーシャル監督でハレ・ベイリーがアリエル役。
曲はオリジナルのものに加えて、アラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダの新曲も。

ピクサー

ソウルフル・ワールド

Disney+で12/25配信
ラーヤが劇場公開&Disney+プレミアアクセスになったため、結果的にソウルだけが劇場公開されず犠牲となってしまいました。

Luca

2021/6/18公開
日本も夏公開予定

Turning Red


2022/3/11公開
劇場長編新作です。
13歳、自信家でドジな女の子Mei Leeの物語。
彼女は興奮するとレッサーパンダに変わってしまいます。

Lightyear


2022/6/17公開
これも劇場公開です。
バズ・ライトイヤーのオリジン、若いパイロットがスペースレンジャーになるまでを描きます。
トイ・ストーリーのバズではなくスペースレンジャー バズ・ライトイヤーの方のバズっぽい。
バズの声はクリス・エヴァンス。

Pixar Popcorn

Disney+で2021年1月配信
ピクサーのキャラクターが登場する短編コレクション。

Dug Days

Disney+で2021年秋
『カールじいさんの空飛ぶ家』の犬ダグの短編集。

Cars

Disney+で2022年秋
マックィーンとメーターによるロードムービーシリーズ。
2人は新しいキャラクターや古い友人に会っていきます。

Win or Lose

Disney+で2023年
ピクサー初のオリジナルアニメーションシリーズです。
中学ソフトボールチームの決勝までの1週間を描きます。
各話20分で、それぞれのキャラクターを描いていきます。

マーベル

本国公開スケジュールは以下の通りです
2021年
1/15 ワンダビジョン(Disney+)
3/19 ファルコン&ウィンター・ソルジャー(Disney+)
5/7 ブラック・ウィドウ
5月 ロキ(Disney+)
7/9 シャン・チー
夏 What If…?(Disney+)
下半期 ミズ・マーベル(Disney+)
下半期 ホークアイ(Disney+)
11/5 エターナルズ
12/17 スパイダーマン3(ソニー)

2022年
3/25 ドクター・ストレンジ2
5/6 ソー3
7/8 ブラックパンサー2
11/11 キャプテン・マーベル2
年末 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(Disney+)

2023年
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.3

未定
Blade
Ant-Man and The Wasp: Quantumania
Fantastic Four

Secret Invasion(Disney+)
Ironheart(Disney+)
She-Hulk(Disney+)
Moon Knight(Disney+)
Armor Wars(Disney+)
I Am Groot(Disney+)

ワンダビジョン

いよいよ1/15にDisney+で配信開始

ファルコン&ウィンター・ソルジャー

Disney+で2021/3/19
予告編が出ました。

ブラック・ウィドウ

2021/5/7公開、日本は4/29公開
遅れに遅れてもDisney+送りとはならず、無事に劇場公開予定です。

ロキ(Loki)

Disney+で2021年5月
これも予告編解禁。

Shang-Chi and The Legend of The Ten Rings

2021/7/9公開
エターナルズより早く公開されますが、日本公開は未発表です。

What If…?

Disney+で2021年夏
MCUキャストが声優を務めるアニメーションシリーズです。

ミズ・マーベル(Ms. Marvel)

Disney+で2021年後半
キャプテン・マーベルに憧れる16歳カマラ・カーンが登場します。
ジャージー州のパキスタン系アメリカ人で、優秀な学生、熱心なゲーマー、そしてファンメイド小説家。
しかし、彼女は家庭や学校に馴染めず、スーパーパワーがあれば人生は楽になると考えています。

ホークアイ(Hawkeye)

Disney+で2021年後半
ジェレミー・レナーがホークアイ役を再演。
ケイト・ビショップが登場します。

エターナルズ(Eternals)

2021/11/5
本来の予定より丸1年遅れとなります。

ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(Doctor Strange In The Multiverse of Madness)

2022/3/25
ワンダビジョンから繋がるストーリーとされていますが、1年以上間が開きます。
2021/12/17公開とされているスパイダーマン新作とも繋がり、こちらは直近。

ソー:ラブ&サンダー(Thor: Love and Thunder)

2022/5/6

ブラックパンサー2(Black Panther 2)

2022/7/8
チャドウィック・ボーズマンの代役を立てずに描くことが発表されました。

キャプテン・マーベル2(Captain Marvel 2)

2022/11/11
ミズ・マーベルも登場。
1作目の少女モニカ・ランボーは、ワンダビジョンを経て大人なって登場します。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.3(Guardians of the Galaxy Vol. 3)

2023年公開

ブレイド(Blade)

劇場公開
マハーシャラ・アリ主演、ヴァンパイアハンターのブレイドを描く。

Ant-Man and The Wasp: Quantumania

劇場公開
アントマン3作目のタイトル「Quantumania」に決定。

ファンタスティック・フォー(Fantastic Four)


劇場公開
FOX買収後ついにファンタスティック・フォーが公開決定。
監督はMCUスパイダーマンのジョン・ワッツ。

シークレット・インベーション(Secret Invasion)


Disney+配信
新発表です。
コミックの大型クロスオーバー「シークレット・インベーション」がDisney+で登場。
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と、タロス(ベン・メンデルソーン)が出演します。
『キャプテン・マーベル』に登場したスクラル人が地球に侵略する話。
時期未定ですが、キャプテン・マーベル2を受けての展開になりそうです。

アイアンハート(Ironheart)

Disney+配信
こちらも新発表。
コミックではアイアンハートは2代目アイアンマン。
天才少女リリ・ウィリアムズを描きます。

シー・ハルク(She-Hulk)/ムーンライト(Moon Knight)

Disney+配信
昨年D23 Expoで発表された2作品は未だ配信時期未定。
シー・ハルクはタチアナ・マスラニーが演じ、マーク・ラファロのハルクも登場します。

Armor Wars

Disney+配信
ウォーマシン主演で、アイアンマンの技術が悪の手に渡ったら?という事態に直面します。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(Guardians of the Galaxy Holiday Special)

Disney+で2022年末
ジェームズ・ガンによる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のホリデースペシャル。
とにかく楽しそうだということだけ分かる。

I Am Groot

Disney+配信
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』グルートによる短編シリーズ。

ルーカスフィルム

インディ・ジョーンズ新作(Indiana Jones)

2022年7月

Children of Blood & Bone

劇場公開
ルーカス・フィルムが20世紀スタジオと協力し、ベストセラー小説「Children of Blood & Bone」を映画化。
見捨てられた民族であるMajiに魔法を取り戻す、アフリカの少女の心を揺さぶる冒険。

ウィロー(Willow)

Disney+で2022年
1988年のロン・ハワード監督の映画『ウィロー』から数十年後が舞台のシリーズ。
魔術師ウィロー役でワーウィック・デイヴィスが再演。

ここからスター・ウォーズ

New Star Wars Feature

スター・ウォーズの劇場長編は、タイカ・ワイティティ監督。

Rogue Squadron


2023年末公開の劇場長編
新世代のスターファイターパイロットたちの物語。

以降Disney+

アソーカ(Ahsoka)

アソーカ・タノの実写シリーズ。
マンダロリアンから引き続きデイヴ・フィローニとジョン・ファヴローがプロデュース。

Rangers of the New Republic

マンダロリアンのタイムラインで描かれる実写シリーズ。
こちらもデイヴ・フィローニとジョン・ファヴローがプロデュース。

Andor

『ローグワン』の前日譚

オビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi)

エピソード3の事件から10年後を描くオビワンのドラマ。
ダース・ベイダー役でヘイデン・クリステンセンの出演が発表されました。

バッド・バッチ(The Bad Batch)

「クローン・ウォーズ」最終章に登場した不良分隊を描くアニメーションシリーズ。
ロゴもクローン・ウォーズのロゴが燃えて現れています。

Star Wars: Visions

日本のアニメスタジオによる10本の短編アニメーションシリーズ。

Lando

ランド・カルリジアンのシリーズ。

The Acolyte

小説シリーズで描かれている「ハイ・リパブリック」時代(エピソード1の200年前)の末期、銀河の秘密とダークサイドを描きます。

A Droid Story

アニメーションで、R2-D2とC-3POが新たなヒーローを紹介。

ナショナル ジオグラフィック

Cousteau

伝説の海洋探検家ジャック・クストーのドキュメンタリー。
映画祭や劇場公開を経て、Disney+限定配信になる予定

以降はDisney+オリジナル

Genius: Martin Luther King, Jr.

ドキュメンタリーシリーズ「Genius」のシーズン4としてマーティン・ルーサー・キング・ジュニアを描きます。

Secrets of the Whales

A Real Bug’s Life

America the Beautiful

Limitless With Chris Hemsworth

Welcome to Earth(仮題)

TVスタジオ

全てDisney+

The Mighty Ducks: Game Changers

『飛べないアヒル』『D2 マイティ・ダック/飛べないアヒル2』『D3 マイティ・ダックス 飛べないアヒル3』シリーズの続編。
アイスホッケーがテーマの映画で、ゴードン・ボンベイ役のエミリオ・エステベスが再演。
弱小マイティ・ダックスも現在は強豪になっており、12歳のエヴァンはダックスを辞めさせられ、自分でチームを作ることになる。

Big Shot

大学のバスケコーチをクビになり、エリート女子校で教師とコーチをしなければいけなくなる話。

The Mysterious Benedict Society

ベストセラー「秘密結社ベネディクト団」を映画化。

Turner & Hooch

1989年の『ターナー&フーチ/すてきな相棒』でトム・ハンクスが演じたスコット・ターナー刑事の息子が主役。

ここまで2021年配信予定
ここから時期未定

美女と野獣(仮)

実写版『美女と野獣』のガストンとルフゥの前日譚。
アラン・メンケンの楽曲も使用。

スイス・ファミリー・ロビンソン(Swiss Family Robinson)

1960年の映画『スイス・ファミリー・ロビンソン』を現代風に再構築。

Percy Jackson and the Olympians

ファンタジー小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を映画化。
半神半人の少年パーシーの活躍を描く。

HuluとESPNは割愛します。

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ゲボイデ=ボイデ第10話「バンジージャンプ・メソッド(アリアドネの糸)」

辰砂暦39426年

ファイアボールシリーズが完結しました。

辰砂暦は第9話と同じ。
最終話だけ2分40秒と、他より10秒長いです。
最後にはNIPPONGRAM LABELのクレジットが登場。
非常にトロンっぽく、荒川監督のトロン好きから考えるに、荒川監督チームが今後WDJと連携してレーベルを運営していくということでしょうか?

エンドクレジットでは、アリアドネはaka Scarlet Headed Drossel。
ドロッセルの頭部パーツが違っただけでした。
そして、ゲボイデ=ボイデはKing of Ruins、瓦礫の王でした。
瓦礫の中、9話に想像でアリアドネとのやり取りを繰り広げていたゲボイデ=ボイデ。
毎話オープニングがゲボイデ=ボイデの目の中に入っていたのはそういうことでした。
つまり、ゲボイデ=ボイデの中に落ちていき、それがアリアドネの糸、バンジージャンプ・メソッドにより引き戻されたのが最終話です。

ゲボイデ=ボイデがいたのは人類との戦争により崩壊してしまった世界でしょう。
ゲボイデ=ボイデは、そこで想像に囚われることを選択してしました。
アリアドネの糸により、ゲボイデ=ボイデは救われました。

ゲボイデ=ボイデは「争うことのない、ただひたすらにユーモラスな世界」を想像していました。
しかし、アリアドネは想像とそれ以外とで何が違うのかと問いかけます。
『ゲボイデ=ボイデ』でも恐怖や思いを具現化していましたし、『ユーモラス』には「信じる心を物理的な強度に変換するマシン」が出てきました。
想像は決して虚構ではないのです。

オーディオ・オモシロニクスでも「空想するハイペリオンは何度でも夢を見る」と歌われていました。
無印最終話のタイトルは「夢の生まれる場所」でした。
ドロッセルの住む星に来た賢者たちは夢と同じ成分で作られていました。

イモニトロンナイトで荒川監督はこう言っています。
「ファイアボールをひとことで表現すれば、優しい王様や良い魔法使いがいなくなった未来のプリンセス・ストーリー。希望あふれる王国というのは、かつて確実にそこに存在していて、僕たちはそれを取り戻さなくてはならない。」
『ファイアボール』とは、真にディズニーらしい希望あふれる王国を取り戻そうとするプリンセス・ストーリーです。
そして、希望あふれる王国とは、想像の産物です。

古の開拓者たちは、恐怖に対して「オモシロニクス・プロトコル」を用意しました。
「オモシロニクス・プロトコル」は、オーディオ・オモシロニクスのトラック名。
アカヒトニスがタイムワープの方法、つまり世界にはいくつもの次元が存在し、心が複数の次元に同時に存在することを利用する方法を説明するエピソードです。

信じる心を持って想像すれば、世界はいくらでも作り出すことができます。
恐怖からお屋敷に囚われたゲボイデ=ボイデに対し、『チャーミング』の最後、ドロッセルは「次はきっとうまくいくわ」と、“つよくてニューゲーム”を選択しました。
例えゲデヒトニスのことを忘れてしまっても、ドロッセル自身が世界の歴史なのだから心配することなんてなかったのです。
歴史は繰り返すのではなく韻を踏むだけなのだから。
想像によって希望あふれる王国が生み出され、我々はいくつもの次元の中から希望あふれる王国を選択すれば良いのです。

『ファイアボール』は2期以降、前日譚となるため、ハッピーエンドにならないことが分かっている物語でした。
それに対して『ワンダーの方へ』は希望のある終わりを見せてくれました。
そして『ゲボイデ=ボイデ』は『ワンダーの方へ』に物語を受け渡し、希望を見せてくれました。
ファイアボールの新作がもう見られないとしても、そこに残ったのは悲しい感情ではなく、これでした。
ワクワクするわね。

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ゲボイデ=ボイデ第9話「ラグランジュの暗点」

辰砂暦39426年

監督になりきったお嬢様。
メイキング・オブ・ファイアボールを思い出します。
便利棒での自撮りに、オーディオ・オモシロニクスでの「ワンダーの方へ」あらすじBGM。
そこに小さなゲデヒトニスとゲボイデ=ボイデっぽいのたちが登場。
型番はBAUまで見えますが数字がわからず。7話に登場した緑のもいた。

宇宙海賊の連続アニメが最終話を迎えて残念がるアリアドネ。
第1話で通販したビデオを見ることにします。
再生すると、そこに映っているのは、これまでの「ゲボイデ=ボイデ」のシーン、というか予告編。
左下のタイムコードっぽいのは「BAU.28 39426」でゲボイデ=ボイデの型番と本エピソードの辰砂暦。
これはあなた(ゲボイデ=ボイデ)の物語だと語るアリアドネ。
そして、2人がお屋敷の歩いていくと、アリアドネの姿が消え…

あまりに衝撃の展開、本当に「最終章」に向けて大展開です。
整理しましょう。

自分の物語だと言い当てられたゲボイデ=ボイデが語る「タイムマシンの噂」とは、「この物語が終わる頃、私たちは始まる前よりぐっと未来へと到達します」。
お嬢様が引きこもり続けるならば、ステラノヴァと呼ばれる現象により世界は収縮を始めるそうです。
ステラノヴァはラテン語で「新しい星」。
世界が収縮を始めるとは、チャーミング最終話の最初のセリフ。

ステラノヴァから安定の連想ゲームでプテラノドンにまでたどり着くアリアドネ。
プテラノドンの語源は、歯はないけれど翼はある。
語源はファイアボールシリーズにとって重要です。
しかし、これはゲボイデ=ボイデのことなのだそう。
歯はないけれど翼はある。「翼」とはドイツ語で「フリューゲル」。
オーディオ・オモシロニクスでも「私たちには翼がある」と歌われています。

「宇宙海賊の次は床下収納」
宇宙海賊といえばキャプテン・レジナルド。
無印時代から関連グッズに毎度登場しており、メイキングやワンダーの方へでは、キャプテン・レジナルドこそファイアボールの原作であるような発言がなされています。
第1話でアリアドネが通販したアニメビデオのタイトルもキャプテン・レジナルドだったはず。
アリアドネはキャプテン・レジナルドのアニメが大好きで、似たシーン(展開とBGMがワンダーの方へで流れたキャプテン・レジナルドのと同じ)を撮影。
キャプテン・レジナルドは最終回を迎え、アニメビデオを再生すると、そこで流れるのは「ゲボイデ=ボイデ」でした。
そして床下収納といえば、チャーミングに登場する収納。
「ゲボイデ=ボイデ」では過去を見たときにヴィントシュトレ卿とプロスペロと共にありました。
ワンダーの方へでは、無印の未来でドロッセルが尋ねようとした人類がサー・イカボット・床下収納・カラテオドリでした。

アリアドネはついにお出かけしようとしますが、「あれ?」という声と共に姿が消えてしまいます。
最後にゲボイデ=ボイデがいる場所の暗さはどこかテンペストの塔のようです。

「ゲボイデ=ボイデ」は文字通りアリアドネではなくゲボイデ=ボイデの物語。
彼こそ歯はないけれど翼はある、つまりフリューゲルであると。
辰砂暦とメルクール暦を同列に扱うなら、「ゲボイデ=ボイデ」が終わるとき、その先には数千年未来の物語が待っています。
その未来で、世界は収縮を始めています。
「ゲボイデ=ボイデ」すなわち宇宙海賊キャプテン・レジナルドの物語は終わり、続きは床下収納を司るドロッセルの物語になっていく。
ということ?

いよいよあと1話。
最終話のタイトルは「バンジージャンプ・メソッド(アリアドネの糸)」。
アリアドネの糸は難問を解決する鍵。
テセウスを迷宮から救った糸であり、アリアドネが残したオモシロニクスこそ迷宮に迷い込んだときものがよく見えるもの。
ゲボイデ=ボイデはどう解決し、この物語はどこへ終わっていくのでしょうか。

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ゲボイデ=ボイデ第8話「ワルキューレ」

辰砂暦39410年

前のエピソードからきちんと話が繋がり、しかも年数にまで言及しました。
階段を登るのにかかったという16年はちょうどエピソード間の辰砂暦の長さ。
ヘカトンケイルと出会い文通を始めることになった第5話からはちょうど辰砂暦で48年です。

雑巾水浸し(光陰矢の如し)と言い間違いはドロッセルっぽいですし、ゲボイデ=ボイデの訂正もゲデヒトニスっぽい。
アリアドネが「便利ね」と言うのもドロッセルを思い出させます。
微妙に届かなくて便利棒が出てくるのは笑った。

16年の間に工事が終わって窓も修理されていましたが、窓はまた割れました。
お嬢様は斥力を利用した移動をマスターしていました。

ヘカトンケイルの主人のクレジットは無し。喋ってないしな。
女性で、足には13の数字?13なら設定年齢かな、無印ドロッセルの1歳下。
彼女はアリアドネの文通相手なので、ドロッセルで連想するとユミルテミル?
また、チャーミングでテンペストの塔の外に花火が上がりましたが、これを打ち上げたのがヘカトンケイル?
なんて無理くり繋げることもできますが、あんま関係なさそう。

オモシロニクスを持ったアリアドネの「ぱっぱっぱっぱっぱっ」が可愛かった。

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ゲボイデ=ボイデ第7話「ユグドラシルの長い午後」

辰砂暦39394年

色々と連想させる要素が多いエピソードでした。

気になるのは背後にずっと見えている黄色い機体。
明らかにゲデヒトニスを連想させます。
しかし冒頭では緑色の同じような機体もあり、やっぱり関係ない気もする。

時間とは相対的な存在であるというような顔つき、という「ワンダーの方へ」を連想させます。
ゲボイデ=ボイデが取り出す本は「ユーモラス」でドロッセルが読んでいた本(シビュラの書)と似た外装です。印は違う。
ラッキープレイスは分倍河原。
お花茶屋に続き東京の地名シリーズです。
イルカの形の醤油さし欲しい。

ついにアリアドネが買い物へ行くことを決意した模様。
果たして残り3話で外に出るのか…?

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