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「 月別アーカイブ:2017年12月 」 一覧

プーやのひとりごと 82

2017年も今日で終わり。
今年最後のひとりごとは一年を振り返ります。

TDR

シャイン・オン、うさたま大脱走、ステップ・トゥ・シャイン、パーフェクト・クリスマス、ギフト・オブ・クリスマスが良かった。
この5ショーはかなり観ました。
ステップ・トゥ・シャインはベタな展開に心地良い音楽でキャッスルショーのような安心感があります。とても良い。
ギフト・オブ・クリスマスはこの期間だけでやるのはもったいない内容でした。
シャイン・オンもギフト・オブ・クリスマスも17:30の回があったのがありがたかったです。
来年は35th。Celebrate! Tokyo Disneylandが楽しみです。
内容何もわからないけれど東京ディズニーランドを祝福するコンセプトだけで満点。

海外パーク

年間グランドスラムをしました。
アウラニは初めて訪問。最高すぎました。一生流れるプールで暮らしたいです。
WDWのアバターランドも想像を上回ってきました。
アバター:フライト・オブ・パッセージは進化版ソアリンといった感じ。
DLRのガーディアンズも素晴らしい作り。
上海のトロンや香港のハイパースペースマウンテン、DLRガーディアンズと、既存のアトラクションシステムにストーリーテリングを組み合わせて魅力を増大させる、これぞテーマパークという作り方が上手くなったように感じます。
となるとDCAのピクサーピアもどうなるか期待したいところですが…ピクサーピアかー…

映画

モアナと美女と野獣を観られた素晴らしい年でした。
あの期間にラ・ラ・ランドまで入っていた、尋常じゃない2ヶ月間でした。
モアナは第2次黄金期を思わせる世界観とストーリーのテンポに、現代の技術と作り方を組み合わせた、見事な作品。
美女と野獣も今年だから作れた完璧なキャストによる作品。
ディズニーファンやっていて良かったと心から思える映画に出会えた年でした。

ファイアボール

まさかファイアボールの新作を観られる年になるとは。
来年はMovieNEX化に期待しています。
旧作もYouTubeで配信され、毎日のように再生していました。
ありがとう宇宙。

10周年を迎えた舞浜横丁。
今年もお読みいただきありがとうございました。
良いお年を。

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ファイアボール ユーモラス第3話「ハイペリオン交点」

EPISODE ⅩⅠ:
THE HYPERION INTERSECTION

最終話は荒川監督による実況解説があったので情報が豊富です。
言うなれば「わかりやすい図解入り」的状況。

今回は11話目くらい。
つまり残り2話分くらい残してお話が終わることになります。
1期,2期とは一味違ったシーズンフィナーレ(暫定)です。

ドロッセルはまだ一人称が「僕」。
赤い髪ユニットは寝癖でした。


ハラヅモリ3000は荒川監督の声ではないか?と予想していたら1000が監督の声でした。
ハラヅモリ1000に「BAU28」と書かれているのが非常に気になります。
ゲデヒトニス(BAU29)の一型番前ということで、本来なら少し昔のゲデヒトニスのはず…

そして衝撃すぎる展開。
まさかのお父様がご登場です。
マントや椅子が再登場。
そしてクレジットではWINDSTILLE VON FLUGEL aka KRONOS-Ⅴという名前が明かされました。
クロノスってヴィントシュトレ卿のことだったのか!
チャーミング最終話でドロッセルが眠りについた機械、これが君主育成プログラム「クロノスシステム」。
ヴィントシュトレ卿が自分の亡き後に娘を君主に育てるためのシステムとして構築したことがわかります。

そしてクロノスとはギリシア神話の大地および農耕の神。
ウラノスの子供です。
ヴィントシュトレ卿が統治する国は「ウラノス国」。
そして、クロノスの娘こそ「ヘラ」。英語読みで「ジュノー」です。
ドロッセルの2期以降の型番はJUNO。
ヴィントシュトレ卿とドロッセルの関係が型番で繋がりました。
ウラノス国を納めたヴィントシュトレ卿と後継のドロッセル
ウラノスの子供のクロノスとその子供のジュノー
という関係が成り立ちます。

そして、完璧すぎる読書感想文コンクール優勝者発表の後には、
「FIREBALL WILL RETURN」
の一文が…
40000年でも待ちます。

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「クマのプーさん」最初の物語はクリスマスイブにデビューした

「クマのプーさん」が発売されたのは1926年10月14日。
しかし、最初の物語が公開されたのは前年のクリスマスイブでした。

「イブニング・ニュース」誌に子供向けの物語を書くよう依頼されたA.A.ミルンは、息子クリストファーに聞かせていたテディベアの物語を書くことにします。
この物語は「クマのプーさん」第1章の原型となる、はちみつを採りに行く話でした。

プーの物語は1925年12月24日のイブニング・ニュース夕刊に掲載されました。
さらに翌日のクリスマス当日には、ラジオでの朗読も放送されました。

1925年は「ぼくたちがとてもちいさかったころ」(When We Were Very Young)出版後であり、ミルンはすでに児童向け作家として有名でした。
その証拠に、一面見出しに「A CHILDREN’S STORY BY A.A. MILNE.」と大きく載せられています。
「クリストファー・ロビンと彼のテディベアについてA.A.ミルンが書いた『クマのプーさん』をイブニング・ニュース夕刊7ページに掲載。
全てのラジオ局で明日夜7:45から放送されるクリスマス番組の中でドナルド・コルスロップが放送します。」
と掲載されています。

挿絵はE.H.シェパードが多忙だったため、J.H.ダウドが担当しています。

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プー企画展「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」が伝えるプーの本質

ロンドンのV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)にて、2017年12/9〜2018年4/8まで、企画展「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」が開催されています。
プーの故郷ロンドン、クリストファー・ミルンが住んだ家の近くで開催されている企画展は、プーの本質を伝えてきました。

子供から大人まで楽しめる企画展


「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」は文字通りプーの原作(ディズニーでいう「クラシックプー」)の世界を巡る企画展です。
プーの家やプー棒投げなど、子供も楽しめる仕掛けが随所に施してあります。
さらに解説文も低い位置には子供向けの説明があり、「想像してみる」ことを重視する説明が多いのも特徴です。
大人向けの解説文は濃厚で、展示法と解説を合わせて見ていくと、企画者の思うプーの本質がしっかり伝わってくる内容になっています。

シェパードの原画の美しさを堪能

展示内容には、レアな「クマのプーさん」発売当初のグッズや世界展開の様子がわかる資料などもありますが大半はE.H.シェパードによる挿絵の原画が占めています。
というのも、E.H.シェパードの孫の旦那がシェパードを研究し、伝記映画「Goodbye Christopher Robin」への資料という意味も重なり画集が出版され…という近年の流れがあり、シェパードによる原画を豊富に揃えられる環境が整ったからです。
本物の絵の美しさに圧倒されっぱなしです。

プーの本質は「3つのバランス」

「Winnie-the-Pooh: Exploring a Classic」から伝わってきたプーの本質とは「3つのバランス」でした。
・現実と空想
・実物と自然
・文字と絵
3つのリアルとファンタジーを繋ぐバランスがプーの世界観を作り上げています。
企画展では原作の世界が主な展示内容ですが、この本質はディズニーアニメーション版でも受け継がれている要素です。

現実と空想


原画コーナーの最初は2枚の絵から始まります。
クリストファー・ロビンが階段を降りてくる絵と、階段を登っていく絵。
「クマのプーさん」の最初と最後の挿絵です。
クリストファー・ロビンが自分の部屋から出てきて、父親からプーのお話を聞き、また部屋へ戻っていく。
この対になった挿絵は、クリストファー・ロビンが住む現実の世界と、プーのお話が展開される空想の世界を繋ぐものです。
ディズニーでは、オープニングに実写でクリストファー・ロビンの部屋を映すことで現実と空想の世界を繋ぐ役割を果たしています。

実物と自然



一見同じようなプー棒投げのシーンの挿絵。
1枚目は下書きで、2枚目が実際の本に使われるものです。
プーたちの姿はほとんど変わりませんが、後ろの木や川の描写が減っていることが分かります。

プー原作の魅力の一つに、美しい自然描写が挙げられます。
100エーカーの森の自然の美しさは、挿絵からも伝わってきます。
シェパードは100エーカーの森のモデルであるアッシュダウンフォレストを実際に歩き、スケッチしました。

その美しいスケッチを見られるだけでイギリスまで飛んで企画展に行った甲斐があったと思いますが、プー棒投げの挿絵で見たように、実際の完成版ではその自然描写が省略されています。
主人公であるプーたちを際立たせるために、背景をどこまで省略していくのかというバランスが、プーの挿絵に大きな魅力を持たせているのです。
これはディズニーアニメーション版でも同様で、背景を美しく描きながらもセル画の効果でプーたちにスポットライトが当たっているかのようにキャラクターだけが動き出すようになっています。

文字と絵


プーは文章と挿絵が合わさって最大の魅力を発揮します。
作者のA.A.ミルンは単にシーンをシェパードに発注しただけではなく、密に連絡を取って内容を決めていきました。
その最たるものが、挿絵の配置です。

ミルンは文字のレイアウトと挿絵の配置にまでこだわり、プーを書きました。
文字と挿絵が独立しているのではなく、一体となることでプーの世界観に入り込めるようになっています。
絵だけでもなく文字だけでもない。
これはストーリーの補足としての挿絵ではなく、世界観を構成する重要なパーツであることを示しています。
ディズニーアニメーションではプーの絵本を読んでいるというメタ構造にこだわり、強風で文字が飛んでくる、ティガーが高い木から文字を伝って降りるなどの演出を取っています。


他にも、彩色版や印刷方法、未採用の原画など貴重すぎる資料が次々と並んでいます。
あの美しい大好きな絵の本物に出会える感動は格別でした。

発売は先になりますが、なんとこの企画展の図録が日本からamazonで買えます。
すごい時代だ…

Winnie-the-pooh: Exploring a Classic: the World of A. A. Milne and E. H. Shepard

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 - 駄話  - by poohya

年間グランドスラムをした #d_advent


写真は本文中に一切登場しないアウラニ

このブログは「ディズニー関連ブログ アドベントカレンダー2017」の21日目の記事です。
主催を引き受けてくれたらむくん、ジャンクションくん、とわくんに感謝します。

「年間グランドスラム」って響きかっこいいよね

今年は色々なディズニーパークに行く機会がありました。
気付けば5月から12月の8ヶ月で世界の全ディズニーパークを回りました。
昨年ようやくグランドスラムを達成したのに、今年あっさり2周目です。
グランドスラム自体の魅力は「ディズニー関連ブログ アドベントカレンダー2017」9日目の舞浜新聞さんの記事を読んでいただくとして、
年間グランドスラムを達成して分かったことがあります。
響きはかっこいいけれど大した意味はない
短期間でグランドスラムしたところで長期間かけたグランドスラムとの差は特にないですね。

21日目は以上です。

言いたいことはそれだけなのですが、せっかくなので最近のディズニーパークの傾向みたいな感想を書こうと思います。

FPの進化

今年の大きな出来事のひとつにファストパスの進化が挙げられます。
各パークにFPはありますが、それぞれ特徴があります。
雰囲気でまとめてみました。

そもそもFP対応アトラクションが少ないパークもあります。
香港なんてほぼ無です。
一方FPの電子化を果たしたパークも。
WDWは事前取得ができます。
現地でもガンガンFP予約変更をかけられ、1日1パーク3枚までで使い果たしたら次が取れるというルールなので、活用法が大きく異なります。
そして上海でパーク内からのアプリ取得が可能に(紙も併用)。
DLRでは上海と同じようなシステムが有料で始まりました。
こちらは単にFP発券所まで行かなくて済むというもの。
上海はFP取得に走る人が多過ぎたのでアプリ化の功績は大きいです。
パスポートをアプリで読み込んで、入園するとFPが取得できるようになります。グループもまとめて取得可能。東京の抽選アプリと同じようにパスポートを読み込みますが、一度登録するとそのまま何度も使えます。
アトラクションまで向かわずに取得できてとても便利ですが、代わりにFPが爆速で減っていくようになりました。

パーク毎に異なる入園管理

WDWはMagicBandシステムなので別として、他パークはパスポートのQRコードで全てを管理しています。
ただ、各パークでQRコード上のゲスト管理方法が異なっています。
パスポートは、再入園時の判定としてと本人を紐付ける必要があります。
東京はハンドスタンプですね。
アナハイムも同様。
WDWと香港は指紋です。
香港は2デー以上のみ指紋取られるっぽい(再入園をあまり想定していない)。
上海は顔写真を撮られ、入園時とFP入場時に使われます。
パリは衝撃の「特になし」。パークホッパー何度もするパークなのに。

こうやって見ていくと、上海のパスポートが一番進んでいるように思えます。
ただ香港上海はパスポートと指紋が紐づいているのに誰がどのパスポートか判別つかないので複数人でいくと管理が面倒です。
WDWは便利だけれどシステムがポンコツすぎるから却下。

パリの愚痴コーナー

パリは2パーク間の距離が近く、第2パークの規模的にもパークホッパーが前提で作られているようなものです。
なのに入園ゲートは2ゲートに対してキャスト1人のオペレーション。
ベビーカーは全てキャスト対応になるため、キャストは基本そこにかかりっきり。
セルフサービスでパスポートを読み込みますが、読み込めた判定が分かりにくい。
Welcomeという音とランプで判定が出るのですが、入園者が連続するとそれが出ないときもあります。
読み取れたかな?とバーを押してみて、回ったらクリア。
今21世紀だぞ。

空いている平日だけこんな対応なのかな?と思ったら、結構混んでいた土曜日も変わりませんでした。
無駄に多いゲスコンをエントランスキャストに回してくれ…
一度だけ退園口でハンドスタンプ押していましたが、入園口がこんな調子なので確認はありません。
あのスタンプはなんだったのでしょうか。

案の定、使い終わったパスポートを他の人にあげるゲストがいて、受け渡し現場を目撃したキャストがめっちゃ怒ってました。
いやこれ自業自得だろう。

どうなる東京

東京の特徴は、
・開園時にゲートを通過する人数が多い(アーリーエントリーが少なく開園時間前の一部エリア入場も行わない)
・パークホッパーが少なく再入園者が少ない
・夜間パスポートがあり新規入園者が一日中来る
という点だと思います。

上2つは上海と似た条件ですね。
東京の方が年パス+多少のパークホッパーチケットがあるので再入園者は多いですが。
あと上海は開園30分前に開く。パリも同じですが、あれ何の意味があるんだろう。素直に開園時間変えればいいのに。

東京はフラッパーゲートの導入、年パスの顔認識が始まります。


これ書いていたらちょうどイメージイラストが届きました。

現在、ガラガラ回す式のゲートを採用していないのはWDWだけ。
東京はかなり先進的なシステムになります。
おそらくベビーカーや車椅子がそのまま通過できるので、かなり有能。

さらに自動券売機が導入されますが、これは夜間パスポートがあり券種が複雑な東京にはとても良いシステムです。
パークホッパー(マジックパスポート)も複雑で説明が面倒なので、各国語で文字説明あると分かりやすいでしょう。

このような東京の特徴を見ていくと、顔認証はとりあえず年パス向けというのは理にかなっています。
ワンデーパスポートが生体情報と紐付くと意外と面倒ですからね。少なくともFPが電子化されない限りかなり混乱します。
再入園が多い年パスだけ顔認証で通すのは効率の良いやり方でしょう。
ほんと今の年パスもハンドスタンプ押す運用は意味不明すぎる。

世界のパークを回ってみると、東京の交通の便の良さが身に染みて分かります。
香港や上海も空港から近いですが電車乗り継ぐかタクシーしかないですし、都心からも空港からも直行できる便利さはすごい。
ホテルへのアクセスも良いですね。オフィシャルにも行きやすい。
あとはウェルカムセンターの簡易版かデジタルサイネージの案内板をシャトルバス降り場に設置すれば良いと思います。

有益なグランドスラムをしよう

あれこれ今年行った経験をもとに語ってきたように見えますが、アナハイムの新FP「MaxPass」は僕が行った後に始まったので使っていません。
「年間グランドスラム」がいかに響きだけの存在かよくわかりますね。

それよりも「ディズニー関連ブログ アドベントカレンダー2017」グランドスラム(25本の記事すべて読む)をした方が有益ですね。

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