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「 東京ディズニーリゾート 」 一覧

 - パーク外  - by poohya

劇団四季「美女と野獣」舞浜アンフィシアターで2022年10月から公演

ディズニーミュージカル『美女と野獣』 新たな演出で、舞浜アンフィシアターにて2022年10月開幕!|最新ニュース|劇団四季

劇団四季が舞浜アンフィシアターで「美女と野獣」を公演することになりました。
ディズニーが初めてミュージカルに進出した作品である「美女と野獣」。
日本でも劇団四季により各地で公演されてきましたが、東京ディズニーリゾートで長期公演が行われます。

発表会見はディズニーアンバサダーホテルでおこなわれ、劇団四季に加えOLCも登壇。
偶然にも両社の社長が吉田さんでした。
今回は、OLCから劇団四季に声を掛けて実現したとのこと。
ミュージカル版「美女と野獣」は実写映画要素を混ぜたアップデート版などバージョン違いが存在していますが、今回は上海ディズニーランド版を導入。
ベルのソロ「A Change in Me」などが追加される一方、上演時間は30分程度短くなるそうです。
また、舞浜アンフィシアターはその名の通り半円型の劇場ですが、一部座席を潰してプロセニアムを建て、ステージを横長に拡張するとのことです。
舞浜アンフィシアターのHPでは、「舞浜アンフィシアターは劇団四季の長期公演開催に伴い、2022年6月以降、新規の予約受付を休止させて頂きます。」と記載されており、公演の4ヶ月前から準備が行われ、無期限ロングランとして始まるようです。

単発イベント箱から長期公演劇場へ

舞浜アンフィシアターは2008年10月「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」としてオープン。
オリジナル演目「ZED」の専用劇場として、公演が行われていました。
しかし東日本大震災での休演、学校団体の減少を受け、2011年末で終了。
その後、舞浜アンフィシアターとして箱貸し業に転換し、2,000人規模の会場で都心からの距離に対して安めの価格設定と、割と人気の会場になっていました。
ディズニーと無関係な公演がほとんどですが、D23 Expo Japanや年末のディズニー・オン・クラシックなどディズニー関連のイベントも行われました。
今回OLC側から動いたということで、かなり割引して貸すことが想像できますが、不安定な箱貸しよりもロングラン公演でディズニーコンテンツを行う方が良いと判断したのでしょう。

パークとのセットチケットも構想

そもそも東京ディズニーリゾートにシルク・ドゥ・ソレイユを誘致したのは、日帰りゲストが多いことに対して「滞在型リゾート」を目指していたためで、パーク+シルク・ドゥ・ソレイユで2,3日滞在してもらうことを狙っていました。
しかし、日本でディズニーとシルクの親和性を見る向きは少なく、観劇のために1日費やす文化もまだなく、目論見はいまいち達成できず。
終了理由にも挙げられていましたが、結局学校団体鑑賞(つまりパーク関係なく日帰り)に支えられている形でした。
末期にはZEDのチケット+1,000円(マチネ)や+500(ソワレ)でパークに入れるプランも導入していました。
今回、「美女と野獣」でもパークとのセット販売の構想もあるそう。
テコ入れ策ではなく最初から計画しているということは、ワンデーパスポート+観劇チケットというしっかりした枠組みや、あるいは「美女と野獣“魔法のものがたり”」乗車+観劇のバケーションパッケージといった枠組みが考えられます。
ディズニーの中でも「美女と野獣」という非常にわかりやすく近年の東京ディズニーランドと相性が良いコンテンツになり、パターンの選択肢は増えそうです。

ついに実現するか「滞在型リゾート」

シルク誘致時に誰もが頭によぎった「それ劇団四季呼べば良くない?」が巡り巡って実現したのは、震災とコロナで各エンタメが大ダメージを受けた結果というのも皮肉な話ですが、TDRの構成変化としてのインパクトは「ファンタジースプリングス」レベルでしょう。
これでランド+シー+劇団四季という2泊3日コースができれば、「滞在型リゾート」が本当に実現する可能性も感じます。
やたら便利な商店街になりつつあるイクスピアリ、ベイサイドステーション側で充実するホテル群と、数年前からは想像できなかった姿になっているTDRに対し、大きなインパクトになりそうです。
パーク+1日というリゾートになった時、2時間強のミュージカルに何をプラスして1日にするのか、各ホテルやイクスピアリが動くでしょうし、さらなる開発が起きるかもしれません(シネマイクスピアリにIMAX作ってほしい)。
当面はパーク2.5日+ミュージカル0.5日というスタイルを目指すことになりそうです。
となると10月までには複数日のパークチケットを復活させ、3,4日の「マジックパスポート」(3日目以降のパークホッパーチケット)を再開させておきたいところ。
ファンタジースプリングスがオープンしたら、シーは1.5日が一般的なプランになるかもしれません。

ところで、「美女と野獣」がロングランになれば、東京周辺で行われる劇団四季のディズニーミュージカルは「ライオンキング」「アラジン」「アナと雪の女王」「美女と野獣」と4本が同時にロングラン上演されている状態になります。
日本はディズニーパークだけでなく、コンサートや展覧会などディズニー関連イベントの多さが世界でも特殊な量になっていますが、ミュージカルとしても東京が世界最多の都市に。
さらに2022年は「メリー・ポピンズ」と「ノートルダムの鐘」が渋谷と横浜で公演があり、しかもブロードウェイやウエストエンドとも違いパークもある、異常なディズニー都市になっています。
あとはディズニークルーズラインが来れば完璧です。来い。

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OLC上西社長が退任、新社長は吉田謙次氏

代表取締役の異動および取締役の人事(予定)について

OLCの2020年度決算が発表になりました。
上場以来初の赤字になったことは大きなニュースですが、仕方ないし決算発表前から分かっていたことです。
それより驚いたのが人事。

2009年から代表取締役社長(兼)COOを務めていた上西京一郎氏が退任。
吉田謙次氏が新社長に就任します。
株主総会を経るため現在はあくまで案で、6月29日に就任予定です。
上西現社長は特別顧問に就任する予定、加賀見会長は続投です。

理由は「OLCグループの更なる企業価値向上を目的に、任期満了に伴って新たな経営体制に移行するもの」とされています。
吉田新社長は経理部長を経てフード本部長に。昨年4月からは第8テーマポート推進本部長も兼任しています。

質疑応答では、「早期に黒字化を達成することが急務」との考えを示し、ファンタジースプリングス開業でOLCグループの新たな成長を見出せるようにすることが最大の使命と発言。
黒字化のために「不要不急コストの精査や入園者数水準に合わせたパーク運営の効率化」を進めてるとしています。

上西社長が63歳なのに対し、吉田新社長は60歳と、3歳差。
上西社長は12年前に社長就任したことを考えてもほとんど若返りはありません。
経理の視点で黒字化と2023年の大規模開発を導くことが目的の短期リリーフを想定しているようにも見えます。

中期経営計画は2020年度まででしたが、最終年度で前提が崩れてしまいました。
次の中期経営計画は2022年春の発表となり、今年度は「新たな視点や考え⽅に向けて検証する準備期間」としています。
一方で、新たにESGについて、「社内で議論している内容」として告知。
これまでのCSRへの姿勢をより明確にし、SDGsに対する考え方、そしてまた脱舞浜の新規事業が掲げられました。
さらに、ガバナンス改革が行われます。
新社長就任に合わせて、社外取締役を1名追加。
佐久間英利千葉銀行頭取が就任予定です。
取締役は上西氏と吉田氏が交代し、さらに取締役任期は2年から1年に短縮される予定です。

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TDRアプリ、レストランのモバイルオーダーやパーソナライズ機能を導入へ

東京ディズニー、個人ごとに園内情報発信へ アプリで: 日本経済新聞
ディズニー、飲食注文デジタルも コロナ防止で導入検討 | 共同通信
ディズニー「38歳デジタル戦略部長」の重大使命 | レジャー・観光・ホテル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

東京ディズニーリゾート・アプリの機能追加に関するニュースが一斉に出ました。
2月のOLCデジタル戦略部の発足以降、入園者数制限も緩和されたことから、インタビューが行われ情報解禁がなされたようです。

まだ「導入を検討していると明らかにした」段階で、リリースまでは間があきそうですが、大きな機能追加が予告されました。
レストランのモバイルオーダーは、海外のディズニーパークアプリにもある機能。
アプリで事前に注文し決済すると、料理の出来上がり時に通知が来て、専用カウンターで料理を受け取れる仕組み。
列に並ぶ必要がなくなります。
TDRのレストランは並んでいる途中でオーダー用紙が配布される運用が多く、やっていることは事実上モバイルオーダーに近い動作なので、アプリに導入されれば便利になります。
他言語対応も容易になります。

そして「個人ごとに園内情報発信」機能。
個人の来園履歴などに基づいて園内の楽しみ方を発信する機能だそうです。
D23 Expo 2019で発表されたWDW向けの機能「Disney Geine」に近そうな様子。
「Disney Geine」は発表されただけで導入はまだです(発表時は2020年導入予定でした)。
個人の履歴や予約状況を元に、最適なプランを提案する機能だとされています。
Revolutionary New Digital Offering, ‘Disney Genie,’ Coming to Walt Disney World Resort | Disney Parks Blog
TDR版は、アトラクションの情報やコアなファンしか知らないトピックを発信するとされており、具体的なプランよりもガイドブック的な役割が強いのかもしれません。

2018年の東京ディズニーリゾート・アプリ公開時は、マイナスだったものを0にすることが目的というようにかなり正直な発言も出ていましたが、そこからファストパス電子化も加わり、現在は1,200万ダウンロード、来園するグループの9割が利用しているとのこと。
データの蓄積や社内の部署整理も進み、いよいよプラスの価値を生み出す機能を本格導入するようです。

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TDL/TDS時差閉園・駐車場1,000円など混雑緩和策を導入

東京ディズニーランド、東京ディズニーシー 今後のパーク運営について
1月から1パーク5,000人で営業してきた東京ディズニーリゾートですが、徐々に規制解除されていきます。

3月中は両パーク10:00〜19:00の営業ですが、4月から営業時間を拡大します。
4/1〜4/18は、
ランド 9:00〜20:00
シー 9:00〜21:00
公共交通機関の混雑を回避する目的で、時差閉園を行います。
シーの方が舞浜駅から遠いので、時差閉園をするならシーを遅くしないと効果が出ないのでしょう(シーが先に閉まるとシーのゲストが舞浜駅に着く頃ランドのゲストも来てしまい逆効果)。

4/1〜18は時差閉園に加えて、駐車料金を1,000円に大幅値引き。
自家用車での来園を促し、公共交通機関の混雑を緩和させます。

昨年7月の再開時からは、時差入園によりエントランスの混雑緩和を掲げていたのに対し、今回は公共交通機関への影響を強調しているのが印象的です。

入園者数は、1/8〜3/21が5,000人、3/22〜3/31が10,000人、4/1〜4/18が20,000人(1パーク1日あたり)。
東京ディズニー、運営時間延長 4月から入園上限2万人に: 日本経済新聞
7-9月期の入園者数(2パーク合計)は1日平均3万人弱、10-12月期は3.5〜4万人強だったので、昨年末とほぼ同水準に戻る計算になります。

5,000人制限は、政府の大規模イベント人数制限要請に基づくものとされており、3/22からは最大5,000人が10,000人に拡大されました。
4都県、イベント上限「1万人」に 22日から段階緩和―政府:時事ドットコム
3/22〜3/31の10,000人入園とも合致しており、USJも現在10,000人で入場制限をかけていると言われています。
しかし、1万人制限は関西で4/11、首都圏で4/18まで継続する予定で、報道通りなら4/1〜18のTDRは要請に従わないということになります。
OLCは具体的な人数には触れておらず(報道機関には2万人と伝えていそう)「政府、自治体からのイベント開催等の段階的緩和の方針を受けて、入園者数の制限を一部緩和します」とのみ述べており、政府要請を無視するとも思えません。
大規模イベントに対する要請はスポーツイベントやライブが想定されており、観客が大声を出さない催しや映画館などは条件次第で満員も認めるとの例外措置もあります。
今回、テーマパークに対しても例外措置が認められたと推測できます。
USJも3/26〜4/11に駐車料金1,000円への値引きを発表しており、公共交通機関の混雑回避が例外措置の条件になったのでは?とも考えられます。
交通アクセス|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
テーマパークは、昨年最初にでた要請である大規模イベントに対する要請に1年間影響されて来ましたが、元々テーマパークが想定されておらず、キャパシティと屋外で大声を出さない性質が考慮されない一律5,000人制限は、大規模テーマパークにとって不公平感の強いものでした。
ようやく遊園地・テーマパーク業界が認知されたのなら今後にも良い兆しになりそうです。

<追記>
USJは、スーパー・ニンテンドー・ワールドをパーククローズの1時間後まで運営しています。
1パークしかないUSJは、新エリアの営業時間をずらすことで、事実上の時差閉園を導入。
これで、TDRとUSJが時差閉園・駐車場1,000円で並んだ対応となりました。
さらにUSJはクローズ時間変更の理由を「国の実証実験」とアナウンスしている模様。
基本的対処方針に基づく催物の開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について 2.(1)②(Ⅰ)「大規模施設について、分散退場等、感染防止対策の一層の徹底を前提として、人数上限を最大20,000人に緩和する実証調査を行うことができるものとする。」とあり、実証調査として20,000人の条件が国から示された結果のようです。

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ディズニー社、OLC、2020年10-12月期は共に黒字

The Walt Disney Company Reports First Quarter Earnings for Fiscal 2021 – The Walt Disney Company
2021年3月期 第3四半期決算補足資料 | 株式会社オリエンタルランド

ウォルト・ディズニー社が2020年10-12月期(1Q)決算を発表。
3四半期ぶりに黒字を回復しました。
1,700万ドルの黒字で、6-9月期の47億2,100万ドルの赤字からは大幅に回復しましたが、前年同期比では99%減です。
テーマパークの費用削減や、Disney+の加入者増が要因。
Disney+はマンダロリアンや劇場配信を断念したソウルフル・ワールドの好評、インドでの事業拡大で、加入者数が9,490万人と、3ヶ月で2,120万人の増加。
HuluやESPNも合わせると、会員数は1億4,640万人になり、2億人を突破したNetflixを猛追しています。
とはいえ配信事業はまだ投資段階で、4億6,600万ドルの赤字です。

テーマパーク部門は1億1,900万ドルの赤字。
設備投資を抑え、人員削減を進めるなど費用を圧縮しました。
フロリダと上海は3ヶ月間営業を続けていましたが、香港とパリが再休園になり現在も休園中。
アナハイムは再開の目処が立たないまま休園期間が1年に達しようとしています。

7月から再休園に至らず営業を続けている、世界で見ればかなり優秀な東京。
ディズニー社のテーマパーク部門が大幅赤字の中、OLCは10-12月期(3Q)で4四半期ぶりに黒字を回復しました。
2/28〜6/30が休園したため、2020年1-3月期から赤字に陥っていましたが、10-12月期で13億円の黒字を確保。
日経によると、7-9月期の入園者数(2パーク合計)は1日平均3万人弱、10-12月期は3.5〜4万人強。
通常時の1日平均9万人からは半分以下ですが、1人当たり売上高の増加などもあり黒字となりました。
ゲスト単価はチケット券種の限定や物販飲食の増加によるもの。
パーク外では、ホテルがGo Toトラベル効果を受けたほか、イクスピアリの営業再開、シネマイクスピアリ(たぶん鬼滅)も好調でした。
とはいえ13億円の黒字では投資が何もできないので、入園者数制限を引き上げていきたいところでしたが、1月から緊急事態宣言により、1パーク1日5,000人制限に。
7月の再開時が2パーク合計1.5万人でしたから、再開時の2/3のゲストしか入れなくなっています。
ショップやレストランを半分程度休止するなど、ゲスト人数に似合った規模の運営になっていますが、それでも今期の再赤字は間逃れないでしょう。
TDSの20周年については、「今後のお知らせは期末決算発表をお待ち頂きたい」としており、早くても4月末の発表になります。

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