- 東京ディズニーリゾート - by poohya
TDL/TDS時差閉園・駐車場1,000円など混雑緩和策を導入
東京ディズニーランド、東京ディズニーシー 今後のパーク運営について
1月から1パーク5,000人で営業してきた東京ディズニーリゾートですが、徐々に規制解除されていきます。
3月中は両パーク10:00〜19:00の営業ですが、4月から営業時間を拡大します。
4/1〜4/18は、
ランド 9:00〜20:00
シー 9:00〜21:00
公共交通機関の混雑を回避する目的で、時差閉園を行います。
シーの方が舞浜駅から遠いので、時差閉園をするならシーを遅くしないと効果が出ないのでしょう(シーが先に閉まるとシーのゲストが舞浜駅に着く頃ランドのゲストも来てしまい逆効果)。
4/1〜18は時差閉園に加えて、駐車料金を1,000円に大幅値引き。
自家用車での来園を促し、公共交通機関の混雑を緩和させます。
昨年7月の再開時からは、時差入園によりエントランスの混雑緩和を掲げていたのに対し、今回は公共交通機関への影響を強調しているのが印象的です。
入園者数は、1/8〜3/21が5,000人、3/22〜3/31が10,000人、4/1〜4/18が20,000人(1パーク1日あたり)。
東京ディズニー、運営時間延長 4月から入園上限2万人に: 日本経済新聞
7-9月期の入園者数(2パーク合計)は1日平均3万人弱、10-12月期は3.5〜4万人強だったので、昨年末とほぼ同水準に戻る計算になります。
5,000人制限は、政府の大規模イベント人数制限要請に基づくものとされており、3/22からは最大5,000人が10,000人に拡大されました。
4都県、イベント上限「1万人」に 22日から段階緩和―政府:時事ドットコム
3/22〜3/31の10,000人入園とも合致しており、USJも現在10,000人で入場制限をかけていると言われています。
しかし、1万人制限は関西で4/11、首都圏で4/18まで継続する予定で、報道通りなら4/1〜18のTDRは要請に従わないということになります。
OLCは具体的な人数には触れておらず(報道機関には2万人と伝えていそう)「政府、自治体からのイベント開催等の段階的緩和の方針を受けて、入園者数の制限を一部緩和します」とのみ述べており、政府要請を無視するとも思えません。
大規模イベントに対する要請はスポーツイベントやライブが想定されており、観客が大声を出さない催しや映画館などは条件次第で満員も認めるとの例外措置もあります。
今回、テーマパークに対しても例外措置が認められたと推測できます。
USJも3/26〜4/11に駐車料金1,000円への値引きを発表しており、公共交通機関の混雑回避が例外措置の条件になったのでは?とも考えられます。
交通アクセス|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
テーマパークは、昨年最初にでた要請である大規模イベントに対する要請に1年間影響されて来ましたが、元々テーマパークが想定されておらず、キャパシティと屋外で大声を出さない性質が考慮されない一律5,000人制限は、大規模テーマパークにとって不公平感の強いものでした。
ようやく遊園地・テーマパーク業界が認知されたのなら今後にも良い兆しになりそうです。
<追記>
USJは、スーパー・ニンテンドー・ワールドをパーククローズの1時間後まで運営しています。
1パークしかないUSJは、新エリアの営業時間をずらすことで、事実上の時差閉園を導入。
これで、TDRとUSJが時差閉園・駐車場1,000円で並んだ対応となりました。
さらにUSJはクローズ時間変更の理由を「国の実証実験」とアナウンスしている模様。
基本的対処方針に基づく催物の開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について 2.(1)②(Ⅰ)「大規模施設について、分散退場等、感染防止対策の一層の徹底を前提として、人数上限を最大20,000人に緩和する実証調査を行うことができるものとする。」とあり、実証調査として20,000人の条件が国から示された結果のようです。