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TDRアプリ、レストランのモバイルオーダーやパーソナライズ機能を導入へ

東京ディズニー、個人ごとに園内情報発信へ アプリで: 日本経済新聞
ディズニー、飲食注文デジタルも コロナ防止で導入検討 | 共同通信
ディズニー「38歳デジタル戦略部長」の重大使命 | レジャー・観光・ホテル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

東京ディズニーリゾート・アプリの機能追加に関するニュースが一斉に出ました。
2月のOLCデジタル戦略部の発足以降、入園者数制限も緩和されたことから、インタビューが行われ情報解禁がなされたようです。

まだ「導入を検討していると明らかにした」段階で、リリースまでは間があきそうですが、大きな機能追加が予告されました。
レストランのモバイルオーダーは、海外のディズニーパークアプリにもある機能。
アプリで事前に注文し決済すると、料理の出来上がり時に通知が来て、専用カウンターで料理を受け取れる仕組み。
列に並ぶ必要がなくなります。
TDRのレストランは並んでいる途中でオーダー用紙が配布される運用が多く、やっていることは事実上モバイルオーダーに近い動作なので、アプリに導入されれば便利になります。
他言語対応も容易になります。

そして「個人ごとに園内情報発信」機能。
個人の来園履歴などに基づいて園内の楽しみ方を発信する機能だそうです。
D23 Expo 2019で発表されたWDW向けの機能「Disney Geine」に近そうな様子。
「Disney Geine」は発表されただけで導入はまだです(発表時は2020年導入予定でした)。
個人の履歴や予約状況を元に、最適なプランを提案する機能だとされています。
Revolutionary New Digital Offering, ‘Disney Genie,’ Coming to Walt Disney World Resort | Disney Parks Blog
TDR版は、アトラクションの情報やコアなファンしか知らないトピックを発信するとされており、具体的なプランよりもガイドブック的な役割が強いのかもしれません。

2018年の東京ディズニーリゾート・アプリ公開時は、マイナスだったものを0にすることが目的というようにかなり正直な発言も出ていましたが、そこからファストパス電子化も加わり、現在は1,200万ダウンロード、来園するグループの9割が利用しているとのこと。
データの蓄積や社内の部署整理も進み、いよいよプラスの価値を生み出す機能を本格導入するようです。

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TDL/TDS時差閉園・駐車場1,000円など混雑緩和策を導入

東京ディズニーランド、東京ディズニーシー 今後のパーク運営について
1月から1パーク5,000人で営業してきた東京ディズニーリゾートですが、徐々に規制解除されていきます。

3月中は両パーク10:00〜19:00の営業ですが、4月から営業時間を拡大します。
4/1〜4/18は、
ランド 9:00〜20:00
シー 9:00〜21:00
公共交通機関の混雑を回避する目的で、時差閉園を行います。
シーの方が舞浜駅から遠いので、時差閉園をするならシーを遅くしないと効果が出ないのでしょう(シーが先に閉まるとシーのゲストが舞浜駅に着く頃ランドのゲストも来てしまい逆効果)。

4/1〜18は時差閉園に加えて、駐車料金を1,000円に大幅値引き。
自家用車での来園を促し、公共交通機関の混雑を緩和させます。

昨年7月の再開時からは、時差入園によりエントランスの混雑緩和を掲げていたのに対し、今回は公共交通機関への影響を強調しているのが印象的です。

入園者数は、1/8〜3/21が5,000人、3/22〜3/31が10,000人、4/1〜4/18が20,000人(1パーク1日あたり)。
東京ディズニー、運営時間延長 4月から入園上限2万人に: 日本経済新聞
7-9月期の入園者数(2パーク合計)は1日平均3万人弱、10-12月期は3.5〜4万人強だったので、昨年末とほぼ同水準に戻る計算になります。

5,000人制限は、政府の大規模イベント人数制限要請に基づくものとされており、3/22からは最大5,000人が10,000人に拡大されました。
4都県、イベント上限「1万人」に 22日から段階緩和―政府:時事ドットコム
3/22〜3/31の10,000人入園とも合致しており、USJも現在10,000人で入場制限をかけていると言われています。
しかし、1万人制限は関西で4/11、首都圏で4/18まで継続する予定で、報道通りなら4/1〜18のTDRは要請に従わないということになります。
OLCは具体的な人数には触れておらず(報道機関には2万人と伝えていそう)「政府、自治体からのイベント開催等の段階的緩和の方針を受けて、入園者数の制限を一部緩和します」とのみ述べており、政府要請を無視するとも思えません。
大規模イベントに対する要請はスポーツイベントやライブが想定されており、観客が大声を出さない催しや映画館などは条件次第で満員も認めるとの例外措置もあります。
今回、テーマパークに対しても例外措置が認められたと推測できます。
USJも3/26〜4/11に駐車料金1,000円への値引きを発表しており、公共交通機関の混雑回避が例外措置の条件になったのでは?とも考えられます。
交通アクセス|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
テーマパークは、昨年最初にでた要請である大規模イベントに対する要請に1年間影響されて来ましたが、元々テーマパークが想定されておらず、キャパシティと屋外で大声を出さない性質が考慮されない一律5,000人制限は、大規模テーマパークにとって不公平感の強いものでした。
ようやく遊園地・テーマパーク業界が認知されたのなら今後にも良い兆しになりそうです。

<追記>
USJは、スーパー・ニンテンドー・ワールドをパーククローズの1時間後まで運営しています。
1パークしかないUSJは、新エリアの営業時間をずらすことで、事実上の時差閉園を導入。
これで、TDRとUSJが時差閉園・駐車場1,000円で並んだ対応となりました。
さらにUSJはクローズ時間変更の理由を「国の実証実験」とアナウンスしている模様。
基本的対処方針に基づく催物の開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について 2.(1)②(Ⅰ)「大規模施設について、分散退場等、感染防止対策の一層の徹底を前提として、人数上限を最大20,000人に緩和する実証調査を行うことができるものとする。」とあり、実証調査として20,000人の条件が国から示された結果のようです。

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 - 海外パーク  - by poohya

ジョー・ロードがヴァージン・ギャラクティックのエクスペリエンス・アーキテクトに就任

Virgin Galactic Announces Legendary Former Disney Imagineer Joe Rohde as Experience Architect – Virgin Galactic

2021年1月にイマジニアを引退したジョー・ロードが、ヴァージン・ギャラクティック社初のエクスペリエンス・アーキテクトに就任しました。
ヴァージン・ギャラクティックは、宇宙旅行会社で、早ければ年内にも宇宙旅行を実現させるともされています。
日本ではクラブツーリズムが代理店となり、解説ページも用意されています。
ニューメキシコ州の宇宙港「スペースポートアメリカ」に発射台があり、1人25万ドルで宇宙旅行が楽しめるツアー。
高度100kmの宇宙空間で無重力を4分間体験できる、計2時間の旅行になるようです。

そんなヴァージン・ギャラクティックのエクスペリエンス・アーキテクトに就任したジョー・ロード。
ディズニー・アニマルキングダムをはじめ、40年にわたりイマジニアとして活躍していました。
現代のトップイマジニアと言っても過言ではないでしょう。
D23 Expo 2019では、ディズニークルーズラインが購入した新たな島「Lighthouse Point」を開発することが明かされ、バハマの文化が体験できることを語っていました。
クルーズは先行き不透明で、ジョー・ロードが「Lighthouse Point」に目処をつけてから引退したのか、プロジェクトが頓挫したのかは不明。
ともかく、アトラクション、エリア、テーマパーク、そして島を手がけた彼が、次に「宇宙」を目指すのは自然とも言えます。
「ワールド」まで作ったディズニーは次は「プラネット」だろうとか、ユニバーサルが新パークEpic Universe発表の際に「A Universe is bigger than World」と発言したように、テーマパークの次なる行き先が宇宙であることは長年言われ続けて来ましたが、最初に本当に手を伸ばしたのがジョー・ロードなのはさすがです。

ジョー・ロードはキャプテンEOのキャラクターデザインなどの実績はありますが、トゥモローランドなど宇宙系のイメージはあまりない人物。
先進的な未来というより、人々が暮らす土着の文化をストーリーに昇華させることに長けたイメージです。
彼の創作物は、作られ一貫したストーリーで構成されているというより、細かなプロップスからその地の生活と人々それぞれのストーリーを感じさせるのが特徴だと思っています。
そんなジョー・ロードが、文明のない宇宙に何をデザインするのかは非常に楽しみです。

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 - 映画  - by poohya

『ラーヤと龍の王国』感想

『ラーヤと龍の王国』を観ました。

ネタバレありの感想です。
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