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TDR、入園者数速報を終了

東京ディズニーランド®・東京ディズニーシー® 2019 年度 上半期入園者数(速報)
恒例の入園者数速報値が発表されました。
2019年度上半期は、15,735千人(前年同期比101.4% 218千人増)で、上半期過去最高の入園者数となりました。
今年度の入園者数の目標は3000万人(前年比-7.9% 256万人減)ですから、10連休があったとはいえ目標よりかなり多くなっています。
今年は入園者数を抑えて、2020年に過去最高を出す準備にあてるはずが、今年も過去最高を記録しそうな勢いです。

それより気になるのは最後の一文。
「なお、入園者数につきましては、半期ごとに各期の最終日の翌営業日に速報を発表していましたが、速報発表は終了し、今後は第2四半期決算及び期末決算の発表時にお知らせいたします。」
毎年4/1と10/1に速報値が出ていましたが、その速報を終了し、決算発表での発表だけにするとのこと。
今年度の年間入園者数は5月末の決算時に発表されます。

背景にあるのは、USJが入園者数の発表をやめたこと。
USJは2015年度にTDSの入園者数を超えたと発表していましたが、その後コムキャストが買収、入園者数を発表しない方針に転換しました。
日本のテーマパーク入園者数はTDRとUSJが圧倒的で、USJが入園者数を出さなくなった今、入園者数争いの意味がなくなってきています。
OLCは上場企業のためTDRの入園者数は決算に合わせて発表が続きますし、TEAの推計値でそれぞれの入園者数は分かりますが、入園者数が大きな意味を持たない流れになっていきそうです。
キャパが限界に近いTDRが入園者数を増やすには拡張しかなく、入園者数よりも1人当たり消費額を増やす方が利益になります。
端的に言うと入園者数が減っても年パスをワンデーに転換させた方が良い。
そう考えると季節イベントで稼ぐより、新アトラクションとアニバーサリーを毎年打ち出していく戦略が有効となり、2020年の年間スケジュールから見える流れも頷けます。
参考:TDR2020年度スケジュール発表|舞浜横丁

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