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ディズニーと歌おう「アナと雪の女王」 Frozen Sing-Along上映
あと37日の辛抱だ…
米国では公開11週目で2位に舞い戻った『アナと雪の女王』、現地では歌詞付きで一緒に歌えるシングアロング版の上映も始まりました。
その様子が出てきましたが、思いっきりLet It Goを含むので続きで。
Let It Go動画をもう見ている人にはそれ以上のネタバレは含みません。
(ついでに)
Meet the Filmmaker ピーター・デル・ヴェッチョ「アナと雪の女王」 | 舞浜横丁
1/29(水)、Apple Store 銀座にて行われたFrozenプロデューサーPeter Del Vecho氏によるトークショーのレポートを、前半ネタバレなし、後半ネタバレありでお届けします。
Meet the Filmmaker ピーター・デル・ヴェッチョ「アナと雪の女王」
1/29(水)、Apple Store 銀座にてFrozenプロデューサーPeter Del Vecho氏によるトークショーが行われました。
トークショーのレポートを、前半ネタバレなし、後半ネタバレありでお届けします。
ネタバレを避けたい方は注意文と”続き”以降を読まないように気を付けてください。
なお、当日の模様はpodcast配信されています。
iTunes – Podcast – Apple Store イベント「ピーター・デル・ヴェッコ: Meet the Filmmaker」
会場は立ち見が出るほどの満員。
司会はみんしるさん、先に日本語版予告編と映画の簡単な紹介を受けてから、ピーター・デル・ヴェッチョ氏が登場しました。
はじめに、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの説明。
90周年を迎えたスタジオ、ピクサー買収によるジョン・ラセターとエド・キャットマルのトップ就任により新たなルネッサンスが生まれたとのこと。
その最たる例が”Story Trust”と呼ばれる会議です。
12週間に一度の試写など制作過程が紹介されました。
新たなルネッサンスがラプンツェル、紙ひこうき、シュガーラッシュと繋がっていき、今最高潮に達しているとのこと。
ここで映画名を言うとき、Tangled or it was called Rapunzel in here…とわざわざ邦題で説明してくれました。
Ana and a Snow Queenとも。優しい。。。
そして、Frozenの話へ。
この映画、監督はクリス・バック(Chris Buck/ターザン監督)とジェニファー・リー(Jennifer Lee/シュガーラッシュ脚本)のコンビ。
監督とプロデューサーの3人で来日中。前日(1/28)に東京ディズニーランドとシーに行った際、若い日本人女性3人組にアナのプロデューサーですよねと声をかけられたそうです。すごい。
音楽はロペス夫妻。ピーター・デル・ヴェッチョとは2011年『くまのプーさん』でも仕事をしています。
今回のトークショーでは映画を作る際に重要な3つのポイントを使って話がすすめられました。
Creating Story (素晴らしいストーリー)
Belieavable Worlds (真実味のある世界観)
Engaging Characters (魅力的なキャラクター)
日本は公開前ということでストーリー部分は省略されました。
Belieavable Wordls 真実味のある世界観
多くの映画に登場する「お城」、今作ではこのお城がいつもと少し違うそうです。
ここについてはネタバレありの後半で。
実地調査では、ノルウェーを旅行。
スターヴ教会(木造教会)がお城のデザインに活きているそうです。
また、北欧のフォークアート「ローズマリング」がキャラクターの衣装やドアのデザインに使われています。
そして、今作で最も重要なアイテム「雪」。
雪の上を人がどのように動くのかを調べたそうです。
実際にアニメーターが深い雪を歩いたり走ったり。
さらにスタジオにはボールプールを設置し、アニメーターが疑似体験できるようにしたそうです、
また、ケベックのアイスホテルでは氷と光の関係を研究。
氷は透明ではなく、周りの環境によって色を反射する。
同時にこの色はそのシーンのムードも反映するようになっています。
同じような氷の中にいるとき、アナとエルサそれぞれどのような色になっているかに注目して映画を観るのも面白いでしょう。
また、広大な雪の中で、影を使うことによってキャラクターに自然と目が行く工夫もされています。
この自然な雪を表現するために新たに開発されたソフトウェア
その名も「MATTERHORN」
もちろん、ディズニーランドのマッターホルンから名付けられています。
ここでMATTERHORN開発エピソード。
完成後、雪玉が転がるシミュレーション(上記動画3:09~)を観たところ、アニメーターは雪はそのように転がらないと納得できなかったそうです。
しかしプログラマーは、このプログラムは完璧だからこう動くはずだと譲りません。
そこで、実際にプログラムと同条件の湿った雪の斜面で雪玉を転がすと(2:43~)、プログラム通りの動きになっていました。
プログラマーすごい…
Engaging Characters 魅力的なキャラクター
人間でもそうでなくとも、キャラクターには演技のリアルさが求められます。
そこで、演技指導講師を招き、キャラクターの動きが研究されました。
声優にも歌い方から息継ぎの仕方からトレーニングが行われます。
さらに、レコーディングでは必ずビデオも同時に撮影し、声優の呼吸の仕方などを観察できるようにしているそうです。
CGアニメーションとはいえ、はじめに手描きでキャラクターのありとあらゆる表情を描き、イメージを膨らませていきます。
続いてラフCG。この動きだけでもキャラクターの性格が見えてきます。
エルサのラフ
オラフのラフ
雪玉をぶつけられても楽しみ、投げ返そうとするアナ
優雅に歩くエルサとそれぞれのキャラクターがこの数秒でも伝わってきます。
さらに、CGの上からも細かい描写はCG画面の上から手描きでかき加えられていきます。
なんとこの映像でマーク・ヘンが登場。
マーク・ヘンのような伝説的2Dアニメーターは現在このような形で関わっているのですね。
最後にLet It Goをストーリーボード段階からラフ2D、ラフCG、完成版と順を追って見せてくれました。
CGアニメーション制作の過程をプロデューサーとして説明してくれたトークショーでした。
ピーター・デル・ヴェッチョも司会の方も、日本は公開がまだだけど感が随所に溢れていました。
「周りの方にも良い映画みたいよと伝えていただければと思います。」
本当に早く公開してくれ…
ネタバレを含む内容は続きで
『アナと雪の女王』『ミッキーのミニー救出大作戦』第86回アカデミー賞ノミネート
2013年度アカデミー賞ノミネート作品が発表されました。
ディズニー勢のノミネートは以下の通り
長編アニメーション賞:アナと雪の女王(Frozen)
主題歌賞:Let It Go
短編アニメーション賞:ミッキーのミニー救出大作戦(Get A Horse!)
作曲賞:ウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr.Banks)
視覚効果賞:アイアンマン3、ローンレンジャー
ヘア&メイクアップ賞:ローンレンジャー
Saving Mr.Banksはスコアのみノミネート。
Frozenは無事長編アニメーション賞と主題歌賞にノミネートされました。
Get A Horse!も合わせればトリプル受賞となる可能性もあります。
ディズニー作品が長編アニメーション賞を獲ればはじめての快挙となります。
一方でモンスターズ・ユニバーシティはノミネートを逃す結果に。
長編アニメーション賞はノミネートが5作品。
クルードさんちのはじめての冒険
アーネストとセレスティーヌ
怪盗グルーのミニオン危機一発
アナと雪の女王
風立ちぬ
風立ちぬがノミネートされました。嬉しい。
そんな中、発表中に僕が一目惚れしたのが『アーネストとセレスティーヌ』。
2012年に公開されたフランス映画です。
この絵のタッチに一目惚れしたのですが、話も面白そう。というか熊と鼠!!!
一昨年のフランス映画祭で日本でも上映されていたようです。
なんとか日本で劇場公開、せめてDVD発売くらいしてくれませんか…
アカデミー賞授賞式は3/2(日本時間3日)です。
映画『プレーンズ』感想(ネタバレ含)
12/21公開の『プレーンズ』を観てきました。
例によって感想を続きから。
ちなみに、本編開始直前にアナと雪の女王Let It Goをフル上映してくるので、アナのネタバレを避けている方は映画自体観に行かない方がいいと思います。
ネタバレ注意:アナと雪の女王感想
11月27日、全米公開と同日にシネマイクスピアリで開催されたプレミアムスクリーミング(試写会)に当選し、参加してきました。
というわけで、アナと雪の女王の感想です。
完全なネタバレを含むため、観ていない方は4ヶ月後に読んでください。
どうして4ヶ月も待たされるんだ…
以下ネタバレ