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エレナ“第0話” ソフィア特別エピソード「アバローのプリンセス エレナ/エレナとアバローの秘密」あらすじと解説

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Elena of Avalor Elena and the Secret of Avalor

エレナの絵本をようやく手に入れました。
予約したのが昨年12月。6月発売予定が延期され、ようやく登場です。
このエピソードは本国で11/20放送予定の「ちいさなプリンセス ソフィア」の特別エピソード。
ソフィアの特別エピソードにして、エレナの前日談にあたります。
(当時の放送予定では「Journey to Avalor」と呼ばれていたエピソード)
エレナの第1話冒頭にある超早い説明はこの特別エピソードのダイジェストなのです。

これまでのソフィアの冒険の集大成、ソフィアとエレナのつながりがようやく明らかになる特別エピソードの内容を見てみましょう。
以降ネタバレ、あらすじを含みます

始まりは「ひみつのとしょしつ」

ソフィアが「アバローのペンダント」の所持者として、未解決の物語にエンディングを与える冒険にでる「ひみつのとしょしつ」シリーズ。
「アバローの失われたプリンセス」(The Lost Princess of Avalor)という本を開くと、魔法使いのアラカザールが現れ、エレナの物語を始めます。

ペンダントに閉じ込められたエレナ

この物語は、エレナ第1話冒頭で話されるもの。
41年前、アバロー王国に悪い魔法使いシュリキが攻めてきました。
アラカザールはエレナの妹イザベルや祖父母を魔法で絵画に閉じ込めて守ろうとします。
しかしそれには時間がかかる。その時間稼ぎとしてエレナは単身でシュリキに立ち向かいます。
シュリキの魔法からエレナを守るため、アバローのペンダントは自らの中にエレナを閉じ込めたのです。
41年後、そのペンダントを所持し、ひみつのとしょしつに通うソフィアこそ、エレナを救い出すために選ばれたプリンセス。

ソフィアは家族を説得し、アバロー王国へと旅することにします。
なんとこのエピソードでは、ソフィアがこれまで守ってきたアバローのペンダントの秘密も家族に明かされます。
これまでの様々な前提が一気に覆る、新シリーズを生み出す衝撃的な展開です。

エレナのキャラクターが続々登場

外交としてアバローを訪れたソフィアたち。
シュリキ女王と彼女に仕えるエステバンにもてなしを受ける一方でソフィアはジャークイン(絵本の表紙でエレナが乗っている生き物)のスカイラーに助けを求めます。
スカイラーはソフィアをマテオの家へ連れていきます。
マテオは魔法使いアラカザールの孫でした。
マテオの魔法で出てきたのは精霊のズーゾ。
ズーゾいわく、シュリキの魔法の杖をアジルマの像に刺すとエレナが自由になるとのこと。

アバロー王国ではエレナのシリーズの中核となるキャラクターが続々と登場しソフィアを助けます。
ジャークインはアバロー王国のシンボルで、空を飛べることからエレナを助ける重要なキャラクターになります。
スカイラー、ミグス、ルナの3人組。
マテオはアラカザールの孫です。エレナが閉じ込められた頃はアラカザールが現役でしたが、あれから41年たっているのでもう孫世代です。
そしてシュリキに仕えているエステバンはエレナの従兄弟。シリーズではエレナ女王の大臣になりますが、この時点ではシュリキに仕えています。
状況によって自分の有利なポジションにころころ移るタイプですね。この背景があり、シリーズでもエレナの女王就任をよく思わない立場として行動しています。

ついにエレナ登場

ソフィアはその夜の舞踏会でシュリキと踊り、杖を盗みます。
アジルマの像は魔法の湖の中にあるとのこと。水中。
そこでソフィアはペンダントの力で人魚になり、泳いで像のところへ向かいます。
すると像が浮かび上がりました。
ソフィアはペンダントを杖に包み、像に置きました。
すると、エレナがペンダントから出て自由に!
同時に、紫色だったソフィアのペンダントはピンクになったのです。

エレナの第0話でありながら、ソフィアにとっても重要なエピソード。
エレナが自由になったことで、ペンダントの色がピンクに変わりました。
そして、ここまでを振り返ってみると、ひみつのとしょしつ、空飛ぶ生き物の乗りこなし、舞踏会でのダンス、人魚になること、とソフィアがいままで立派なプリンセスになるためにしてきた冒険が詰まっています。
ソフィアのプリンセス修業は、これまでの集大成としてエレナを解放させたことによって、また新たなステージへと向かっていくのです。

シュリキとの戦い

ペンダントから自由になり、今度は王国を取り戻しに向かうエレナ。
いろいろありましたが、王国みんながエレナのためならなんでもする!という状態なので、計画はうまいこと進み、絵画に閉じ込められたイザベルたちも自由に。
最後には王国民対シュリキの状態になりますが、ここでエステバンが杖を奪い、エレナにパス。
エレナが杖を折ると、シュリキは41年分の不老状態が解けて一気に老け、魔法の力も失ったので逃げていきました。
めでたし。

エレナのはじまり

エレナとソフィアはこうして友達になり、ソフィアはエンチャンシア王国に帰ります。
ひみつのとしょしつに戻ったソフィアはアラカザールに出来事を話し、この物語にエンディングを与えることに成功します。
しかし、エレナの物語はここからが始まりです。

ソフィアから誕生した新たなプリンセスはソフィアの倍も年のある、16歳。
これまでソフィアを等身大のプリンセスとして見てきた子供たちは、妹イザベルの視点に近くなりす。
16歳といえば他のディズニープリンセスともだいたい同じ年齢。
より大人への人気も狙えるようになりそうです。
どちらもとっても素敵なプリンセスシリーズ。今後たまにはソフィアとエレナの交流エピソード出してほしいです。

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