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 - 東京ディズニーリゾート  - by poohya

OLC上西社長が退任、新社長は吉田謙次氏

代表取締役の異動および取締役の人事(予定)について

OLCの2020年度決算が発表になりました。
上場以来初の赤字になったことは大きなニュースですが、仕方ないし決算発表前から分かっていたことです。
それより驚いたのが人事。

2009年から代表取締役社長(兼)COOを務めていた上西京一郎氏が退任。
吉田謙次氏が新社長に就任します。
株主総会を経るため現在はあくまで案で、6月29日に就任予定です。
上西現社長は特別顧問に就任する予定、加賀見会長は続投です。

理由は「OLCグループの更なる企業価値向上を目的に、任期満了に伴って新たな経営体制に移行するもの」とされています。
吉田新社長は経理部長を経てフード本部長に。昨年4月からは第8テーマポート推進本部長も兼任しています。

質疑応答では、「早期に黒字化を達成することが急務」との考えを示し、ファンタジースプリングス開業でOLCグループの新たな成長を見出せるようにすることが最大の使命と発言。
黒字化のために「不要不急コストの精査や入園者数水準に合わせたパーク運営の効率化」を進めてるとしています。

上西社長が63歳なのに対し、吉田新社長は60歳と、3歳差。
上西社長は12年前に社長就任したことを考えてもほとんど若返りはありません。
経理の視点で黒字化と2023年の大規模開発を導くことが目的の短期リリーフを想定しているようにも見えます。

中期経営計画は2020年度まででしたが、最終年度で前提が崩れてしまいました。
次の中期経営計画は2022年春の発表となり、今年度は「新たな視点や考え⽅に向けて検証する準備期間」としています。
一方で、新たにESGについて、「社内で議論している内容」として告知。
これまでのCSRへの姿勢をより明確にし、SDGsに対する考え方、そしてまた脱舞浜の新規事業が掲げられました。
さらに、ガバナンス改革が行われます。
新社長就任に合わせて、社外取締役を1名追加。
佐久間英利千葉銀行頭取が就任予定です。
取締役は上西氏と吉田氏が交代し、さらに取締役任期は2年から1年に短縮される予定です。

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