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 - 東京ディズニーリゾート  - by poohya

OLC上西社長がTDS新エリア関連インタビューに応じる 各紙読み比べ

OLC上西社長が報道各社のインタビューに応じ、18日朝に一斉に解禁されました。
日本経済新聞「TDR、変動価格否定せず オリエンタルランド社長」
時事通信「TDL、段階的に刷新=上西オリエンタルランド社長」
産経新聞「TDR、来年10月の入園料引き上げ検討 新型アトラクションなどで来園者の理解を見込む」
東京新聞「TDL新施設を導入、TDSさらなる拡張 オリエンタルランド社長に聞く」
共同通信「シーの新設3施設が大型に 運営会社社長が方針」
毎日新聞「オリエンタルランド社長「ファストパス」デジタル化検討」

それぞれ別内容のインタビューとなっていますが、基本的には2022年度のTDS大規模拡張に関連したものです。

TDLの次期拡張

各社で述べられているのが、2023年以降の拡張。
次は再びランド側を拡張する予定。
「具体的には『研究中』とした」(東京)というものの、「一つのエリアを(丸ごと)やるとなると、10年スパンになる。相当な期間これからもやり続ける」(時事)ということで、各エリアを順番に開発していく方針だそうです。
TDSの再拡張も今後行われます。

値上げ方針は?

各紙が気になるのはやっぱりパスポートの値上げ。
「来年10月の入園料引き上げを検討していることを明らかにした。」(産経)
「拡張を機に入園料を値上げする方針だが、値上げの時期や額について上西氏は明言しなかった。」(共同)
「(大規模開発で)より感動してもらえるものを提供できる。上げていく一つのチャンスと思っている」(東京)
「チケットは値上げを検討しているが、詳細は決まっていない。」(日経)
と、回答が分かれています。
産経のいう来年(2019年)10月とは消費税の増税タイミング。
前回の8%への増税の際もパスポートは値上げされましたが、ほぼ増税分のみの値上げでした。
来年の値上げは増税分のみで、大きな値上げは2022年頃のタイミングということかもしれません。

一方で単なる値上げではないという内容も目立ちます。
「新たな料金体系などの導入を示唆した」(東京)
「チケット価格の変動制については『導入を否定しない』」(日経)
と、繁忙期と閑散期で料金を変える可能性を示唆しました。
また、USJのような有料ファストパスも否定せず。「価値あるものに対しては値上げを許容する人が増える一方で、価格が上がるのは嫌だと強く思う人も多く、鮮明に分かれてきている」(東京)と、選択メニューを増やす可能性に言及しました。

内容が薄い毎日共同

TDS第8テーマポートについては、共同通信が「新設する四つのアトラクションのうち三つが大型施設となることが分かった」と報じていますが、まあボートライドなので大型になるのは当然分かっていたことで中身はありません。
日経には「歩く部分を少し広げ緑や水を配置する」とコメントしています。
共同通信と同様、内容がほぼ無いのは毎日新聞。
「ファストパスのデジタル化を検討する。」と、既報より薄いコメントしか取れていません。
FP電子化については、Webメディアに対するTDRアプリ担当者インタビューで開始年度まで含めて明らかにされていたものです。
日経、共同、毎日はTDS大規模開発について事前報道を行った3社ですが、日経とそれ以外でOLCの対応が分かれたように見えます。
中でも「ディズニースカイ」と完全な誤報を垂れ流し続けた毎日新聞はWeb媒体以下の扱いを受けているようです。どんまい。

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