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東京ディズニーシー 自然と人が築いた15年

(c)Disney

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東京ディズニーシーが15周年を迎えました。
9月4日は朝から開園15周年記念セレモニーを開催。
その模様はウレぴあでレポートしています。
【ディズニー速報】TDS15周年! ミッキーも登場のスペシャルな開園記念セレモニー開催!【写真39枚&スピーチ全文】 – ディズニー特集 – ウレぴあ総研
3ページ目4ページ目にはスピーチ全文の文字起こしもしていますのでよろしければ。

神々しいアニバーサリー

朝から祝祭ムード満点のパーク。
ミラコスタ通りにシャボン玉が舞う中、約65人のキャストがお手振り。
ディズニーシー・プラザのステージではミッキーたちがお出迎え。
開園直前、パワー・オブ・ミュージックCMのようにミッキーを中心に円陣組んでいたのが印象的でした。

ミラコスタを抜けるとエリアミュージックも特別版。
アンバサダー今枝さんのアナウンスで、15年間のイベントソング15曲が流れます。
セレモニー開始は9:05。
しかし、8:45頃から雨が…
いきなり大粒の雨で、ハーバーは一気に傘だらけに。
曲は皮肉にもサマーオアシススプラッシュ。
それでもレーダーを見る限りは雨が抜けそう、ランドは雨が降っていない、などと話していると、徐々に太陽が顔を出してきました。
今枝さんが最後の曲として15thテーマソングを紹介し、When Your Heart Makes A Wishが流れると、みるみる雨が上がっていきました。
その場にいた誰もが、15年前の開園セレモニーで晴れ間が差し込んだ“伝説”を思い出しました。

しかし短時間といえども降ったのは大粒の雨。
セレモニー5分前に止んだ状態では、普通なら上陸なしバージョンです(この時点で9:30からのクリスタル・ウィッシュ・ジャーニー雨バージョンは決定していました)。
そこに登場したのが、雑巾を持ったキャスト。
ステージを拭き、公演できるようにしてくれる光景はよく見るものです。
しかしこの日は人数が違いました。キャストの数はどんどんどんどん増えていき、気付けばプレスエリアを案内していた広報部員もみんなステージにいました。
ハーバーにいたキャスト、そして社員が総出で、セレモニーのためにステージを拭きます。
60人を超えるその光景に、ゲストからは思わず拍手が。
こうして5分遅れで無事セレモニーが始まりました。
そして、セレモニー後には雨予報を全く無視したような晴天がハーバーを照らしました。

自然によって生み出された伝説、そしてそれを支えてきた人々の力を感じました。
その場にいた誰もがこのパークを心から愛している、そんな空間に感動していました。

自然と人が築いたパーク

セレモニーのスピーチで何度も述べられていたこと、それは世界で唯一「海」をテーマにしたディズニーパークであること。
壮大な自然と共に暮らす人々による文明が東京ディズニーシーを作っています。
スピーチの中でも、ビル・アーネストによる

私たちと一緒に旅をし、東京ディズニーシーを皆さまに愛されるほかのどこにもない場所に作り上げてくださったたくさんのゲストの皆さまにお礼を申し上げます。

という言葉が印象的でした。

たとえアメリカンウォーターフロントがずっと1912年だったとしても、その1912年の中で毎年毎年歴史的が刻まれてきています。
それは、東京ディズニーシーとそこの住人、旅をしてきたゲストたちによる冒険とイマジネーションが築いた歴史です。

ディズニーパークは永遠に完成しないとは言いますが、東京ディズニーシーは15年前の時点で完璧なパークでした。
そこに手を加えることは逆に完成から遠ざかってしまうのではないかというほど美しい世界です。
しかし、ディズニーパークとしての魅力は、その完璧な世界の上で新しい冒険とイマジネーションによる歴史が築かれていくことです。
ゲストがパークで過ごした思い出、パークがゲストと過ごした思い出、それぞれが15年間蓄積された結晶が「ウィッシュ・クリスタル」であり、みんなを次の15年へと導いてくれます。

この美しい場所の歴史を一緒に体験できることの幸せさが伝わる15周年当日でした。
これからどんな冒険とイマジネーションの海ができていくのか、とても楽しみです。

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