D23 Expo Japan 2015総括
D23 Expo Japan 2015
今年もお祭りに全力で参加してきました。
2年前はディズニー・チャンネル文化祭の待機列に大半の時間を割かれ、展覧会も何分割かして見るというような大変不健康な生活を送っていました。
今年は打って変わってEチケット。VIPラウンジでのんびり過ごし、展覧会もじっくりと鑑賞するという対照的な過ごし方でした。
そんな対照的な過ごし方をした2回のd23ejですが、共通して言えることがあります。
やっぱり、きもち、きらきら。してたよね。
ディズニースピリットに溢れたたくさんのスタッフ、ちょっと歩けば知り合いに出会い各自の体験のきらきらした感想を言い合う。
これがディズニーだと言えるような、素敵な空間が広がっていました。
2年前と変わったなと思うのは、expoの方向性。
前回は日本のディズニーファンに、ディズニーの姿を見せるという感じ。
どれがディズニーの姿かを争うように、米ディズニー、WDJ各部門、OLCの三つ巴戦が熱い空気を出していました。
オープニングでアイガーが「ディズニーの一番好きなところを楽しんで」と言った通りです。
今回は、すべてのディズニーをお伝えしますという感じ。
軽く来る人向けの枠は用意するが、気合い入れてくる人たちにはディズニーを幅広く見せるから、知らなかったところは学んでいこう、というメッセージを感じました。
だからこそ熱狂というより株主総会に近い感覚を覚えてしまいます。
とはいえ、相変わらずディズニー内での仕事のクオリティの違いを見せつけるような戦いがみられました。
今回も頭数個分抜きんでていたOLC。
劇団四季もものすごいやる気を感じました。
2年前のTDR公演と展示は30thということで全体を見るようなものでしたが、今回はTDSに的を絞り、新たな視点でシーを見せてくれました。
特に公演で、現在のシーの住人達が過去を振り返るという構成には驚かされました。
展覧会では、コンセプトやエイジング、衣装など、これまでも注目されなかったわけではない部分ですが、ここまで本気で見させられると誰もが興味を持つでしょう。
エイジングや衣装製作のサプライズ的な実演もお祭りらしい演出。なぜそこまでやる気を出す。
吹き替えの魔法もTDRも、2013でベタに俯瞰的な内容を行いました。
たった一回しか開催されないだろうと思われていたexpoだったからこそできたし必要とされていた公演です。
そして複数回開催になり、同じタイトルの公演を新たな視点から見せてくれました。
これからもD23 Expo Japanは開催されていくでしょう。
毎回新たな視点でディズニーを見つめて、新たな発見がある、そんなexpoになっていってほしいと思います。
なぜOLCや四季といった外部団体がここまでやる気を出すのか。
それはみんながディズニーで繋がっているからでしょう。
VIPラウンジでWDJのでんどうさんに言われた言葉です。
初対面で接点がないような人でも、広さも深さも違っても、あの3日間に舞浜にいた人はみんな「ディズニー」で繋がっています。
みんなのディズニーに対する想いが集まればきもちがきらきらするのでしょう。
ひとりひとりがそれぞれのディズニーに想いを馳せ、新たなディズニーを知る。
今回のexpoはそんなそれぞれの想いが集まった空間だったと思います。
今年もディズニーファンでよかったと心から思った3日間でした。