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ネタバレ感想:フィニアスとファーブ スター・ウォーズ大作戦を観た


フィニアスとファーブ スター・ウォーズ大作戦(Phineas and Ferb: Star Wars)

7/29、本国でプレミア放送がありました。
日本では10月放送予定。

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望を舞台にフィニアスとファーブが冒険する1時間のスペシャルエピソード。
本当にスター・ウォーズの世界でフィニアスたちが遊ぶお話でした。
スター・ウォーズは観ておかないと話が分からないと思います。

ネタバレ感想(というかあらすじ)は続きから。

まずスター・ウォーズのオープニング。エピソードⅣaです。
さっそくおふざけしながら、スター・デストロイヤー登場・・・かと思いきやビル。
エージェントPがデス・スターの設計図を盗み出し、反乱同盟軍の元へ。
レイア姫がエージェントPから設計図を受け取ったところで、今度は本物のスター・デストロイヤーが登場。

そして舞台はタトゥイーンへ。オープニング代わりに一曲We Love Tatooine.
さらっとジャバ・ザ・ハットなどエピソード4以外のシーンも続々登場。基本的に1時間ずっとこんな感じであらゆるエピソードのちょっとしたものが登場してきます。
ルーク・スカイウォーカーはご近所。
呼び出す音がいつものオープニングToday’s Gonna be a Great Dayですね。
この後パパとママにこの夏やること話すシーンでもいつものオープニングっぽいやることが列挙されます。

一方スター・デストロイヤーではキャンディス、ビューフォード、バルジートがストーム・トルーパーに。
ママにいいつけてやる!(You’re So Busted!)が反乱同盟軍を上司に言いつけてやる!になります。
しかし彼女たちの任務はダース・ベイダーへの靴下を買ってくること。
その裏でレイアがR2-D2にオビワンへのメッセージを託してタトゥイーンへ飛ばしたりしてますが、なんだかんだでみんなタトゥイーンへ。
SITH ROASTはいつものCMネタ。
タトゥイーンについたキャンディスはIn the Empireを歌います。
久々にキャンディスの一人暴走曲。

デス・スターにはドゥーフェンシュマーツが登場!
あのビルの形の船でやってきます。
銀色C-3PO風のノームも一緒。
ドゥーフェンシュマーツはダース・ベイダーの仮装です。

R2-D2とC-3POは映画通りのシーンを経てルークの元へ。
ここら辺からエピソード4のストーリー本筋は大幅にカット、知っている前提で話が進んでいきます。
R2-D2をオビワンの元へ連れて行こうとするペリーだが、フィニアスとファーブの船にぶつかってしまい投げ出されます。
が、フィニアスとファーブは既にオビワンから毎週ジェダイトレーニングを受けておりあっさりR2に道案内。
しかし肝心の設計図はフィニアスとファーブの船に落としてきてしまう…

そんなわけで設計図を届けにルークたちを追うことになったフィニアスとファーブ。
なんとここでエピソード1からワトーが登場。
ルークたちはハン・ソロとタトゥイーンを離れてしまったので、自分たちもパイロットを探すことに。
ハン・ソロのライバルとしてイザベラが登場。
象がキャプテンEOのフーターにしか見えない…

デス・スターについた一行。
ここで今回の設定が明らかに。
今回エージェントP状態で登場するペリーですが、なんとフィニアスとファーブのペットだったという設定。
フィニアスとファーブが認知している状態で反乱同盟軍にはいったとのこと。

ドゥーフェンシュマーツがペリーにしかけた罠はなんと炭素冷凍。
今回は何でもシスにしてしまうシス・ネーターを歌で紹介!
しかし、ペリーの危険を感じたファーブがシス・ネーターを浴びてしまい、ダース・モールのような姿に。

一方、フィニアスは落ちそうになったキャンディスを助けます。
反乱同盟軍に助けられ、なにが正しいのかを悩むキャンディス。
という裏ではちょこちょこエピソード4の本筋が進行中。
デス・スターを去ったファルコンを追おうとしますが、ファーブがいない。
設計図をイザベラに託し、フィニアスはファーブを探しに行きます。
ハン・ソロとイザベラもお互いが取るべき行動について悩みます。

シスになったファーブとフィニアスの戦い。
タトゥイーンでジェダイトレーニングを受けていたので、どちらもライトセーバーで戦います。
ファーブはダース・モールらしく2本!
と思いきや、2人とも魔改造。普通の矛と盾みたいになっていてつまらない…
そこに心を入れ替えたキャンディスが援護。
微妙に伏線を回収してくる(というか無理矢理伏線を使う)あたりフィニアスとファーブらしい。
フィニアスはドゥーフェンシュマーツおなじみの自爆スイッチを使い、ファーブを元に戻すことに成功。

その頃ルークもデス・スターの破壊に成功!
ってことは早く逃げないと…
しかし最後の船は行ってしまった後。
逃げ場を失った中でフィニアスたちはある事実に気付きます。
キャンディスはフィニアスのお姉さんだった!
しかしキャンディスがストーム・トルーパーになった後で家族になったファーブのことは知らない。
ここにきてフリン家の複雑な家族設定が登場。

結果的に助けに来たイザベラの船で無事デス・スターを脱出し、最後はパーティー。
フィニアスとファーブがエージェントPのペリーを知っていたり、イザベラがフィニアスにキスしたり、通常エピソードではできないことを違う設定の上で好き勝手やっています。
この点ではザ・ムービーに近いかも。

全体としては、スター・ウォーズ本編の邪魔はなるべくしないように、スター・ウォーズ要素を散りばめながら、フィニアスとファーブで遊んだという印象。
スペシャルらしいお決まりシーンはあまりなかったのが残念です。
マーベル・ヒーロー大作戦はストーリー(特にイザベラの扱い)が雑でしたが、フィニアスとファーブらしさをしっかり残していたのに対し、
今回はおふざけ感しかフィニアスとファーブらしさが出せていなかったように思います。
スペシャルものだとザ・ムービーが最強なのは仕方ないのでしょうかね。

スター・ウォーズ エピソード4を観ておくことは必須ですが、スター・ウォーズとフィニアスとファーブどちらも好きな人には面白いエピソードだったと思います。
本当にスター・ウォーズが好きな人からは反感買いそうだけれど。

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