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 - DVD/BD  - by poohya

MovieNEX今後の展開、マーベルもMovieNEX化へ。

ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンがDVD/BD販売戦略説明会「In-Home 2014 SPRING コンベンション」を開催、BD/DVD販売の主翼となるMovieNEXシリーズの今後について説明しました。

ディズニー、BD/DVD新形態MovieNEXをマーベル作品にも展開。デジタルコピー認知拡大 – AV Watch
MovieNEXの今後の展開とは - ディズニー イン・ホーム コンベンション開催 – Phile-web
ウォルト・ディズニー、「作品至上主義」から生み出されるマーケット戦略 – CNET Japan

まず、ようやく本日より公開された「アナと雪の女王」について、日本の興行収入次第で歴代アニメーション興行収入トップになることに言及。
日本公開時点で現1位のトイ・ストーリー3との差が約2200万ドル。
ローンレンジャーくらいの興行成績をとればいいので、この調子なら超えられるでしょう。

そして本題のMovieNEX。
今後の展開戦略として以下の3つが挙げられました。
・より新しい作品の楽しみ方をご提供
・MovieNEX×劇場 双方向のクロス・マーケティングでユーザー拡大
・充実した新作リリースでラインアップ拡大

「より新しい作品の楽しみ方をご提供」
第1弾として発売されたモンスターズ・ユニバーシティでの人気コンテンツは以下の通り。
1位. ジョン・ラセター特別インタビュー
2位. ディズニーストア10%オフクーポン
3位. Nexus7が当たるキャンペーン
4位. オリジナルつなぎ&ヘルメットプレゼント
5位. コンセプトアートダウンロード

ラセター人気。
キャンペーンやクーポンが多いですが、コンセプトアートの反響が予想外だったようで、発売以降もコンセプトアートのコンテンツ拡充を続けたそうです。
このように、MovieNEXワールド(MovieNEXが提供するコンテンツ群)は、購入者の反応を見ながら提供するコンテンツを選択していけるというメリットがあります。
これをWDSJは「ユーザーとコミュニケーションして進化できる」と表現しています。

さらにMovieNEX購入者アンケートの結果、85%が満足と回答。
MovieNEXはデジタルコピー普及という側面も大きく、購入者の9割がデジタルコピー初体験だったとのこと。

「MovieNEX×劇場 双方向のクロス・マーケティングでユーザー拡大」
プレーンズMovieNEXでは7月劇場公開のプレーンズ2割引券や試写会を開催、逆にプレーンズ2鑑賞者へのプレーンズMovieNEX告知も行い、双方向でユーザーを増やす戦略が行われます。
同様の手法として、メリー・ポピンズMovieNEXとウォルト・ディズニーの約束、眠れる森の美女MovieNEXとマレフィセントでもMovieNEX×劇場の展開が行われます。

「充実した新作リリースでラインアップ拡大」
マーベル作品もMovieNEX化することが明らかになりました。
マーベルは作品間の繋がりが強いですから、豊富なコンテンツ、劇場との双方向マーケティングともにやりやすいでしょう。

MovieNEXはひとまず順調に進んでいる模様。
今後どこまで面白い展開を生み出せるのか楽しみです。

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