アナと雪の女王、ウォルト・ディズニーの約束 春のディズニー映画の作曲家たち
3月14日ようやくアナと雪の女王が日本公開されます。
翌週21日にはウォルト・ディズニーの約束も公開。
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音楽が大きな要素となっているこの2作、今回はこの2作の音楽に焦点を当てます。
アナと雪の女王の作曲家はロバート・ロペスとクリスティン・アンダーソン・ロペスの夫妻。
アカデミー歌曲賞を受賞したLet It Goもロペス夫妻の作曲です。
ウォルト・ディズニーの約束は映画メリー・ポピンズ誕生の物語。
作中ではメリーポピンズ作曲家のシャーマン兄弟が登場します。
言わずと知れた名曲揃いですね。
そんなロペス夫妻とシャーマン兄弟、活躍した時代が違う2組ですが、その2組の曲を一度に聴ける映画があります。
映画『くまのプーさん』(2011年)
ラプンツェルの後、シュガーラッシュの前に公開された作品。
このブログではこの作品を公開まで2年間異常に追い続けました。
映画『くまのプーさん』 | 舞浜横丁
この作品の作曲を担当したのがアナと雪の女王のロペス夫妻。
そして、お馴染みの曲「くまのプーさん」を作曲したのがシャーマン兄弟。
この2組の楽曲が1つの映画に収められています。
アナと雪の女王ではある曲がくまのプーさん2011のある曲を彷彿とさせます。
一度観たことある方ならこれは!と思うはずです。
また、最初の予告編(オラフとスヴァンが人参争奪するやつ)の曲はいかにもロペス夫妻らしい(プー2011サントラっぽい)旋律となっています。
ロペス夫妻は他にWDWファインディング・ニモ・ザ・ミュージカルも作曲しています(これまた僕のお気に入りです)。
『メリー・ポピンズ』は1964年の作品。『プーさんとはちみつ』は1966年ですから、共にウォルト晩年の作品です。
また、どちらも英国小説が原作、ウォルトの娘ダイアンの愛読書が元で映画化という共通点があります。
作品制作にも関わりがありました。メリー・ポピンズを演じたジュリー・アンドリュース、プーのスタッフは彼女の夫(当時)から英国人から見たプーの魅力について教わったそうです。
くまのプーさんシリーズは映像も音楽もディズニー歴代スタッフによって継がれていく、児童文学アニメにおけるファンタジアのような作品です。
そのような長い歴史と伝統をもつ作品だからこそ、ウォルトの人生最高傑作とディズニー史上最高ヒット作、それぞれと関わりを持つことができています。
辛いことにアナと雪の女王、ウォルト・ディズニーの約束が日本で公開されるまでもうちょっとだけ時間があります。
その間にこの2作をつなぐ作品『くまのプーさん』をご覧になってはいかがでしょうか。