「 日別アーカイブ:2024年08月26日 」 一覧
- くまのプーさん - by poohya
アッシュダウン・フォレスト紀行「プーの故郷を訪ねて」をディズニーファンに寄稿しました
ディズニーファン10月号が発売されました。
プーの不定期連載「プーさんのこと、いろいろ」にまた寄稿しています。
早いもので寄稿し始めてから丸2年になりました。
今回は「プーの故郷を訪ねて」。
イギリスのアッシュダウン・フォレストを、見開きで紹介しています。
描き起こしてもらった地図と、2017年に撮影した写真で、紀行っぽいページになりました。
原作者A.A.ミルンはロンドンで暮らしていましたが、アッシュダウン・フォレストに「コッチフォード・ファーム」という別荘を購入。週末や休暇などをアッシュダウン・フォレストで過ごすようになりました。
息子のクリストファー・ロビン・ミルンは、別荘の前の広大な森で、自分のテディベア、ウィニー・ザ・プーたちと一緒に遊んでいました。
その様子をA.A.ミルンが物語にしたのが、「クマのプーさん」です。
そんなわけでアッシュダウン・フォレストが100エーカーの森のモデルなわけですが、モデルという表現では遠すぎるかなと思うほど、アッシュダウン・フォレストと100エーカーの森は交わっています。
この辺り、『プーと大人になった僕』での表現が上手いのですが、アッシュダウン・フォレストの別次元にあるのが100エーカーの森というイメージです。
偶然ですが、プー連載の前のページには、「アナ雪の故郷ノルウェーを訪ねて」が掲載されています。
アナ雪は建物や衣装のデザインがノルウェーの伝統模様から取り入れられています。
ディズニーではそういった実際の世界を、独自の世界に落とし込んでいます。
一方でプーは、もっと地続きのクリストファーとプーの冒険が、そのまま100エーカーの森になっています。
その違いも聖地紀行の面白いところだなと思います。
風間俊介さんのファンタジースプリングスガイドブックも付録になっているので、そのついでにプーのページも読んでください。
そして「くまのプーさん FAN BOOK」も発売から1年が経ちました。
まだ買っていない方はぜひ。
http://disneyfan.kodansha.co.jp/mook/62115.html
- くまのプーさん - by poohya
プー原作の著作権が切れてホラー映画が作られたが、キャラデザ元のディズニーは著作権が切れていない
原作「クマのプーさん」の著作権が、米国で2022年で切れ、パブリックドメインになりました。
2年後の「プー横丁にたった家」も同様に2024年でパブリックドメインになりました。
これを受けて、プーのホラー映画が制作され、低予算映画にしてはヒット。
しかしラジー賞を総なめにするクオリティでした。とはいえヒットしたので続編が制作。さらにユニバース化も計画されているそうです。
色々とニュースにもなっていましたが、原作の著作権は切れてもディズニーの著作権は切れていません。
参考:くまのプーさんは何がパブリックドメインになったのか
そしてプーのホラー映画はどう見ても原作ではなくディズニーのデザインをモチーフにしています。
そんな中、続編が日本公開されるタイミングで、監督へのインタビューをしました。
【プー2】前作がまさかの大ヒットで続編公開!監督に聞いた「マニアックなこだわり」 – ウレぴあ総研
監督からはっきりと、キャラクターデザインは著作権の切れていないディズニーがモチーフだと言われました。
つまりエスケイプ・フロム・トゥモローなどと同じように、ディズニーが無視をしているだけで、別に著作権を回避しているわけでもない(そして話題性だけでつまらない)映画だということでした。
一方で、脚本上はディズニーの著作権を侵害しないようにしているとも回答。原作の背景をベースにした設定も取り入れられています。
本人たちに聞けばここまで明言するのに、煽った宣伝に乗せられてパブリックドメイン化で合法的に映画化されたかのように報道するのはどうなのでしょうか。
そして、提案してきた編集も、この内容で通した宣伝も、普通に答えた監督もすごい。みんなありがとう。
