- ファイアボール - by poohya
ゲボイデ=ボイデ第4話「事象の地平面」
辰砂暦39346年
いよいよ大きなストーリーが動き出しました。たぶん。
4話目にしてオープニングのアリアドネが寝ていないという変化球。
ドローンっぽいやつ可愛い。
枕にわーと言うアリアドネ。
そーこーで、3つの願いを叶えるジーニーもとても分かりやすく再現され、アリエルにジーニーに今作は第2次黄金期ネタが続きますね。
いよいよ時間の流れに干渉するスイッチが登場。
ポラリスを使うのかと思ったら、手榴弾みたいなサイズの球体でした。
ボタンを押すと、3つの場面が出てきます。
1つめが、床から出る柱とプロスペロを持つヴィントシュトレ卿?
2つめがツークツヴァンク?
3つめがイルカ。
イルカははっきり登場し、ゲボイデ=ボイデとアリアドネにも影響を与えます。
シリーズでイルカが映像になったのは初。
1期最終シーンのイルカの泣き声も再び聞こえました。
イルカを含め過去の映像ということでしょう。
ヴィントシュトレ卿がプロスペロを編纂した時代や、ツークツヴァンクがお屋敷の地下に行く前の時代が映されたようです。
だとすると『チャーミング』でドロッセルが出会い語られる過去の出来事を垣間見たことになります。
そして、ボタンを再び押したアリアドネの前にいるゲボイデ=ボイデは、足の一部が『ユーモラス』のゲデヒトニスに。
赤い足はBAU28、黄色い足はBAU29と混ざっています。
しかしこの違和感にはっきりと気付かないアリアドネ。
『ワンダーの方へ』でゲボイデ=ボイデとゲデヒトニスが入れ替わっていたことへの答えに近付いてきています。
アリアドネには変化はなさそうですが、ゲボイデ=ボイデとゲデヒトニスの関係は何なのか?
あらすじではゲボイデ=ボイデの主人はアリアドネと書かれていますが、ゲボイデ=ボイデが「旦那様」と呼ぶ(おそらく)アリアドネの父がいるのも確か。
旦那様がいるのにアリアドネが主人なの?
枕にまでしっかりフリューゲル印がついており、フリューゲル家であることは間違いなく、ゲボイデ=ボイデとゲデヒトニスは型番が1つ違い、アリアドネとドロッセルは同型番のBという違い。
この違いが時空とどう関係してくるのか、辰砂暦はどの時代なのか、
いよいよ次が前半最後の第5話。
タイトルは「フギン・ムニン」で、ムニンは記憶を意味します。
記憶はドイツ語でゲデヒトニス。
ゲボイデ=ボイデとゲデヒトニスの関係を匂わせてきた第4話では、お嬢様の記憶さえも管理していると発言しています。
ドロッセルの記憶は青い薔薇として保管され、薔薇は型番アップデート時に使用されていると思われる様子が『チャーミング』で描かれていました。
お嬢様の記憶の管理こそゲデヒトニスの役割だとも考えられます。
『チャーミング』以来、再び「記憶」がキーワードになってきた気がします。