- 海外パーク - by poohya
マジックキングダム独立記念日ゲスト分散大作戦
4th of July、アメリカ独立記念日はカウントダウンに次ぐお祭りの日です。
WDWのマジックキングダムでは、7/3,4の2日間、360°花火に包まれる、超豪華な花火Fourth of July Concert in the Skyが公演されます。
そんなお祭りに2018年に行ってきました。
7/4の独立記念日当日は、EPCOTのIlluminations: Reflections of Earthも特別版が公演されます。
というわけで7/3にマジックキングダム、7/4にEPCOTに行くと両方観られるのです。
パークは7/3に行こうが4日に行こうが当然激混み。
できる限り混雑を分散させるためのマジックキングダムの手法がなかなかすごいものでした。
分散を促す高度な情報戦
配布されるタイムガイドは7/3,4専用のもの。
裏面には花火の鑑賞スポットガイドが書かれています。
おすすめの鑑賞スポットは、フロンティアランド、ファンタジーランド、トゥモローランド。
城前のハブは書かれていません。
なるべくハブ以外の場所で観させて分散させたい意思を感じます。
さらに19時〜24時はフロンティアランドとトゥモローランドでのダンスパーティーが告知されていました。
ダンスパーティーしてそのまま花火観られるよ!ということですね。
ちなみに花火は21:15から、閉園は朝2時(エキストラマジックアワー)です。
2時間前から立ち上げる妙技
7/3、昼にスコールがあったせいでショースケジュールがずれていたのですが、18時頃最後のMove it Shake itが終わると、ハブは花火待ちモードに。
じわじわと地蔵が出始めます。
しかし、花火が立ち見なのに場所取りは座って行うため、立ち上げ時にスペースが大量に生まれて混乱するという問題あります。
毎日Happily Ever Afterの30分前にこれが起きていますが、さすがに独立記念日の混雑ではかなり早い段階で立ち上げないと収集がつかなくなります。
この点をどうするのか心配していましたが、解決策はすごいものでした。
19:00、フロンティアランドとトゥモローランドのダンスパーティー開始に合わせて、キャッスルのステージでもダンスパーティーを開催。
独立記念日のお祝いとしてわいわいみんなが踊っていたのですが、これが実質的な立ち上げの効果をもたらします。
ここから2時間ノンストップでダンスパーティーが続いたわけですが、最初動き回る指示が多かったダンスも徐々に手振りだけになり、最後にはシングアロングへと移行していきました。
花火の1時間前には完全起立と前に詰めるよう指示が入り、花火の鑑賞位置が確定しました。
その後もみんなで盛り上がり、花火の場所取りなのに周りの知らない人達との仲間感も生まれていきました。
写真はサークル・オブ・ライフを合唱しながら子供を抱え上げるゲストの様子
終わっても帰らせない
DJは花火が21:15から始まることを煽りながら、フロンティアランドやファンタジーランド、トゥモローランドでもよく観えるという発言は欠かしませんでした。
そして、花火終了後もダンスパーティーが再開され24時まで続くこと、花火で帰ると車が超混雑するから踊ってから帰ろうという告知を繰り返していました。
しつこいくらい花火後も踊ろうと繰り返していました。
そしていよいよ花火本番。
圧倒的すぎる花火に大興奮していると、花火終了2分後にはDJパーティーが再開します。
花火では帰さないという強い意思を感じました。
ちなみに22時からはDJパーティーが中断されてワンス・アポン・ア・タイムの公演もありました。
フロンティアランド会場も24時までダンスパーティー
7/4には、21時以降に使える50%オフのフードクーポンも配布されたそうです。
They’re giving out 50% coupons for food and drink at the Magic Kingdom for after 9pm to keep guests in the park pic.twitter.com/ayf9FA7yZn
— WDW News Today (@WDWNT) 2018年7月4日
とにかく花火終わりに帰さないためにあらゆる手を使ってきました。
帰宅しようとするとタウンスクエアにはライト入りの縦長バルーンが。
かなり目立つバルーンで、バス・フェリーとモノレールのゲストが予め分かれて進めるように誘導していました。
このバルーン、花火前にはフロンティアランド、ファンタジーランド、トゥモローランドに置いてあり、花火鑑賞エリアの表示をしていました。
・花火の鑑賞場所を分散させる
・鑑賞エリアでは早い段階で起立させる
・帰宅時間を分散させる
独立記念日のマジックキングダムの混雑対策はかなり有効だったと思います。
キャストが頑張るといった人海戦術ではなく、エンターテイメント性もあり合理的なやり方でとてもよかったです。
DJのお兄さんの体力は心配でしたが。