WDW夜ショー6つの感想とどうなるRivers of Light
WDWの夜のショーは6つ。
マジックキングダムからエレクトリカルパレード、Celebrate the Magic、Wishes
ハリウッドスタジオからファンタズミック!、Symphony in the stars
EPCOTからIlluminations: Refrection of Earth
アニマルキングダムは今月から(書いている途中で5月に延期発表が出た)新たにRivers of Lightが始まり、4パーク全てで夜のショーが行われることになります。その話は最後で。
滞在中は毎晩どのパークで夜を過ごすか悩みに悩みました。
どのショーも極めてクオリティが高い争いで、どれも語りつくせないほど大好きで思い出がたっぷり詰まっています。
全部語ったら終わらないのでなるべく短めに感想をまとめます。
エレクトリカルパレードとCelebrate the Magic
エレクトリカルパレードとCelebrate the Magicは1日2回公演。
どちらも東京のほうが新しいしちゃんと作っているので、正直飽きてきました。
エレクトリカルパレード→45分→Celebrate the Magic→15分→Wishes→35分→Celebrate the Magic→25分→エレクトリカルパレード
というスケジュールが基本。
Celebrate the Magicは完全にWishesのプレショー扱いです。
2回目はガラガラです。
(全て2016年2月の話)
Wishes
最初に挙げた6つの中で最も好きなショーであり、世界最高の花火です。
星に願いをにのせてシンデレラ城を超える一筋の花火。
まさにディズニー映画を象徴する光景が目の前に広がります。
夢や魔法、愛、善と悪、ディズニーの象徴的なワードを「願い」という軸で見せてくれます。
「Wish」という単語だけでディズニーが描く世界を表現しきるそのストーリーはぐっと心に響いてきました。
花火も壮大ですが、WDWにしては小ぶり(Symphony in the Starsがやり過ぎ)。
しかし、Wishesのすごいところは、お城の上下左右を使い分けていること。
色や大きさが主な表現方法となる花火ですが、Wishesは花火の上がる位置も表現力に加わっています。
低い場所で上がる小さな花火、高い場所で上がる大輪の花火。
シンプルですが、花火でこんな表現方法があるのかと驚きました。
何年経っても変わることのない、ディズニーの本質的な美しさを、視界いっぱいに使って伝えてくれる素晴らしいショーでした。
ファンタズミック!
世界3パークで行われている、言わずと知れた人気ショー。
現在、アナハイム版が超長期リハブに入っているため、オーランド版は繰り上げ世界一です。
ところどころちょっと間延びしている感があり、アナハイムのすっきりしたファンタズミック!の方が好きなのですが、こちらは専用劇場。
専用劇場らしく一シーン一シーンが凝りに凝っており、これが本場のショーか…と圧倒されます。
ミッキーのダサい動きも流石洗練されています。見事にダサい。
世界一ダサさが可愛さに直結する奇跡のキャラクターの貫録を見せつけてくれます。
東京のファンタズミック!がいかにストレートに作っているかがわかりました。そういう意味での東京の良さはわかった。
Symphony in the Stars
花火の量が火薬庫事故レベル。
スター・ウォーズがテーマの花火です。
音楽にのせてひたすらばかみたいに花火があがります。
毎日20時になるとWDWのどこにいても音が聞こえるレベルです。
スター・ウォーズは空(銀河)の物語で、ライトセーバーによってキャラクターそれぞれに色のイメージが割り振られ、しかもそれは光で表現されるという、花火で表現するには最高の題材。
同じハリウッドスタジオのPath of Jediのような、スター・ウォーズの壮大なプレゼンテーションを観ている気持ちになりました。
花火や映像や光と音で何かを表現するという他の夜ショーの基本コンセプトとは異なり、スター・ウォーズを表現するには花火が最適だったという、新しいアプローチのショーでした。
Illuminations: Reflection of Earth
EPCOTのラグーンで行われるショー。
もはやワールドショーケースはこのショーのためにあるのではないかというもの。
宇宙から地球の誕生、人類の文化的発展、そして未来へと続く物語。
We Go Onの曲以外、一言もなく、光と音だけですべてが表現されます。
動画でしか観たことがない頃から、曲や見た目の美しさで好きなショーではありましたが、生の迫力は全く違うものでした。
迫力あるパイロがあるからこそ宇宙の壮大さが伝わります。
地球が現れ、人類が文化を獲得すると、ワールドショーケースの各パビリオンに光が灯る。
炎もまた、人間と他の動物との大きな相違点であり、文明の象徴でもあります。
その日EPCOTで出会う様々な国の文化が一気にショーの物語に入ってきます。
そしてWe Go On。
ラグーンがひとつになり、ゲストはスペースシップアース擁するヒューチャーワールドを通って帰っていきます。
パーク体験全体がショーのストーリーに組み込まれ、パイロや炎の演出ひとつひとつが物語に欠かせない。
完璧なショーです。
で、Rivers of Lightは?
と、各ショーがいかに美しい表現力を持っているかを語ってきましたが、正直現地での多くのゲストの反応は迫力があるかどうかでした。
そこで問題になるのはアニマルキングダムで新たに始まるLivers of Light。
近くに動物がいるため、Symphony in the starsのような爆音は出せるはずがなく、パイロのない落ち着いたショーになります。
イメージとしてはWorld of Colorが近い?
しかし、それで果たしてみんな観るのか。
落ち着いて感動的なショーに振っても、WishesとIlluminationsを相手にしなければならず、限りなく高いハードルが待っています。
現在の夜ショーは、Wishes、Illuminations、ファンタズミック!とどのパークもこれが一番好きというファンが多くいます。
1日1ショーを観賞するとして、4日滞在するゲストが4日目に何を選ぶかは、三つ巴の高いレベルの戦いでしょう(僕はWishesを選んだ)。
ここに参戦するLivers of Lightは、5日滞在するゲストが5日目に選ぶショーになれるのか。
と書いている間に延期が発表されました。果たしてどうなる…