ネタバレ・あらすじ含:アナ雪続編短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』を観た
4月25日(土)公開の実写版『シンデレラ』で同時上映される『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』。
日本語吹き替え版の声優に、アナ役:神田沙也加、エルサ役:松たか子、オラフ役:ピエール瀧の続投が発表されました。
今回、『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』の試写を観てきましたので、感想を。
短編なのでネタバレ感想になるとほとんどのストーリーが分かってしまいますのでご注意ください。
ちなみに、『シンデレラ』はとてもとてもおすすめの作品です。
6分程度の短編なのに歌が5分あります。
つまりこれを聴けばだいたい分かります。
冒頭、バースデーパーティーの準備をするエルサ。
予告編で出てくる映像はこのシーンのものが多め(残りは全部歌だから)。
ケーキの上の氷はアナ雪本編のシーンを再現したものが続々登場。
このあたり、製作陣が続投しているため本編への愛は半端ではありません。
そして、アナを起こすエルサ。
アナの起床を再現すると同時に、幼女時代を立場逆転で演じます。
そして、着替えたアナがエルサの魔法でより春らしく変身。
ここは花瓶の花を氷で付けている(?)エルサの魔法はコントロールできるとこんなこともできるのか。
そしてA Cold Never Bothered Me Anyway.
吹替えでもしっかり「少しも寒くないわ」になっていました。
一方、エルサがくしゃみをするたびに新キャラクター「スノーギーズ」が誕生。
彼らは何故かパーティー会場に走っていき、ケーキを食べようと狙います。
話としては、赤い紐をたどっていくとアナへのプレゼントに辿り着く仕組み。
アレンデールの街のあちこちにあるプレゼントを見つけながら過ごすアナとエルサ。
しかしエルサの風邪はどんどん悪化していき…というもの。
楽しく陽気な曲の中に、エルサの張り切り過ぎがよく表れています。
自転車に2人で乗ったり、キャラクター集合の絵画を(ジャンプして)プレゼントされたり、「雪だるまつくろう」あたりで出てきたシーンのオマージュが満載。
ハンスと出会った小舟で誕生したスノーギーズが海に落ちてしまったり、移動式のサウナでオーケンが登場したり。
とにかく盛りだくさんに進みます。
一方のパーティー会場では、スノーギーズ対クリストフのケーキ争奪戦。
オラフはどっちの立ち位置なのか
一応この時点ではアナとエルサはスノーギーズの誕生に気付いていません。
エルサはアナを時計台まで連れていきます。
完全に熱状態のエルサ。酔っ払いにしか見えない…
時計台のキャラクターになっているとか女王姉妹愛されすぎだろ…
国の誰もから慕われているプリンセスは良いものです。
結果的にスノーギーズもお祝いに参加して?
みんなで歌って良かったね。
クリストフとアナの関係も相変わらず。
そして、エルサが吹いた女王の角笛は、くしゃみによって大きな雪玉となり…
南諸島へ。
なんとここでハンスが登場。
ハンスは馬小屋で労働させられているようです。
馬糞に突っ込むといえばどうしてもバック・トゥ・ザ・フューチャーを思い出してしまいます。
最後には、エルサの看病をできてうれしいというアナ。
さらに氷の城が映り…マシュマロウが。
スノーギーズの名前をひとりひとり呼びながら連れてくるオラフ。
オラフもマシュマロウもスノーギーズもエルサの魔法で生まれた雪だるまだから仲間なのか。
ところで、オラフはエルサに貰った雪雲をつけて歩いていましたが、スノーギーズはなくても解けないのでしょうか。
続編短編って賑やかでいいよね!をそのまま表したような短編でした。
キャラクターは岩の皆さんと公爵以外ほぼ全員登場。
アナとエルサ、そしてクリストフにオラフが一緒に歌うことはなかったので、観ていても聴いていても楽しい作品です。
後日談タイプのエンドクレジットを観ているような感覚でした。
これが『シンデレラ』という傑作の成績を上げてくれることを考えても“短編としては”かなり良い作品だと言えるのではないでしょうか。
ただこれが続編の長編になるとどうなるのか……