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 - 映画  - by poohya

映画『プレーンズ』感想(ネタバレ含)

12/21公開の『プレーンズ』を観てきました。
例によって感想を続きから。

ちなみに、本編開始直前にアナと雪の女王Let It Goをフル上映してくるので、アナのネタバレを避けている方は映画自体観に行かない方がいいと思います。

以下ネタバレ含む感想。

つまらなかったです。
元々期待はしていませんでしたが、その期待を上回ることもなく、下回ることもなく。
突き抜けてダメというわけではありませんでしたが、これといって良いポイントもなく。
テレビシリーズの方が合っているのではないかと思います。

だらだらと無駄なシーンが多い割には、心情変化などは短すぎる。
その結果、特に印象的なシーンもなく、年内には内容の記憶が無くなってしまうのではないかというくらい、印象に残らない映画でした。
観ていて感情の起伏がない。
非常に眠くなりました。

ダメダメなシーンがあれば、悪い意味で面白くなるのですが、そういうわけでもなく。
とにかくつまらない。

そして、つるつるの旗など質感のないCG。
直前にアナと雪の女王のあんなにすごい雪のCGを見せておきながら、これ。
2013年とは思えない気持ち悪いくらいのCGです。

ダスティが高所恐怖症を克服する理由も微妙。
スキッパーの過去についての話も結局落としどころが分からず。
サクラの件など、とにかくどうしてそうなったのか理由が適当。

カーズと似たような話でありながら、チャグやドッティの夢などは一切なし。
ひたすらダスティが優勝するかとスキッパーが飛ぶのかどうか。

そして、優勝したダスティも途中でパーツを総入れ替えしたせいで、もはや農薬散布機ではなくなっています。
世界中の労働者がダスティの活躍を応援していると言っていましたが、当のダスティに農薬散布機である誇りは最後まで一切なく、散布パーツをあっさり外した時はがっかりでした。
決められた仕事以外のこともできる、という主題のようでしたが、ダスティはただの転職ストーリーです。もう農薬散布機ではない。
田舎時代のダスティには高飛車なイメージを受けていたので、困っている人がいたら助ける精神は感じませんでした。田舎はそういうイメージということなのでしょうか。

とにかく、すべてが適当。雑。
カーズと同じようなストーリーで、ここまで良い部分を削ったのもすごいと思います。
良いところは一切ないが、突き抜けて駄作でもない、
「つまらなかった」
という言葉がぴったりと当てはまる作品でした。

本編上映前に続編の予告を流す斬新さには驚きました。

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