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 - 駄話  - by poohya

100万突破記念、今後のディズニーゲームズ

先に言っておきますが、多分長いです。
始まりは、マジックキャッスルが登録数100万人を突破し、それでファミ通と日経が特集記事を出したこと。
しかもそれがすごく詳しい内容なので、この前のクラブペンギンアンケートに加えて、今後のディズニーゲームズの展開を見極めようというもの。

「ミッキー」より検索多い「マジックキャッスル」映画と連携強めてゲームを拡充していく -nikkei BPnet
ディズニーにしかできない唯一無二のゲームポータル“ディズニーゲームズ”インタビュー -ファミ通.com

長そうなので続きから始めます。

2つとも同じような内容なのですが、意外と違う部分も多く、まとめると色々と見えてきそうです。

○ユーザー層
100万人になったユーザーですが、

ディズニーゲームズのターゲットユーザーは子供と女性です。子供の場合、8~12歳の男女がコアユーザー、一方、女性の場合、10代~20代の働く女性から小学生のお子さんを持つお母さんまで幅広い層にご利用いただいています。

子供の男女比は半々ですが、成人男性では20代、30代のユーザーはほとんどいらっしゃいません。

とのこと。まぁこれは予想通りと言ったら予想通りですが、

一方、女性の場合、10代後半から20代前半の層はPCよりも携帯電話で弊社のコンテンツを楽しんでいらっしゃる方の方が多い。そのため、携帯電話サービス「ディズニー・モバイル」のターゲットユーザーには20代から30代の女性を想定しています。

これはちょっと納得。
さらに、
25万人がマイルームを持っているとのこと。
つまり、4人に一人はプレミアムなんですね。
現在使われていないIDもあったりするだろうから、かなり高い割合だと思いますが(そこらへん詳しくないけど)。

○時間
1ユーザーあたりの平均滞在時間が2時間弱だと。
こりゃすごい。
また、

くじは毎日ログインしてもらうためのギミックで、その日に購入してもつぎの日じゃないと有効にならないようにしてあります。さらにそのつぎの日になるとくじが無効になってしまいます。

こういったことも滞在時間のアップというか、訪問者数のアップですね。
ちなみに僕は毎日ログインしてクジ買ってログアウトしますw

完全にバーチャルな世界でなく、どこか現実にリンクした世界として感じてほしいという思いがあります。

また、ディズニーのキャラクターが何時に出てくるとか、そういった仕掛けを盛り込むにも現実の時間と連動していた方がやりやすく、“発見”というキーワードにも活かせます。

これは同意。20:30の花火も良いよね(そこでパークを意識させてくれる感じ)
それから、モンスター・シティが24h稼動なのは、やはり夜もやりたいユーザーからの意見だそう。

○モンスター・シティ

特にモンスターシティはオリエンタルランドとの共同プロジェクトで、ちょうど1年前から取り掛かりました。今までオリエンタルランドと弊社のインターネットメディアとの連携は小さな取り組みはあったものの、今回のように、あるストーリーの世界観を実空間と仮想空間の両方で再現するという本格的な取り組みは、このモンスターズ・インクが初のチャレンジです。

本気でOLCと競合したというモンスター・シティ。
その割にはパーク→DGの要素が乗車特典だけだったのは残念かな。
それから、DGで実験→パークで採用は、スパンの違いでムリだとのこと。
そして、モンスター・シティはマルチプレイを本格的に取り入れたワールド。
そこについては、最終的にマルチメインでやろうという姿勢があるような気がしたり。
それはクラブペンギンとか、後で出てくるピクシーホロウやカーズオンラインにつながるのでしょうね。

○フリーチャット
基本的にやらないといっていたフリーチャットが、時間の問題という表現になっているところがミソ。
むかしからフリーチャットは安全性に欠けるとして顔の表情だけでコミュニケーションをとるという、恐ろしい方法をとってきたディズニーゲームズ、ただ、クラブペンギンを検討している以上、もうそれではやっていけないようです。
クラブペンギンのテストでは、選択式のチャットが使用されました。
トゥーンタウン・オンラインの一般向けの会話と同じ方式です。
フリーチャットは、今後クラブペンギンを中心に、(本家と同じ)監視体制を敷いて導入していくようですね。

○今後の展開

時点でのディズニーゲームズのおもな収入は広告収入とアイテム課金です。ペコスとは別にマイルームの家具などを100円や200円といった金額で販売しているのですが、この広告収入とアイテム課金を伸ばしながら、さらに月額課金のコンテンツの導入も検討しています。

果たしてアイテム課金がどれくらい取れているのかが心配。
課金実施前のアンケートでTDR25th記念の机が売られたらいくらで買うか?という質問項目があったのに、実際に売られることは無く25thは終わってしまいました。
そういうところから見ても、1/4もいるプレミアム会員の中で一体何割の人がお金を落としたかが心配といいながら、もう金とるなよというのが本音です。

「ディズニーのゲームをやりたいと思ったら、ディズニーゲームズに」

というのが今までのフェーズで、これからは

バーチャルワールド、すなわち仮想空間を本格的に配給していくということ

そして、そこに登場するというのが、

「ティンカー・ベル」の世界観を演出したバーチャルワールドのほか、今年は映画「カーズ」の世界観を演出したバーチャルワールドを立ち上げる予定です。

ピクシー・ホロウとCars Onlineが登場する予定だとか。それからクラブペンギンもきそうなので、コンテンツ的な補強は今年はすごいことになりそうです。
そして、これを他の部門との連携を図って行く姿勢。

ただ、個人的には上の3つのコンテンツがどうやってマジックキャッスルとつながっていくのかも大事にして欲しいと思っています。
今ヒーローライジングβテストも始まっています。
まだモンスターシティーも完全体にはなっていませんし、今年一年で色々と変わりそうです。
ポイントは、フェーズの移行で、一人で遊ぶゲームから、マルチで大勢で遊ぶコンテンツに変わり、他の部門と連携させていくこと。
完全日本オリジナルだったディズニーゲームズが海外のものをどんどんと採用してどう進化を遂げるのか、ぜひとも日本独自色を出して、マジックキャッスルを軸とした展開を見せて欲しいものです。

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