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くまのプーさんをミュージカル化「Winnie the Pooh: The New Musical Adaptation」オフブロードウェイで2021年10月から

Winnie The Pooh – The New Musical Stage Adaptation
Embark on a New Musical Adventure with Winnie the Pooh This Fall – D23
くまのプーさんがオフ・ブロードウェイの舞台でミュージカル化されます。

原作ではなくディズニー版の「くまのプーさん」のミュージカル化で、D23が取り上げるほどしっかりディズニーが主導しています。
プーたちは等身大のパペットで表現される人形劇のスタイル。
手がけるのは、「はらぺこあおむし」や「パディントン」のパペット劇を手がけたJonathan Rockefeller氏。
彼が手がけた「Paddington Gets in a Jam」から人形劇の雰囲気が掴めそうです。

ミュージカルとして、楽曲はシャーマン兄弟のものを使用。
さらにA.A.ミルンによる曲も追加とのこと。
ミルンによる原作では曲はありませんが、プーが頻繁に詩を詠んでいます。
『ピグレットムービー』では、プーの詩を元に音楽をつけた「Sing Ho for the Life of a Bear」「The More it Snows」という曲ががあり、作詞翻案にA.A.ミルンもクレジットされています。
今回もそんな楽曲が追加されるのかもしれません。

シャーマン兄弟の楽曲を使用するなら、使える映画は『くまのプーさん 完全保存版』と『ティガームービー』になり、『ティガームービー』はディズニーオリジナルで原作の詩を入れにくいことからも『くまのプーさん 完全保存版』のストーリーになるのでしょう。
『くまのプーさん 完全保存版』は『プーさんとはちみつ』『プーさんと大あらし』『プーさんとティガー』の3短編によるオムニバスで、そのままミュージカル化できるような一貫したストーリーがありません。
どういう物語に持っていくのか注目です。

併せて公開された予告動画はティザー予告としてミュージカルや舞台の要素は見えません。
出てくるプーは『プーと大人になった僕』のスタイルのぬいぐるみで、舞台のパペットもこのような質感になるのでしょうか。
そして気になるのが、ミュージカルはシャーマン兄弟の楽曲と予告されているのに対して、予告で流れている音楽が「新くまのプーさん」のオープニングなこと。
なんでその曲。

「Winnie the Pooh: The New Musical Adaptation」は半年後、2021年10月21日より上演。
10/14がプーの原作発売記念日で、今年で発売95周年になるので、メモリアルなタイミングになります。
場所はオフ・ブロードウェイのロウ劇場。
チケットは6/1から先行発売、14日から一般発売です。

ブロードウェイでは、9/14から「ライオンキング」や「ハミルトン」、9/28から「アラジン」が約1年半ぶりに再開予定。
一方で「アナと雪の女王」は再開を断念し閉幕しました。
そんな中、このタイミングでプーがしれっと参戦します。
日本からはいつ行けるんだろう…

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