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 - ファイアボール  - by poohya

#ファイアボール最終章「ゲボイデ=ボイデ」前半5話のタイトル発表

「ゲボイデ=ボイデ」放送2週間前になり、第1〜5話のタイトルが発表されました。
#1 まぼろしの国境線
#2 テセウスから遠く圏外
#3 しばらくお待ちください
#4 事象の地平面
#5 フギン・ムニン

「テセウス」は、ギリシア神話の英雄ですが、テセウスの船の話が有名。
“テセウスの船はパラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題(同一性の問題)をさす。”(wikipedia)
ドロッセルとゲデヒトニスはシーズン毎に大きく見た目を変えますが、それは声が同じだが姿が違うキャラクターを同じキャラクターとして認識できるのかというチャレンジであったといいます。
つまりファイアボールシリーズを見ているとき、ドロッセルとゲデヒトニスに対して「テセウスの船」問題に直面しているのです。
ではドロッセルとゲデヒトニスっぽい見た目だけれど別人だったら?というのが「ゲボイデ=ボイデ」の問題になる気がしています。

「フギン・ムニン」は北欧神話。
ファイアボールで北欧神話が出てくるのは珍しいかも。
フギンとムニンはオーディンに世界の情報を伝えるワタリガラスです。
フギンは「思考」を、ムニンは「記憶」を意味します。
「思考」といえば、ユーモラスに登場したゲデヒトニスの腹部パーツ、ハラヅモリ3000が「思考収納ジャバウォッキー」という名前です。
第3話の赤いハラヅモリ1000が、ゲボイデ=ボイデの腹部パーツです。
そして、ゲデヒトニスはドイツ語で「記憶」。
チャーミング最終話で夢の中の黒板に書かれた「Gedächtnis」の文字を消すとき、「ゲデヒトニス/記憶」と字幕が出ます。

これまでのファイアボールのストーリーに密接したタイトルがある一方、「しばらくお待ちください」とこれまでないタイプのタイトルもあります。
まだまだシリーズの中の一作として謎ばかりの「ゲボイデ=ボイデ」。
初回放送は11月8日(日)21:57〜ディズニー・チャンネルにて。

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