- 海外パーク - by poohya
東京〜オーランド直行便が史上初就航 2026年2〜3月に4往復チャーター
「史上初」 日本からフロリダ州オーランドへの直行チャーター便を運航! – ZIPAIR公式サイト
東京・成田空港から、ウォルト・ディズニー・ワールドの最寄り空港オーランド国際空港への初の直行便の運行が決定しました。
これまで、全米やカナダの各空港での乗り換えが必須だったところに、初の直行便となります。
ディズニーとして長年の念願だった直行便がついに実現します。
運行するのはJAL傘下のLCCであるZIPAIR。
アナハイムのディズニーランドに行く際に、東京-ロサンゼルス便でお世話になっている航空会社です。
チャーター便として、2026年2月23日(月・祝)、2月28日(土)、3月5日(木)、3月10日(火)の4往復、8便で運行されます。
ZIPAIRとしては、2025年に過去最長区間となる成田-ヒューストンを就航。さらに、台北へのチャーター便を運行しました。
長区間の運行とチャーター便の実績を得たことで、東京-オーランドの直行チャーター便が実現することになりました。
ディズニーとZIPAIRの共同プロモーションが用意されており、搭乗客にはディズニーグッズをプレゼント。
また、対象フライトを利用し、パッケージツアーまたは対象個人手配を行なった場合に、WDWでの特別体験が提供されます。
ZIPAIRサイトでの個人手配向けへは12月上旬に発売で、価格は未定。
パッケージツアーはHISとJTBが実施し、旅行代金はパークチケットやホテル込みで50万円から程度。オーランド国際空港からホテルへの日本語送迎などもついています。ZIPAIRの高級座席であるフルフラットシートを選べるオプションも用意しています。
HISの担当者は、普段のパッケージツアーにはあまりない、ディズニー・グランド・フロリディアンなど高級ホテルも選べるようにしたそうです。グランドフロリディアンは100万円超えになります。
運行時間は会見では「午後」のようにざっくりとしか示されていませんでしたが、ミッキーネットがXで詳細な運行時間を公表しています。
成田(NRT)発14:30→オーランド(MCO)着13:40
オーランド(MCO)発15:40→成田(NRT)着20:35
とのこと。
飛行時間は往路13時間、復路15時間となります。
乗り継ぎ便では、オーランド夜着、早朝発というスケジュールが一般的です。
初日は寝るだけ、頑張ってスプリングスで買い物程度。最終日はパークから帰ってパッキングをして深夜にチェックアウトというスケジュールになりがち。
直行便では、短縮された時間をほとんどオーランド側での滞在時間にあてるスケジュールが組まれています。
初日からパークに入ることができ、最終日も朝食をとってから空港に向かうことができ、かなり余裕が生まれます。
オーランド国際空港では、ターミナルCを使用。
最新のターミナルで、普段使用しているターミナルA・Bとは全く違う使い勝手になりそう。
乗り継ぎ空港でアメリカの入国審査を行ってきましたが、直行便ということでオーランドで入国審査になり、顔認証ゲートも体験できそうです。
これまではJALやANAの日系フルキャリアに乗っても、米国内線はアメリカン航空やユナイテッド航空などに乗り継ぐ必要がありました。
直行となると、オーランドまで直接日本のキャリアが運んでくれることになり、CAや係員の面でも安心感が増します。
悲願の東京-オーランド直行便が誕生したことで、これからはチャーター便ではなく定期便にできるかという展開になっていきます。
ZIPZIRでは、現在の8機の787-8の体制ではオーランド就航は難しいとのこと。
ただ、ZIPAIRは2026年度に787-9を2機、以降毎年2機のペースで導入し、現在の倍以上の規模に拡大する予定。
ZIPAIR西田社長、787増機で新路線やチャーター 26年秋にも新造機受領 – Aviation Wire
さらにフルフラットシートを拡充する予定だそうで、長距離となる東京-オーランド便の定期化も実現性が高くなっていきそうです。
まずは最初のチャーター便が成功するところからということで、是非とも埋まってほしいところ。
定期便が実現すれば、空港からリゾートへの移動手段も含めて、カリフォルニアよりフロリダの方が行きやすいなんてことにもなってきます。
直行便は本当に長年の念願として言われてきたので、とにかくおめでたいです。

