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 - 映画  - by poohya

WDJ×docomoの国産定額配信サービス「Disney DELUXE」3/26スタート


ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルの映像コンテンツが見放題となるほか、限定のグッズやコンテンツなどが楽しめる、ディズニー公式エンターテイメントサービス「Disney DELUXE(ディズニーデラックス)」が2019年3月26日(火)にスタートします。
Disney DELUXEは月額700円+税のサービス。
動画配信アプリ「Disney THEATER」と、「Disney DX」「STAR WARS DX」「MARVEL DX」の計4アプリで構成されています。

Disney THEATERは日本初のディズニー定額動画配信サービス。
スマホやタブレット、さらにFireTVやAppleTV、Chromecastにも対応しTV視聴も可能になります。

発表されている作品リストはこちら。
デモ機ではこれ以上のラインナップがあり、基本的にはデモ機の作品は配信、さらに増やした状態でスタート予定という話でした。
ディズニー・チャンネルからは「ちいさなプリンセス ソフィア」などをラインナップ。
さらに「ファイアボール」1期も配信!!!!
スター・ウォーズやマーベルも一通り揃っており、ディズニーもカントリーベアーズなど実写もありかなり豊富な印象。
アベンジャーズ公開前にはHuluがマーベル一気登録していますが、毎年Huluで見直す必要が無くなります。

「Disney DX」「STAR WARS DX」「MARVEL DX」は動画配信以外のコンテンツ用のアプリ。
ニュースやコラム、動画などが配信されるほか、ディズニーは会員継続期間に応じて壁紙やスタンプが配信されます。
有料版My Disneyのようなイメージです。
さらにコンテンツ内から関連動画としてTHEATERにリンクできる仕様になっており、ニュースと映画がリンクします。
キャラクターの情報を見たらついでにその映画も観るという新しいスタイルが生まれそうです。
今まで日本ではあまり見られなかった包括的なディズニーコンテンツのネットワークになります。

なぜ今?発表会を見ての感想(妄想)

ミッキー&ミニーも登場! ディズニー映画見放題サービス「Disney DELUXE」発表 – ウレぴあ総研ディズニー特集の取材で発表会に参加したので、その印象を。
今回のポイントはdocomoと組んだサービスなこと。
docomoの基盤を活かすことで、ドコモショップでのサポートなどのサービス運用が可能になります。
さらにdポイントとも提携し、ディズニーストアがdポイント加盟店になるという施策も。
au限定の「ディズニーパス」とは異なり、docomo以外のユーザーも加入できるのがd+サービスの特徴です。

質疑応答でも複数の会社が質問していましたが、今年中に「Disney+」(本国ディズニーが立ち上げる動画配信サービス)が予定されており、このタイミングでdocomoと動画配信サービスを始めるのは謎。
発表会では「Disney DELUXEとDisney+は別物」と発言されており、どうやら競合する立場になりそうです。
ここからは完全に妄想。
Disney+は本国ディズニーの大本命プロジェクトで、技術的には全世界共通基盤で運用されるのでしょう。
となるとDisney+が日本上陸しても実質本国が運営しており、WDJはサポート役となり、独自仕様や利益を得られない立場になるのではないでしょうか。
そう仮定すると、Disney+に席巻される前に日本独自の動画配信を初めて、日本のファンを囲っておきたくなります。
発表会では「20年以上のパートナーであるdocomo」「docomoとのパートナーは変わることがない」と発言しており、少なくともDisney+上陸でdocomoが切られることはないでしょう。
印象的だったのは「Disney DELUXEが日本のファンとWDJとの独特の関係を進化させる」という発言でした。
日本のディズニーファンが独自の楽しみ方をしている重要なマーケットであることは過去のD23 Expo Japanなどでもしきりに発言されており、WDJ内では他国との大きな違いとして捉えている印象です。
となると、日本向けの独自コンテンツに注力し、Disney+と競合した時に勝てるコンテンツを作る戦略と考えられます。
だからこそ動画配信とそれ以外のアプリを分けているのではないかと思います。
そしてdocomoのサポート基盤を用いて徹底的にローカライズを測るのではないでしょうか。
さらに、詳細はノーコメントでしたが「日本独自の新作を制作する」ことも明かされました。
ローンチのタイミングで作らないということは、Disney+がマーベルやスター・ウォーズの新作を投入する際のDisney DELUXE側の対抗策になるのではないかと思います。
具体的にはファイアボール4期とか。ファイアボール4期とか。
真面目に考えるとdocomoを活かしてTDRコンテンツをDisney DELUXEに投下すれば、まさに日本独特のファン層がDisney+よりDisney DELUXEを選ぶでしょう。
D23 Expo Japanで育まれた日本のディズニー各部署の関係が、本国からのDisney+という黒船襲来に対抗するため結実するなら、面白いことになりそうです。
ユーザーからするとDisney DELUXEとDisney+の二重課金になるのは避けたいですが、日本が本気で独自コンテンツを投入する姿も見てみたいです。
ファイアボールとか。ファイアボールとか。
そんな妄想でした。

どちらにせよ加入します。
Disney+が出るまでに手放せないコンテンツに進化できるのか楽しみです。

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