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 - 東京ディズニーリゾート  - by poohya

花園キリスト教会の「イースター」に関する質問にOLCが回答

花園教会 in 京都 ディズニー・イースターに関するオリエンタルランドからの回答文

4月29日、京都の花園キリスト教会が「ディズニー・イースター」に関して公開質問状を送付しました。
花園教会 in 京都 東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドにイースターにおける公開質問状を送りました。
これに対して、5月31日にOLCから回答があったそうです。

オリエンタルランドより「ディズニー・イースター」のイベントの企画・立案をされておられるプロデューサークラスの関係者の方々がお見えになり、約1時間半ほど、
・公開質問状をださせていただいた経緯、

・また教会としての考え、

・オリエンタルランドとしてのこれらに関する見解など、
双方の見解を明らかにしたうえで、これらの事柄に宗教と企業がどのように歩み寄れるのかを様々な視点より、共にお話しさせていただきました。

とのことで、実際にOLCのイベント関係者が足を運んで話し合ったそうです。
結果として、花園教会は今後、”信頼をもってあとは、ディズニーにお任せしたい”としています。

OLCからの回答文が掲載されていますが、その前提として「一番恐れることは言葉が人知れず、独り歩きしてしまうこと」とされています。
花園教会の該当記事を一読してから回答文について考えることが適切です。

公開質問とOLCの回答をまとめるとこのようになります。

質問1. 春を祝うイベントに「イースター」を入れた根拠
回答:世界各地にて様々な形式で祝われている「イースター」には”春の訪れを純粋に祝福するものも一般的に含まれている“と認識している。

質問2. イースターを育んだキリスト教の歴史性についてどのように考えるか
質問3. イベントにおいてキリスト教の復活祭であることを顧客に見せる意思はあるか
回答:OLCは特定の宗教に関する見解は持っていないため回答できない。

TDRにおけるイースターとは春の訪れを純粋に祝うもの。
(つまり全ての歳時記イベントは)特定宗教に依存したものではない。
また、特定宗教に関する見解は述べない。
という回答になりました、両者の面談がどのような内容だったかは分かりませんが、書面の上では今後も変わらずに続けていくというように読めます。

花園教会の該当記事では、「イースター」が「クリスマス」などと違う理由も説明されています。
クリスマス(キリスト生誕)は歴史的事実だが、イースター(キリスト復活)は証明できない事象。
そのため復活を信じることは信仰心に大きく関わると述べられています。

現在の「ディズニー・イースター」は宗教色を排除し、卵とウサギの祭りとなっています(TDSのイースター・イン・ニューヨークの方が”春の訪れを純粋に祝福するもの”に近いですね)。
ディズニー全体においてどうかと言うと、イースターを扱う作品は少なく、「くまのプーさん ルーの楽しい春の日」などが数少ないイースターを扱ったアニメ作品となります。
ここでも、宗教色を排除したお祭りになっており、TDL「ディズニー・イースター」に近い内容となっています。

今回はパークを運営するオリエンタルランドという企業の宗教観が問われました。
ディズニー社との関係が複雑な日本の事情もありますが、東京ディズニーリゾートらしい回答と言えるかもしれません。

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