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 - 駄話  - by poohya

Piari Jam “Happy Dixie Six”編を起こした

イクスピアリで館内放送され、podcastでも配信されているピアリジャム、昨年の12/20編がHappy Dixie Sixだったので、文字起こしてみました。
田:田中亜矢子(DJ)
善:外山喜雄
恵:外山恵子
 
田中亜矢子のPiari Jam Podcasting
田「田中亜矢子がお送りするPiari Jam Podcasting、ゲストをお迎えしました。
イクスピアリの街の中で何度もライブをしてくださっています、ジャズバンドのHappy Dixie Sixから、外山喜雄さんと恵子さんご夫妻をお迎えいたしました。
こんにちは、よろしくお願いいたします。」
善・恵「こんにちは~」
田「まずは、簡単に自己紹介を。ご担当の楽器とお名前からお願いできますか。」
善「えぇ、Happy Dixie Six、イクスピアリではね、Happy Dixie Six。外では外山喜雄とデキシー・セインツというんですけど、それのリーダーでトランペットとボーカルをやっています、外山喜雄です。」
田「はい、ありがとうございます。」
善「そして」
恵「はい、私は、バンジョーとピアノと、をやっております。それで炊事洗濯もやっております(笑)外山恵子です。」
田「はい、どうもありがとうございます。もうご夫妻という感じで、息もぴったりですけれども、あの今のお話にもちょっとありましたけどHappy Dixie Sixというのは、このイクスピアリ用のバンドのお名前・・・」
善「そうです。」
田「ということなんですね。とってもなんか・・・」
善「付けていただいて」
田「あ、そうなんですか。」
善「とってもでもね、いい名前だな、と思って。」
田「ねぇ、こうみなさんのグループの雰囲気から名前が付いたということで、ハッピーなね明るいバンドという風にうかがっています。
あの今もね、お話いただきましたけれども、先程はちょうど公演は2階のエントリープラザ・・・」
善「そう、1回目、エントリープラザでね。」
田「はい、イクスピアリの入り口のちょうど噴水の前辺りでしていただいていました。」
善「もう子供さんもいっぱい集まって楽しかったですよ。」
田「すごく近いですよね、距離が。お客さんとの距離が。
でもなんか、あの、外山さんはそういう、こういう外でずっとなさることは慣れていらして。」
善「うん、もうね、東京ディズニーランドで23年やってましたから。」
田「ねえ、もう、お子さん達が出てこようが全然動じない」
善「そう、やっぱり楽しくてね。それが楽しみで。」
田「一緒になんかお子さんも混ぜて、ちょっと演奏を楽しんでいただいたりとか、そういうライブスタイルをとっていらっしゃって。」
善「そうですね、うん。
けっこう本格的なジャズやってるんですけど、小さい子供からお年寄りまでみんな楽しんでいただける。
で、生の演奏でしょ、ねぇだからとっても楽しいし、僕らも楽しんでいただけるから嬉しいですよね。」
田「ねぇ。ジャズにあまり馴染みがなかった方でも、あっ難しいのかな、と思ってしまいがちですけれども、そういう聞いたことのない音楽のジャンルは。
でもなんか楽しくみんなで盛り上がれるんだ、というところがね、お子さんも喜んでいらっしゃるんじゃないかなと思いますけれども。
もうイクスピアリでは、去年(2009年)の12月から、かなりな数でご出演していただいてるんですけどね。」
善「そうですね。去年の12月から毎回ね」
恵「もう毎週、やらせていただいて、クリスマスの時も。」
善「で、それから、寒い時期ちょっとお休みして、あと月3回くらいのペースで。
今年(2010年)の11月はちょっと多いんですけれど、そんな感じでやってますね。」
田「いつもお外でやられる時ってイクスピアリはやっぱりちょっと雰囲気違いますか?」
善「うん、やっぱり違う。」
田「どんな雰囲気でしょう?」
善「やっぱりね、やっぱりディズニーの、ディズニーリゾートの雰囲気になってますね。
うん、だからディズニーランドで長くやってて、中で感じるお客様の、なんていうのあの、楽しくなっちゃってる、気分がね、高揚している、そういう感じがありますよね。
だから、例えば渋谷の路上とか、まぁあんまり僕ら渋谷はやったことないけれど、新宿とかね、たまにそういう仕事もあるけれども・・・」
田「屋外ライブの・・・」
善「ちょっと違いますよね。そっちよりもここの方が気分がみなさん、楽しい!っていう、リゾート!って、いやリゾートじゃないな。うん・・・」
恵「やっぱしね、夢の国の一部だっていう・・・」
善「そう、ディズニーの魔法にかかってる」
恵「そう魔法の・・・」
田「もう笑顔が溢れてる場所なんですよね。」
恵「笑顔が溢れてるんですよね。」
善「だからやりやすいっていうかね、僕らもやってて楽しい。」
田「選曲なども、やはりちょっと違うんでしょうか?他の屋外ライブとは。」
恵「やっぱり、若い家族連れ、小さい方から、それからお年寄りまで、もういろんな全部の人達いらっしゃるので。
でも、このジャズのリズムって、こう、曲が分からなくても、なんか直に伝わるみたいで、みなさん本当に自然に体を動かして、本当ににこにこして、笑顔で聞いてくださっていて、私達もその笑顔からまた、元気を貰って演奏してますけど、すごい楽しいです。」
田「あぁそうですか~。お二人のね、お顔がこうちょっとこう、もう本当に笑顔がこぼれるばかりなのがとてもよくわかります、そうですか。
あの、普段のお話をちょっとね、うかがいたいんですけれども、いつもはどういった場所でこういった屋外はもちろんおありでしょうけれども、どんな場所でされてますか?」
善「いつもはねあの、ジャズのライブとかコンサートそれからツアーとかね、海外のツアーもあるし。
そういうのもやってるんですけれどもあの、一番レ ギュラーでやっているのはこの近辺で近いのはね、新浦安のオリエンタルホテルの地下にねHUBっていう店があって、そこではね、毎週金曜日の夜、 Friday Jazzということでやっているんですよ(新浦安店|英国風パブ HUB )。8時からね10時ごろまでね、毎週。」
田「そちらはかなり大人のお客様?」
善「そちらはそうですね。ジャズライブみたいなね。」
田「ジャズをもうかなりご存知の方も・・・」
善「でも楽しさは結局同じような感じですよ。」
恵「同じような感じ。」
田「あっそうなんですか、ハッピーな感じで。」
善「ハッピーで。ただ名前Happy Dixie Sixじゃないけど。」
田「ハッピーな感じで。
メンバーはみなさんで6人?」
善「そうですね。」
田「Sixなだけに。
どんな方が他にはいらっしゃるんですか?」
善「もうジャズ界のベテラン揃い。で、ディズニーランドもこのメンバーでは一緒に10年くらいやってたんで、みんなこういう仕事好きで。」
田「そうですか。じゃあもう中では選曲なども、ほとんどみなさん意見は違わず、すぐに決まるような、息のあった感じで。」
善「そうですね。楽屋でもしょっちゅう練習して楽しんでね、やってますけどね。
年にいっぺんはニューオーリンズの子供達にね、ジャズの故郷でしょ、僕達若い頃にジャズの修行をしたんですよね。
そこに5年間お世話になったんで、恩返ししたいと思って、楽器をね子供達にあげてるの。
みんな楽器が無いんですよね、ジャズの故郷なのに。」
田「ジャズの故郷だと小さい頃から学校などで授業でありそうな気がしますが。」
善「と思うでしょ。全然ないの。もう楽器なんか壊れたような楽器しかないし。
あとは黒人の人たちの学校なんかはね、本当にほったらかしで、格差がす ごいんですよ。
だからそういう所で僕らはお世話になったから、もう15年やってるんですけど、760本くらいね、日本通運が助けてくれて、送ってくれるん で。」
田「トランペットですとか・・・」
善「トランペットとかねクラリネット、サックス、あとドラムを贈ったこともあるね。」
田「えぇ~すごい」
善「ドラムセットをね、だからそういうのをね、毎年一回持っていくんです、ニューオーリンズで。」
田「ご自身たちで運ばれるんですか?」
善「そうです、ジャズフェスティバルが、ルイ・アームストロングのね。
僕は日本のサッチモと言われてまして。向こうでね、ジャズフェスティバルに出るついでに楽器を持って行くんです。だからそのメンバーいつも一緒に行くんですね。」
田「私の方からご紹介させていただこうと思っていたんですけれども、実は外山さんは、もうルイ・アームストロング、ニックネーム サッチモですけれども、ものすごく演奏スタイルからお声からそっくりだということで、日本のサッチモとして。」
善「今は似てませんけどね、似せると似るんです。」
田「技ですね。」
善「Oh yes って。(サッチモ声で)」
田「おぉ本当だ!
とってもルイ・アームストロングって、私あんまり詳しくなくてあれなんですけれども、ちょっとお顔が強面なイメージで、外山さんはすごく優しいお顔なので、ちょっとサッチモというのが雰囲気がいまいちピンとこなかったんですけれども、豹変するわけですね。」
善「ちょっと、ちょっと、今後はサッチモで・・・(サッチモ声で)」
田「あ、いいです。外山さんがいいです。
ということでね、なのでこのサッチモ・サマーフェストというのが毎年あるそうなんですけれども、2003年からは7回連続で招待をされて、いつも出られていたということで。
そちらの方は恵子さんもずっと一緒に行かれていたんですか?」
恵「えぇ。私も、今から40年位前にニューオーリンズに一緒に主人と行きまして、それ以来ニューオーリンズには毎年行ってますけど、このフェスティバルも本当に特別な、サッチモフェスティバル。」
田「もうニューオーリンズの方にも、外山さんはそういう意味では、あっ日本のサッチモが来たみたいな感じなんですか?」
善「うん、最近そうですね。」
田「ファンの方というか、コアな方が多いでしょうから。外山さんもそういう意味ではね、お待ちかねの感じで毎年行かれると、ライブもお待ちかねの方が多いんじゃないですか?」
善「そうですね、僕達は5年間住んでた、今から40年前ですけどね、本当に写真もすごく撮ったんですよ。
そうしたらその写真が結構良く出来ていて、最近写真集が出たんですね、『聖地ニューオーリンズ聖者ルイ・アームストロング』(聖地ニューオリンズ聖者ルイ・アームストロング―私達の想い出ジャズとサッチモの故郷1968~1973)というね写真集なんですれども。
それの表紙にルイ・アームストロングの名前が使われているんですけれども、それをフェスティバルにプレゼントしたら、もうすごく気に入っちゃって、それがねそのデザインがそのまんま向こうのポスターになってるんですよ。
だからもう毎年3年間僕らの写真集の表紙が、表紙をちょっと字を変えて、そういう風になっているんです。」
田「じゃあもうミュージシャンであり、ちょっとカメラマンでもあるような捉えられ方をされているんですね。」
善「だから、外山っていうのもけっこう、まあ歓迎されて、楽器も持っていくしね。」
田「お子さん達もそんなね、700以上の楽器を贈られているということなので、かなりもうね、喜ばしいことですよね。」
善「で、今あれじゃないですか、小学校とか中学校の時とかに楽器をやってたけど、入試だとか勉強だとか忙しくなっちゃってね、吹かなくなっちゃったけど、なかなか楽器って捨てられないから・・・」
田「そうですね、高いですから。」
善「ねえ、それで吹かないんだけど、思い出もあるし。それがきっとタンスの上に寝てるんでしょ。」
田「はい、ありますね。」
善「タンス楽器と言うんですけど、そういう楽器をね、できたらジャズの故郷の子供達にあげませんか、っていうね。
それはね、向こうは銃の犯罪が多いでしょ、麻薬も多いし、子供達が殺されたり色々大変、日本とは全然違う状況。
で、ルイ・アームストロングも子供の時に、銃を発砲して、少年院に入れられてそこでトランペットに出会うんですよね。
だから、そういうことをニューオーリンズの人達は、アメリカの人達も思い出してもらって、銃を楽器に変えようよっていうのが趣旨だったのね。
それでもう16年やっているんですけれど、そういうのだんだんね、向こうにも浸透してきて、日本からそういうことをやっていってるからね、だから今向こうでもそういう団体ができてきているんですよ、影響受けてね。」
田「じゃあ是非タンス楽器をお持ちの方は外山さんまでご連絡を一報いただければと。」
善「そうなんですよ、黒人の子供達が吹いてくれますからね。」
田「まだまだお話伺いたいんですけれども、もうなんだかお時間があっという間にきてしまって。
最後に、外山さん、お二方からみなさまにメッセージを一言ずつお願いしたいんですが。まずはでは、喜雄さんからお願いできますか。」
善「ええ。やっぱりね、イクスピアリって雰囲気がね、素晴らしい。ディズニーリゾートの雰囲気。そこで是非、私達の楽しいジャズ、一緒にねお客さんも参加していただくような、子供さんに指揮してもらったりね、そういうのもありますから、是非いらしてください。」
田「体で感じられるライブを。じゃあ恵子さんもお願いします。」
恵「本当にイクスピアリで演奏していると、皆様の顔が本当に楽しい顔をしていらして、私達も本当に、皆様からも楽しさをいただいて演奏しています。是非、私達の演奏を聞きに来てください。」
田「はい、どうもありがとうございます。なんかお二人とお話して、私もちょっとなんかハッピーな気分に、今日はさせていただくことができました。ありがとうございます。
今日は、ゲストにジャズバンドのHappy Dixie Sixから外山喜雄さん恵子さんご夫妻をお迎えして、お話を伺いました。どうもありがとうございます。」
善・恵「どうもありがとうございます。」

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