- 駄話 - by poohya
現代に生きる――ディズニーランドという聖地
dpost.jpポッドキャスト第64回の、マチコマさんのコーナーのあと、プレイリスト話の前にちょいと出てきた本「ディズニーランドという聖地」
で、それが中三の国語の教科書に載っているという話(聖地をどうやって教えんだ?)につながったわけです。→学校図書:作品紹介
で、一体、環境共生をこの本でどうやって教えるんだ?ということで、行ってきましたよ本屋に。
教科書がふつーに本屋に売ってるって知りませんでした。この時期に。
教科書では、「現代に生きる」というところに載っています。
最後から2番目の文章です。卒業間近ですね。
気になるのが、文章のどの部分が載っているのか、筆者の加筆訂正とはどこか。
というわけで、そこをまとめました。
ディズニーランドという聖地 (岩波新書)の、
第二章 異才ウォルト・ディズニー p.75 l.9の、「ウォルト・ディズニーの少年時代のわずか…」 から、第二章の終わりまで
○削除部分
- p.76 l.11 「泥が農民の敵であったということは…」の一段落
- p.77 l.8 「ウォルトの兄ロイは…」の一文
のみ。
あとは、漢字がひらがなになっているものとふり仮名だけです(ここは教科書なので仕方ないでしょう)
意外と修正部分が少ない印象です。もしかしたら、「地球上で一番幸せな場所」→「地球上でいちばん幸せな場所」のような部分が訂正箇所なのかもしれませんが。
そして、問題。
- この文章を読んで、よく理解できなかった箇所に線を引き、互いに話し合って理解しよう。
- 「文明とは泥とほこりを征服し……愛情は消失する」(p.76 l.7~l.9部分)とあるが、この指摘と関係する以下の問題について具体的に考えよう。
①日本の私たちの暮らしぶりと発展途上国の人々の暮らしぶりについて。
②「日本の伝統的な造園」(p.79 l.4~l.5)の世界と、ディズニーランド的な世界との相違について。
- 次の部分はどういうことを意味しているのか、身近な例を挙げて話し合おう。
「ディズニーランドの非日常世界は……今や確実にディズニーランドに近づいてきているのである。」(p.81 l.8~l.10)
ちなみに、この「現代に生きる」の部分では、「言葉の共有」という文章と共に載っているようです。
で、巻末付録の「学習の目標と評価について」によると、
学習目標:二つの文章を読んで、社会や人生についての認識を深める。
学習活動・学習内容:ディズニーランドを取り上げた評論を読んで、自分たちの文明社会の状況について理解を深める。
関心・意欲・態度:社会や人生についての認識を深め、自分の卒業というものを自覚的に考えようとしている。
読む:文明の特質を論じた評論を自分なりにおもしろく読むことができる。
関心・意欲・態度と読むが何なのかよく分かりませんが、とにかくそういうことだそう。
本文に「ストーリーブック・ランド」とか普通に出てくるから、ディズニーランドというものが舞浜にしかないものだと思っている人(絶対いると思う)には???になるような気もするけど…
あ、あと現中三(元でも良いけど)で、「ディズニーランドという聖地」の授業を受けたという方はご一報を。