シナモンとプーが住む世界

続き

サンリオキャラクター大賞が始まりました。
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2020年サンリオキャラクター大賞

そういえば、サンリオのシナモンが好きになったのはTwitterからでした。
彼のTwitterでは、現実世界で雨が強い日はシナモンの町でも雨が降っていたり、風が強い日はシナモンも飛ばされていたりします。
自分の住む世界とシナモンの住む世界が繋がっているようです。
シナモンを好きになった頃から、「サンリオキャラは隣町にいそうな感覚があって好き」だと言っていました。

好きな風景と同じ構図だったんですね。
トロリーショーやボードウォークはファンタジーの隣町を作りそこに遊びに行けるようになっていますが、シナモンのTwitterはファンタジーが現実世界の隣町に引っ越してきてくれるようです。

現実世界とファンタジーの間にあるような世界にいたいんだと気付くと、ある言葉を思い出しました。
「さまざまな次元がゆるやかにオーバーラップした世界」
これは、プーの世界観について最も的確に表現していると思っている言葉です。

「有鄰」546号、英文学者の安達まみさんの「『くまのプーさん』生誕90周年に寄せて」より
“プーとはなにものなのか。複数の次元において曖昧である。なんといってもくまなのに、本物ではない。ぬいぐるみである。ミルンの息子クリストファーは、ハロッズで両親が購入したぬいぐるみのくまを与えられた。ところが、E・H・シェパードの挿絵に登場するくまは、このくまではなくシェパードの息子のくまらしい。さらに、物語でプーの兄貴分を演じるクリストファー・ロビンは、息子をモデルにしているが、クリストファーそのひとではない。生身のクリストファーとぬいぐるみの動物たちが、なかば現実の森でくりひろげる屈託のない遊びの世界とみえて、じつはそうともかぎらない。ほのぼのとした印象に包まれて、さまざまな次元がゆるやかにオーバーラップする物語なのだ。”

『プーと大人になった僕』でわかりやすく表現されていますが、100エーカーの森と現実世界は地続きながら別次元にあるのです。
僕はプーが好きですが、別に100エーカーの森の誰かになりたいわけではなく、それを見守る位の立ち位置が味わえるのがプーの魅力だと思っています。

好きな風景、好きなショー、好きなキャラクター。
全て「ファンタジーの隣町に住みたい」という気持ちに通じていました。

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