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 - 海外パーク  - by poohya

アナハイム「エレクトリカルパレード」50周年でフィナーレフロートをリニューアル


ディズニーランド・リゾートで、コロナ休園以降しばらく休止が続いていた夜のエンターテインメントが再開されます。
ディズニーランドでは、花火Disneyland Forever、パレードとしてメインストリート・エレクトリカルパレードが4/22に復活。
ファンタズミック!は5/28再開です。
DCAではWorld of Colorが4/22に再開されます。

メインストリート・エレクトリカルパレードがこのタイミングでまさかのリニューアル。
1972年にスタートしたパレードは、今年で50周年ということで節目の再開&リニューアルとなりました。


フィナーレのフロートが、ディズニーとピクサーのアニメーションキャラクターを中心としたフロートになります。
キャラクターはメアリー・ブレア風の人形で、イッツ・ア・スモールワールドのような世界観で、日本のエレクトリカルパレードに近付きそう。
118フィートの長いフロートで、一番後ろには眠れる森の美女の城が連なります。
どうやら従来のアメリカフロートをベースにリニューアルしているようです。
まああれどういう気持ちで見ればいいのかよくわからなかったしな。

フロートは、先頭でブルーフェアリが再登場。
続けて、メリダ、ヘラクレス、ミゲル、ティアナ、モアナ、ムーラン、ポカホンタス、アナとエルサ、ラーヤ、モーグリ、アラジンとジャスミン、そしてミラベルとアントニオ。
実写も含めると新しいキャラクターが揃っています(ヘラクレスとポカホンタス以外)。
キャラクターは人形で向いている方向が固定されているため、左右どちらから見ても違う楽しみがあるとのこと。


ところで、ディズニーランドでは2022年2月末にパレード「Magic Happens」がスタートして、2週間で休止となりました。
このパレードは昼夜2回公演で、初めから夜を想定したライティングが行われていました。
今回Magic Happensについては一切触れられないままエレクトリカルパレードが復活し、しかもリニューアル。
Magic Happensは2週間だけ人々が見た幻覚だったのか…というほど先行きが不安です。

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オウル役声優 上田敏也さん死去

声優の上田敏也さんが2月8日、88歳で死去しました。
【訃報】弊社所属俳優 上田敏也 儀 令和4年2月8日 88歳にて永眠致しました。尚、葬送の儀につきましては、ご遺族の意向により親族のみにて執り行われました。ここに生前中の御厚誼を深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。:株式会社81プロデュース‐声優プロダクション

上田さんは『くまのプーさん 完全保存版』から、オウルの声優を担当。
初代オウル声優として活躍を続け、最新となる2018年『プーと大人になった僕』までオウルの声を務めました。

プー関係の声優は、2013年にプーの亀山助清さん、イーヨーの石田太郎さんが亡くなり、声優交代が続いています。
イーヨー声優は、これまで歌唱部分の吹き替えを担当してきた石塚勇さんに交代となりました。
オウルも2011劇場版や『プーと大人になった僕』で歌唱部分のみ福沢良一が吹き替えてきました。
2代目オウル声優として福沢良一さんが活動されていくのではと考えられます。

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くまのプーさんミュージカル、3〜6月シカゴへ、6,7月は再びブロードウェイで公演

2021年10月にオフ・ブロードウェイで開幕したミュージカル「Winnie the Pooh: The New Musical Stage Adaptation」
くまのプーさんをミュージカル化「Winnie the Pooh: The New Musical Adaptation」オフブロードウェイで2021年10月から|舞浜横丁

オフ・ブロードウェイでの公演を終え、3/15からシカゴで公演されます。
さらに6/18〜7/31は再びオフ・ブロードウェイでの公演が行われることが発表されました。

シカゴ公演は3/15〜6/12の3ヶ月間。
その週のうちにニューヨークへ凱旋し、夏休みの6週間、6/18〜7/31に再びオフ・ブロードウェイのロウ劇場で公演されます。

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 - 映画  - by poohya

実写版『チップとデールの大作戦』予告編公開

実写版『チップとデールの大作戦』の予告編が公開されました。
Disney+オリジナル映画で、5/20配信。日本は未発表です。

TVシリーズ「チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャース」の実写版映画です。
実写とアニメーションの合成になるくらいしか情報がない状態から、予告編を見てびっくり。
想像を遥かに超える攻めた内容の予告編でした。

予告編は、TVシリーズがヒットしていた時代からスタート。
テレビに映る「チップとデールの大作戦」オープニング映像と、テーマソング。
メタ的な視点であることがわかります。
チップとデールグッズが並ぶ部屋。日本のグッズも見つけられます。
そしてレスキュー・レンジャーの姿が登場。パーティーイベントのようで、実写の人間との合成映像が出てきます。
さらにロジャー・ラビットや3匹のこぶたが現れることで、わかりやすく「ロジャー・ラビットのような合成の世界観」であることが示されます。

映画のメインとなるのは、それから30年経った世界。
3DCGのデールが現れ、2Dアニメーションのチップとモンタリーに対して「CG手術をした」と言います。
危ないチーズが蔓延っている模様?で解決のために、レスキュー・レンジャーを再結成する話のようです。
チップとデールすら会うのは久しぶりのようで、その時点でモニタリーも登場。
予告編の途中にはお馴染みの飛行船にジッパー、さらに運転席にはうっすらガジェットの姿も見えるので、レスキューレンジャーは割と早めに揃うのかも。
ちゃんとレスキュー・レンジャーとしての活躍もありそうで嬉しい限りです。ダックテイルズ打ち切りしなければ良かったのに。

当時の写真として出てくるのは、レスキューレンジャーのメンバーとシンデレラ城。
さらに「ファンコン」というコミコンのようなイベントでは、インディ・ジョーンズなど他作品も登場。
そしてマイ・リトル・ポニーなど他社作品まで参加し、まさにロジャー・ラビットのような世界観です。
かなりカメオ出演と小ネタの多い作品になりそうで、昔の人気作品を配信向けに映画化する企画として非常に面白そうです。D23 Expoと時期被せれば良かったのに。

ただ単なる他社キャラカメオの小ネタ宝庫映画にとどまらないのが、実写合成映画としての新しさ。
冒頭でロジャー・ラビット的であることを示していますが、ロジャーから進化したのはCGがあること。
2Dアニメーションのロジャー対実写の人間という構図だったのが、2Dアニメーションのチップ、3DCGのデール、実写の人間と、間に段階ができています。
ロジャー・ラビットでも2Dアニメーションの人間が存在しましたが、今回はそれに加えて日本アニメ的な人間もいて、2Dも際立っています。
さらに最近の映画は、リアルなCGは「実写」に含めてしまい、人間が演じる実写映画でもCGが多用されています。
そんな中で2Dから「CG手術」を受け3DCGになるキャラクターは、アニメーションと実写の境界が曖昧になっている現代の合成映画として面白いポジションになりそうです。

2Dアニメーションと我々が住む3D世界の境界が曖昧になるのは、WDWにオープンした「ミッキーとミニーのランナウェイ・レールウェイ」で感じた体験で、このアトラクションは「2.5D」と呼ばれる仕組み。
アニメーション「ミッキーマウス!」のミッキーがマッピング映像で登場するものの、アニメーションのミッキーがそのまま立体化したようなアニマトロニクスも登場し、次元が曖昧になります。2Dにいるミッキーと、3Dにいるゲストが、「2.5D」にお互い歩み寄ってきたような体験でした。
この技術が今回の『チップとデールの大作戦』の世界観とうまく融合すると、既にすごい「ミッキーとミニーのランナウェイ・レールウェイ」が更に大化けしそうだと思いました。

「ミッキーとミニーのランナウェイ・レールウェイ」は、アナハイムではトゥーンタウンに建設中ですが、トゥーンタウンはロジャー・ラビットの世界観がベースになっています。
つまり、今回の映画とも世界観が非常に近いはず。
さらに「ガジェットのゴーコースター」もあるので、相性は抜群です。
ロジャー、レスキュー・レンジャー版ランナウェイ・レールウェイ、ガジェットと、2D×3Dの世界観で統一したトゥーンタウンになるのも面白そうだと思いました。
アニメーションのキャラクターがこの世界に存在すると感じさせるような世界観がディズニーランドにあれば、ギャラクシーズ・エッジなどのリアルな世界とはまた別の夢と魔法を与えられそうな気がします。
アナハイムのトゥーンタウンは違う方向でリニューアルが進行しているので、東京でいかがでしょうか。

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 - パーク外  - by poohya

劇団四季「美女と野獣」舞浜アンフィシアターで2022年10月から公演

ディズニーミュージカル『美女と野獣』 新たな演出で、舞浜アンフィシアターにて2022年10月開幕!|最新ニュース|劇団四季

劇団四季が舞浜アンフィシアターで「美女と野獣」を公演することになりました。
ディズニーが初めてミュージカルに進出した作品である「美女と野獣」。
日本でも劇団四季により各地で公演されてきましたが、東京ディズニーリゾートで長期公演が行われます。

発表会見はディズニーアンバサダーホテルでおこなわれ、劇団四季に加えOLCも登壇。
偶然にも両社の社長が吉田さんでした。
今回は、OLCから劇団四季に声を掛けて実現したとのこと。
ミュージカル版「美女と野獣」は実写映画要素を混ぜたアップデート版などバージョン違いが存在していますが、今回は上海ディズニーランド版を導入。
ベルのソロ「A Change in Me」などが追加される一方、上演時間は30分程度短くなるそうです。
また、舞浜アンフィシアターはその名の通り半円型の劇場ですが、一部座席を潰してプロセニアムを建て、ステージを横長に拡張するとのことです。
舞浜アンフィシアターのHPでは、「舞浜アンフィシアターは劇団四季の長期公演開催に伴い、2022年6月以降、新規の予約受付を休止させて頂きます。」と記載されており、公演の4ヶ月前から準備が行われ、無期限ロングランとして始まるようです。

単発イベント箱から長期公演劇場へ

舞浜アンフィシアターは2008年10月「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」としてオープン。
オリジナル演目「ZED」の専用劇場として、公演が行われていました。
しかし東日本大震災での休演、学校団体の減少を受け、2011年末で終了。
その後、舞浜アンフィシアターとして箱貸し業に転換し、2,000人規模の会場で都心からの距離に対して安めの価格設定と、割と人気の会場になっていました。
ディズニーと無関係な公演がほとんどですが、D23 Expo Japanや年末のディズニー・オン・クラシックなどディズニー関連のイベントも行われました。
今回OLC側から動いたということで、かなり割引して貸すことが想像できますが、不安定な箱貸しよりもロングラン公演でディズニーコンテンツを行う方が良いと判断したのでしょう。

パークとのセットチケットも構想

そもそも東京ディズニーリゾートにシルク・ドゥ・ソレイユを誘致したのは、日帰りゲストが多いことに対して「滞在型リゾート」を目指していたためで、パーク+シルク・ドゥ・ソレイユで2,3日滞在してもらうことを狙っていました。
しかし、日本でディズニーとシルクの親和性を見る向きは少なく、観劇のために1日費やす文化もまだなく、目論見はいまいち達成できず。
終了理由にも挙げられていましたが、結局学校団体鑑賞(つまりパーク関係なく日帰り)に支えられている形でした。
末期にはZEDのチケット+1,000円(マチネ)や+500(ソワレ)でパークに入れるプランも導入していました。
今回、「美女と野獣」でもパークとのセット販売の構想もあるそう。
テコ入れ策ではなく最初から計画しているということは、ワンデーパスポート+観劇チケットというしっかりした枠組みや、あるいは「美女と野獣“魔法のものがたり”」乗車+観劇のバケーションパッケージといった枠組みが考えられます。
ディズニーの中でも「美女と野獣」という非常にわかりやすく近年の東京ディズニーランドと相性が良いコンテンツになり、パターンの選択肢は増えそうです。

ついに実現するか「滞在型リゾート」

シルク誘致時に誰もが頭によぎった「それ劇団四季呼べば良くない?」が巡り巡って実現したのは、震災とコロナで各エンタメが大ダメージを受けた結果というのも皮肉な話ですが、TDRの構成変化としてのインパクトは「ファンタジースプリングス」レベルでしょう。
これでランド+シー+劇団四季という2泊3日コースができれば、「滞在型リゾート」が本当に実現する可能性も感じます。
やたら便利な商店街になりつつあるイクスピアリ、ベイサイドステーション側で充実するホテル群と、数年前からは想像できなかった姿になっているTDRに対し、大きなインパクトになりそうです。
パーク+1日というリゾートになった時、2時間強のミュージカルに何をプラスして1日にするのか、各ホテルやイクスピアリが動くでしょうし、さらなる開発が起きるかもしれません(シネマイクスピアリにIMAX作ってほしい)。
当面はパーク2.5日+ミュージカル0.5日というスタイルを目指すことになりそうです。
となると10月までには複数日のパークチケットを復活させ、3,4日の「マジックパスポート」(3日目以降のパークホッパーチケット)を再開させておきたいところ。
ファンタジースプリングスがオープンしたら、シーは1.5日が一般的なプランになるかもしれません。

ところで、「美女と野獣」がロングランになれば、東京周辺で行われる劇団四季のディズニーミュージカルは「ライオンキング」「アラジン」「アナと雪の女王」「美女と野獣」と4本が同時にロングラン上演されている状態になります。
日本はディズニーパークだけでなく、コンサートや展覧会などディズニー関連イベントの多さが世界でも特殊な量になっていますが、ミュージカルとしても東京が世界最多の都市に。
さらに2022年は「メリー・ポピンズ」と「ノートルダムの鐘」が渋谷と横浜で公演があり、しかもブロードウェイやウエストエンドとも違いパークもある、異常なディズニー都市になっています。
あとはディズニークルーズラインが来れば完璧です。来い。

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