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「 海外パーク 」 一覧

 - 海外パーク  - by poohya

スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジは6月オープン エリア詳細も明らかに

BARRON’Sがボブ・アイガーCEOへのインタビューとギャラクシーズ・エッジ建設現場への取材を行いました。

Disney’s Bob Iger Talks Streaming, Park Plans, and Learning From Kodak – Barron’s
アイガーへのインタビューは主にストリーミング(Disney+)に関連する話ですが、後半でパークについても触れられています。
その中で、「When Star Wars opens in Anaheim in June and in Florida later in the year」という発言が。
スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジはアナハイムが「夏」、フロリダが「晩秋」とアナウンスされていましたが、アナハイムのオープン時期がより具体的になってきました。
Barron’sは別途ギャラクシーズ・エッジの記事でオープン時期を「6月上旬」(perhaps by early June)と報じています。
ちなみに、最近のアナハイムのアトラクション追加は、2017年(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!)が5月27日、2018年(ピクサー・ピア)が6月23日でした。


Here’s a Sneak Peek of Disneyland’s New ‘Star Wars’ Attraction – Barron’s
現地レポートでエリアの詳細も明らかになっています。
ギャラクシーズ・エッジの舞台となるのは惑星バトゥー(Batoo)のBlack Spire Outpostというエリア。
モロッコやイスタンブールを参考にエイジングが施されているとのこと。
ギャラクシーズ・エッジは古代の木々が石化した塔が印象的ですが、実際に南カリフォルニアの木を使っており、取り替えるのに9,000ドルかかる代物だそうです。

「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」は、ミレニアム・ファルコンに乗ってミッションに挑むアトラクション。
操縦席だけでなく
海賊ホンドー・オナカーがチューバッカからミレニアム・ファルコンを借り、ゲストに運転を任せます。
ゲストは6人でチームとなり、宇宙船でのミッションに挑みます。
マルチストーリーでゲストの動きがリアルタイムで反映されるとのこと。

「ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は、レジスタンスとファーストオーダーの戦いに入り込むアトラクション。
レジスタンスが対ファーストオーダー作戦の基地として作り変えた寂れた部屋を通ってライドへ。
トラックレスライドに乗車するゲストは『フォースの覚醒』でレイが体験したようなカイロ・レンからの拷問を受けることも。

他に「オガのキャンティーナ」ではディズニーランド初のアルコールを提供。
座席は少なく、ほとんどのゲストは立ち飲み形式になるとのこと。
ショップでは、自分でカスタマイズしてオリジナルのドロイドを作れるそうです。
実物大のR2-D2も販売予定。

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 - 海外パーク  - by poohya

パリ第2パークでアナ雪、マーベル、スター・ウォーズエリアの大拡張計画発表


ディズニーランド・パリの第2パーク、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークで大拡張が発表されました。
アナと雪の女王、マーベル、スター・ウォーズの3エリアが新たに誕生します。
2021年着工。


マクロン大統領も言及

マーベルエリア

こちらは拡張というより改修。
D23 Expo Japanで発表されたロックンローラーコースターのアイアンマンリニューアル(2019年オープン)はエリア改修の第1弾でした。
アルマゲドン、モーターショーがマーベルアトラクションになるのではないかと思います。
現在のモーターショーの場所にはシールドの飛行機(BUS)のようなものがあります。
香港のマーベルエリアもシールドが絡むと言われていますが一緒なのか違うのか…?
アイアンマンが香港はスターツアーズ形式、パリはロックンローラー改装と考えると、残り2アトラクションが同じものになる可能性はありそうです。
一方、以前から噂されていた、タワー・オブ・テラーの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!」リニューアルは見送られた模様。
改修エリアでは、トイ・ストーリーエリアでもリトル・グリーンメンのアトラクション(WDWハリウッドスタジオにオープン予定のもの)ができるようです。

スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ

アナハイム、フロリダに建設中のスター・ウォーズエリアがパリにも誕生。

アナと雪の女王エリア

香港で建設予定のアナ雪エリアも誕生。
基本的には香港と同じ形の模様。
アナ雪エリアはパークゲート正面で、現在のスタジオトラムツアーがなくなり、奥まで道が整備されます。
スター・ウォーズはアナ雪の隣、マーベルとの間。
アナ雪エリアの前には大きな湖が誕生。
ここでショーを行うと予告されています。

香港と同じ形のアナ雪エリアですが、どちらも水路形が整っていることが伺えます。
香港発表時に香港ディズニーランド大拡張発表。どうなるTDSアナ雪エリア|舞浜横丁で書きましたが、香港はTDSで予定されていた「北欧」エリアが移転したと思われるもの。
このエリアが海ありきで計画されていた=TDS用だったかがより明らかになったように思います。

湖はEPCOTのような形で、かなり大きめ。EPCOT同様に湖を横断する船が走っています。
この無駄に広い湖がショーのためだけに作られるのか…右側の通路とかほぼバクステへの道だし…
湖とバックステージを結ぶ運河はアレンデールの横にあり、湖との境には跳ね上げ式の橋ができる模様。
規模からしても、ショーはWorld of ColorやReflections of Earthのような噴水かパイロメインのショーになりそうです。
先日、ディズニーランドの眠れる森の美女の城のナイトショー「Disney Illuminations」が終了し、ホテル前のディズニー・レイクでのRivers of Lightのようなナイトショーに切り替わるのでは?という噂がDisney and moreなどで伝えられました。
新エリアは2021年から建設なのでタイミングが合いませんが、プロジェクションマッピングに代わる演者を使わないタイプのショーが新エリアに来るのではないかと思います。

東京の新エリアのハードルがどんどん上がっていきますが、大丈夫なのでしょうか。

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D23 Expo 2017 パーク&リゾート講演まとめ

スター・ウォーズ・ランド


正式名称が「Star Wars: Galaxy’s Edge」に決定。
ディズニーランド(DLR)、ディズニー・ハリウッドスタジオ(WDW)共に2019年オープンですが、時期は異なりDLRが先にオープンします。
DLRは次回のD23 Expoの時点ですでにオープンしているとのことで、上半期にオープンの模様です。

アトラクションはスター・デストロイヤーとレニアム・ファルコンの2つ。
スター・ウォーズのキャラクターに会えるほか、キャンティーンのDJとしてスター・ツアーズのキャプテン・レックスが復帰します。

ミッキーマウス!アトラクション


ハリウッドスタジオに「ミッキーマウス!」のアトラクション「Mickey and Minnie’s Runaway Railway」が登場。
アトラクションのために作られた短編を元に、アニメーションの中とを行き来するGet A Horse!のようなストーリー。
新テクノロジーで、グラスをかけずに楽しむ「1 1/2D」映像が展開されます。
グレート・ムービー・ライドは2017年8/13でクローズ。

EPCOT改装


2021年のWDW50周年に合わせて拡張がかかっていない最後のパークEPCOTが変わります。


まずはフランス館にレミーのライドが登場。パリのやつです。
中国館のサークルビジョンも新映像になります。


そして、エレンのエナジーアドベンチャーがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに。
スター・ロードが幼少期にEPCOTにきたことがあるという設定が加わります。


ミッション:スペースには地球をソアリンのように見て回るコースが追加。
宇宙を見られる新レストランも登場します。

マジックキングダムにトロン&新シアター


マジックキングダムには上海のトロンが追加。
レースウェイ跡地、スペースマウンテンの隣に作られます。

さらにメインストリートUSAに新シアターも導入されます。

パリにマーベルホテル



パリのホテル・ニューヨークがArt of MARVEL仕様にリニューアル。
アイアンマンのアーマーの他、キャップのシールド、ロキの杖、ソーのムジョルニアなどが並んでいるイラストが公開されました。

WDW新ホテル&ゴンドラ




WDWにはスター・ウォーズのホテルが登場。


さらにカリビアンビーチにDVCの新ヴィラもオープンします。


そして、EPCOT、ハリウッドスタジオとアート・オブ・アニメーション、ポップ・センチュリーを結ぶゴンドラが登場。
ミッキーマウス!のデザインになります。

Uberのような個人移動車ミニーバンもアナウンスされました。

DLRにピクサー花火&DCAにPaint the Night


DLRでは2018年に新花火「Pixar Fest!」がスタート。
ピクサー・プレイ・パレードはディズニーランドに移動し、DCAにPaint the Nightが導入されます。

パラダイス・ピアがピクサー・ピアに


DCAパラダイス・ピアがテーマを一新し、来夏からピクサー・ピアに。
カーズ・ランドでは今年からハロウィーンが開催されます。

DCLが3隻追加

ディズニー・クルーズ・ラインのDisney Dream号では11月から実写版『美女と野獣』のミュージカルを公演。
さらにDCLは2021年と2023年に一隻ずつ追加の予定でしたが、2022年にさらに一隻追加されます。

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総括2016:世界最高のショーはクルーズにあった。Disney Dreams – An Enchanted Classic


会場のウォルト・ディズニー・シアターとなぜか仲良くなったトム(左)

昨年、香港のMickey and the Wondrous Bookを観て、現行世界最高のショーだと絶賛しました。
ラプンツェルとアリエルのデュエットにかなうものはありません。
しかし、今年ディズニー・クルーズ・ラインに乗り、真の世界最高のショーはここにあったと気付きました。
鑑賞後しばらく言葉が出ないほど感動した、ディズニーファンにとっての究極のショーです。

Disney Magic号を選んだ理由

今回乗ったのはDisney Magic号。
クルーズでは3本のミュージカルショーが上演されます。
Disney Magic号では、Tangled the Musical、Twice Charmed: An Original Twist on the Cinderella Story、そしてDisney Dreams – An Enchanted Classicが上演されています。
それぞれ1時間の濃密なミュージカル。
僕はTangled the Musicalが観たくてDisney Magic号を選んだのですが、思いがけず史上最高のショーに出会いました。
もちろん、Tangledも、Twice Charmedも素晴らしい作品でした。

定番「ディズニーの世界を巡る物語」なのに最高

Disney Dreamsは、ディズニーのショーでよくある、「主人公が様々なディズニー作品の世界を巡る物語」です。
様々な映画の名シーンを観られるので多くのショーがこの形式をとっていますが、この形式の問題点は、なぜディズニー作品の世界を巡っているのか脈略がないことです。
そこに対して、Disney Dreamsは他のショーにないアプローチを見せてくれました。それこそ、このショーが最高である理由です。

主人公への異常な親近感が伝えるディズニーの「夢と魔法」

主人公はエミリーという少女。
ディズニーが大好きで、部屋中ディズニーグッズで溢れています。
しかし、歳を経て子供心を失い、ディズニーの夢の世界は「夢の世界」での出来事であり、自分にはそんなことできないと考えています。
そんなエミリーのためにブルーフェアリーはピーターパンを遣わせ、彼女に自分の魔法を信じさせる、という物語です。

ここで重要なのが、主人公がDオタということ。
子供の頃からずっとディズニーが大好きで、ディズニーに囲まれて生きてきたけれど、本当の夢見る心、魔法を忘れてしまっている。
今までのどんなショーにもない、すさまじい感情移入をしてしまう主人公の設定です。

物心ついた時からずっとディズニーが好きで、何の話をしてもディズニーにたどり着き、頭の中で次々とディズニーの世界が展開できる。
けれども、何千回何万回と聞いてきた「夢と魔法」の本当の力を忘れてしまっていないか、あの頃の純粋な心は「夢と魔法」を感じていなかったか。
ずっとディズニーが好きで生きてきた自分にとって、自分がディズニーが好きな本当の理由は何かを心に問いかけてくれるようなショーでした。

ディズニークルーズの舞台ならではの演出

エミリーのためにピーターパンはエミリーに好きなディズニーの物語を語らせます。
ディズニーの物語を嬉々として語り、ピーターパンの力も借りながら自分の中の想像力を膨らませていくエミリーの前に、次々とディズニー作品の世界が現れていきます。
ディズニー大好きな女の子が語る、映画の名シーンの数々。
なぜディズニーの名シーンを旅するのかも理由は明白。
エミリーは、何度も何度も観てきたシーンの中にある「夢と魔法」にだんだん気付いていきます。

子供部屋の中で様々な世界が広がる様子は、舞台装置が大きく動かせない舞台ならではの表現。
エミリー自身の魔法で夢の世界が現れていく様子が描かれます。
アラジンと空を飛び、アリエルとPart of Your Worldを歌い、エミリーの夢の力はどんどんはっきりしていきます。
最後、ティンカーベルの魔法の粉がかかる演出も素敵でした。
ディズニーに囲まれた3泊4日の最後に、ディズニーいっぱいの空間で繰り広げられる、このシアターならではのステージです。

こんなに素晴らしいディズニーの世界、まさに「夢が叶う場所」での休日を楽しんでいますが、本当の「夢が叶う場所」は自分の心。
エミリーの部屋こそ夢が叶う場所だということをこの舞台が教えてくれます。

ディズニーの良さと再び向き合える最高の体験

幼い頃からずっとディズニーに囲まれて生きてきて、ディズニーがくれた力は何なのか。
心の中にある夢と魔法の力を改めて思い出させてくれる、本当に素晴らしいショーでした。
ショーが終わる頃には、星に願いをの音楽がまた変わって聞こえてきます。
クルーズからWDWに戻り、再び観たWishesはより強いメッセージを届けてくれました。

ディズニー大好きな主人公と一緒に、自分の魔法を思い出させてくれる、まさにDisney Magic号で楽しめる究極のショー。
素晴らしい最高の体験をさせてくれました。

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香港ディズニーランド大拡張発表。どうなるTDSアナ雪エリア

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香港ディズニーランドでかなり大規模な拡張が発表されました。

眠れる森の美女の城、建て替え

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冗談だろと言っていた噂は本当でした。
2019年、眠れる森の美女の城がリニューアル。
イラストでは既存のお城に増築しているようですが、一応日経は「建て替え」と報じています。
すごく上海っぽいステージと噴水もついて、すごく上海っぽいショーも始まります。
ディズニーランドでシンボルのお城の作り直しとかありかよ…

マーベルエリア

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ついにディズニーパークがこの手を使う時が。
2017年1月オープンの「アイアンマン・エクスペリエンス」に加え、バズを改装して新シューティングアトラクション、そしてオートピアを潰し、計2つのマーベルアトラクションが登場します。
バズ跡地が2018年、オートピア跡地が少し飛んで2023年です。それでも以前の「ありたい姿」の最終年度なんだよな…

モアナ新ショー

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2018年、アドベンチャーランドではモアナの新ショーがスタート。
フェスティバル・オブ・ライオンキングなくなる?と思ったら別の場所に新設のようです。
インタラクティブなショーということで、確かにゲストがモアナの横にいたり、波を持っていたりしています。
ジェダイ・トレーニングとかWDWベルの家みたいな感じ?インタラクティブすぎてよくわかりません。
プア(豚)もいる。

アナ雪エリア

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今回のメインの議題、世界初のアナと雪の女王エリア。
2020年オープン。
オーケンのソリのアトラクション(DCAのルイージやTDRのベイマックス形式と思われる)と、EPCOTのFrozen Ever Afterの2アトラクションが導入されます。
東京ディズニーシーではロストリバーデルタの横に「北欧」エリア開発が予定されていましたが、延期。
その隙に、まさかの香港に抜かされる結果となってしまいました。

地図でおさらい

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発表を地図でおさらい。
アナ雪エリアはファンタジーランドの奥に作られます。

東京の北欧エリアは何だったのか

単純に考えれば、東京の計画がとん挫して、それを香港に持って行ったのがこれということになります。
なぜ東京は世界初のアナ雪エリアを香港に譲ってしまったのか。
OLCの言い分としては、「アナ雪というコンテンツをより大きく展開するため、より広い用地での開発を目指して延期」したとのこと。
参考:東洋経済OLC上西社長インタビューから見る2020年以降のTDRの姿|舞浜横丁
この「延期」は最短でも2020年以降の開発計画になりますから、香港が世界最速のアナ雪エリアになることは間違いありません。
本来ならば「2023ありたい姿」で建設されるはずだった北欧エリア。
そのまま香港にスライドしたなら2020年オープンもおかしくありません。

イメージ図を見比べてみましょう。
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こちらが香港のアナ雪エリアのイメージ図。
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こちらが東京の北欧エリア。

配置変えただけでほぼ一緒じゃん…

シーの航空写真と香港の建設予定図を同縮尺で重ねてみました。
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これが「アラビアンコーストと同程度」の広さなのか…

OLCがアナ雪を延期させた理由は「広さ」です。
香港はOLCが納得いかない広さのまま作ることになります。
とすると、
アナ雪エリアを開発しようとするも、アトラクションは「オーケン(ルイージ式親子向けライド)」と「Frozen Ever After(ボートライド)」の2つだけになる。
それはコンテンツとして弱いのではないか…ということでより大きな計画(=新規アトラクション)を求めて延期。
というのが香港に世界初のアナ雪エリアを譲ることになった理由でしょうか。

そう考えると、ありたい姿時代の「北欧エリア」案は香港に渡ったものの、東京ではこれとはかなり違った形でより大きなアナ雪エリアが構想されているのではないかと思います。
それが動くころまでにアナ雪2がうまいこと当たっていればいいのですが…

パリ25thがソフトチェンジばかりな一方、香港は第2パークをあきらめたのか超大型投資。
USではスター・ウォーズランドが控え、EPCOTも開発予告、DCAもマーベル拡張の兆し。
パリは本当に大丈夫なのか、東京はどのような道をたどるのでしょうか。

まあとりあえず快適なレストラン環境の確保を優先してください。

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