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 - くまのプーさん  - by poohya

亀山助清さん死去

くまのプーさんの声優、亀山助清氏死去 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)

現在のプーの声優を務めていた亀山助清さんが26日午前、悪性リンパ腫による肺炎のため逝去されました。58歳でした。
プーの声優としては、2003年に亡くなった八代駿さんの後を継いで『ルーの楽しい春の日』から10年間活躍しました。

長編ではこの後の『はじめまして、ランピー!』及び『ランピーとぶるぶるオバケ』、そして2011年長編『くまのプーさん』。
TVシリーズでは『ザ・ブック・オブ・プー』、『プーさんといっしょ』(共にプレイハウス・ディズニー)。
パークでは、『ジュビレーション!』、『ホワイトホリデーパレード』。『エレクトリカルパレード・ドリームライツ』は八代駿版で始まりましたが、その後のクリスマス版及びリニューアル版では亀山さんになっています。
その他キングダム・ハーツなど、この10年間のプーの声は全て亀山さんが担当していました。
なお、歌は竹本敏彰さんが担当しています。

彼がプー声優を務めた10年間のくまのプーさんの歩みを振り返ります。
『ピグレット・ムービー』を遺作に2003年に亡くなった先代プー声優の八代駿さん。
彼の後継となった亀山助清さん最初のプーは『ルーの楽しい春の日』。
当時のプーは2000年『ティガームービー』から続くスピンオフ系長編の劇場公開が続いていた時代、そしてプー大ブームが落ち着いてきた頃でした。
その次の作品となる『ヘファランプ(はじめましてランピー)』で新キャラクターが登場した100エーカーの森。
さらにTVシリーズ『プーさんといっしょ』では3DCGが用いられました。
そんな100エーカーの森が変貌していく中、大人の世界では不思議な動きがありました。
パークを中心に、プーがメディアに出ない。
プー大ブームが落ち着き、スティッチの登場でディズニーキャラクターの勢力が大きく変わってくる中、プーが忽然と姿を消したのです。
講談社公式ガイドブックからエレクトリカルパレードでのプーフロートの部分が削除されたり、ディズニーファンのジュビレーション!パノラマでプー部分だけ上手に隠されていたり。
テレビでもハニーハントなどが紹介されることはありませんでした。
アニメでは姿を変えてしまい、外では見られなくなる。そんな、グッズだけが淡々と発売されていく時代は2009年まで続きました。
2009年、ホワイトホリデーパレードへのプー出演が決まる辺りから急にプーのメディア露出が再開。
さらに2011年に長編が公開されることが決定。しかも2D手描きで原作からいるキャラクターのみ。
失われた5年余りを取り戻すかのように、プーが再び動き出しました。
昔の姿を取り戻しながら、新しい風を100エーカーの森に吹かせる、そんな10年間を支えたのが亀山助清さんでした。

再び吹きだした風はまだまだ止みません。
ディズニージュニアでは新TVシリーズ”Tales of Friendship with Winnie the Pooh”が放送中。日本上陸も期待されています。
パークでも新デイパレード『ハピネス・イズ・ヒア』では「プーさんが見たハチミツだらけの”夢”」ユニットが登場予定。
今後プーの声を誰が務めるのか、直近の『ハピネス・イズ・ヒア』は誰の声になっているのか、まだこれからのことは分かっていません。

しかしこの10年間、森の歴史に刻まれたプーの声は永遠に受け継がれていくことでしょう。
プーの声優を務める方はみなさん本当に素敵な笑顔を見せてくれます。
亀山さんの笑った顔も大好きです。
これまでプーの声を届けてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
心からご冥福をお祈りいたします。

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