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映画「くまのプーさん」 第19報段階まとめ

プー2011新作 第17報段階まとめではアニメーターや声優といった製作者についてまとめましたが、今回はほぼ紹介文です。
「くまのプーさん」 Winnie the Pooh
2011年9月3日全国公開
○アニメーション
映画は3Dで公開というのが当たり前になっている中、プーは2D手描きアニメーションとして”原点回帰”を掲げて35年ぶりのプーディズニークラシックス作品としてスクリーンに帰ってきます。
そんな今作は第2黄金期をつくったアニメーター達が揃い、プー,クリストファー・ロビンは数々のプリンセスを生み出したマーク・ヘン、ラビットはジーニーのエリック・ゴーヅロバーグと豪華な面々(参考:第17報段階まとめ)。
背景もプーらしく水彩画タッチで描かれ、ウォルト制作作品の続編としてウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品にふさわしいものになっています。
このように、伝統にのっとったスタイルで描かれる今作ですが、その中で大きな変更が加えられている箇所があります。それがクリストファー・ロビン。何故そこを変えるのか、それはストーリーと関わってきます。
○ストーリー
「原作から5つの話を使用する」ディズニーでこんなに原作を重んじる作品はないでしょう。
A.A.ミルンが原作を発表したのは1926年。85年経った今でもこの話が使われます。
そんなストーリーを担当するのはバーニー・マティンソン。前作「完全保存版」に携わり、同じイギリスが舞台の「オリビアちゃんの大冒険」や「ミッキーのクリスマスキャロル」で監督を務めたベテランです。
実は未だに一体どの5つの話が使われるのか確実な情報が出ていないのですが、今作のストーリーで注目すべきポイントがあります。それが、今作が「完全保存版の続編」であること。ティガームービーの続編でもヘファランプムービーの続編でもありません。
つまり、完全保存版より後、「クリストファー・ロビンを探せ!」以降の作品を全て無視し、新しいストーリーを組立てていくのです。
その代表例がクリストファー・ロビン。さらにピグレットの家にも新しい設定が見られます。
今作では無視されますが、96年以降のディズニープー長編では友情や勇気、思いやる心といったことを伝えてきました。そして今回のテーマは「さがしもの」。
プーが、イーヨーが、森の仲間達がそれぞれ探しているもの、それは何なのか、それは見つかるのか。
ストーリーは複数の話が組み合わさる形になりますが、どの話も「さがしもの」を見つけるお話です。
○音楽
原作ではかなりの詩の名人で度々詩をよんでいたプーは、45年前アニメ化される際に歌をうたうことになりました。
その曲を担当したのが、イッツ・ア・スモールワールド,メリーポピンズのシャーマン兄弟。
そして今作で曲を担当するのはアベニューQでトニー賞を受賞し、WDWのファインディング・ニモ・ザ・ミュージカルの曲をつくったロバート・ロペス。
主題歌はシャーマン兄弟の「くまのプーさん」で、テラビシアにかける橋,銀河系ヒッチハイクガイド,(500)日のサマーのズーイー・デシャネルが歌います。
 
日本公開は9月3日(土)。このブログでは引き続き随時情報を流していきます
画像はSilly old Bear:tagged:new pooh movie 2011でまとめています。

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